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● 車売却のそもそもの流れが分からない
● どういった売り方が最適か相談したい
● 相続で車を売りたいけど売り方が分からない
● 二重査定や減額について知りたい
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ランドクルーザー200系のリセールバリューが高ければ一度は乗ってみたいという人も多いでしょう。今回は、ランドクルーザー200系のリセールバリューの相場やリセールバリューが決まる要因、ランドクルーザー200系を高く売る方法などについて詳しく解説します。ランドクルーザー200系の購入や売却を検討中の人は参考にしてください。 ランドクルーザー200系のリセールバリューの相場 ランドクルーザー200系のリセールバリューの相場は、圧倒的な高値を維持しています。これは、高いオフロード性能や頑丈な車体は世界的にも認められており、経年や走行距離にそれほど左右されることなく国内外での需要が見込まれるためです。 ただし、昨今の中古車バブルによって高騰し続けていた相場は社会情勢の変化により収まりつつあるため、今後の推移については注視する必要があります。相場の高騰時に購入して数年後に売却すると、車両の残価率が大幅に下がる可能性があるため注意が必要です。 また、ランドクルーザー200系のリセールバリューの相場が高い一因として、パキスタンでの人気の高さが影響しています。ランドクルーザーが最も輸出されているパキスタンでは「製造年から5年以内」という中古車輸入規制があり、それが日本の中古車相場に大きく関係するためです。新車でランドクルーザーを購入するには関税の影響でかなりの高額となるため、船便で1ヶ月程度で輸入できる日本の中古ランドクルーザー200に人気が集中しています。 ランドクルーザー200系を手放すのならば、パキスタンの年式規制が終わる前に売却するのがよいでしょう。それ以前の年式の車両は、走行距離や車両の状態を問わず価値が急落することもあるため注意が必要です。 ランドクルーザー200系のリセールバリューが決まる要因 ランドクルーザー200系のリセールバリューが決まる要因について詳しく解説します。 製造年から5年以内の車両 ランドクルーザー200系は、製造年から5年以内までの車両のリセールバリューが特に高い車です。ランドクルーザー200系が最も輸出されているパキスタンでは中古車を輸入する際に年式規制があり、この規制の範囲内かどうかが日本の相場にも大きく影響を与えています。該当する車両かどうかで査定額が200万円ほど変わることもあるため注意が必要です。 エンジン変更後のモデル ランドクルーザー200系は、2009年のマイナーチェンジ後の新開発1UR-FE型エンジン搭載車が人気です。100系に搭載していた2UZ-FE型の改良版である従来のエンジンと比較すると、吸気側のみだったバルブタイミング制御を排気側にも追加したDUAL VVT-iへと進化させています。最高出力は30ps増加し、同時に燃費性能の向上と6速ATへの変更によりドライビングフィールもよりスムーズになりました。 2009年に追加された最上級グレードのZX系が人気 ランドクルーザー200系は最上級グレードのZX系が人気です。20インチのアルミホイールや電子制御式可変ダンパー、高耐久性のセミアニリン仕上げ本革シートなどを装備したハイエンドモデルといえるでしょう。悪路走破性の高いオフローダーであると同時に、最上級のサルーン仕様が幅広い層から求められています。 ランドクルーザー200系を高く売る方法 続いて、ランドクルーザー200系を高く売る方法について詳しく解説します。 ランドクルーザー200系の買取が得意な業者を選ぶ ランドクルーザー200系の買取が得意な業者を選ぶことで、より高く売れる可能性があります。ランドクルーザー200系は、日本国内だけでなく海外でも非常に人気の高い車です。国内にしか販売ルートを持っていない買取業者では、オークション相場に基づいた査定しかできません。 ランドクルーザーを専門に取り扱う業者であれば詳細査定の経験や売買実績が豊富であるため、高額査定が出やすいといえるでしょう。 足回りを中心としたメンテナンスをこまめに行う ランドクルーザー200系は、足回りを中心としたメンテナンスをこまめに行うことで高く売れる可能性があります。ランドクルーザー200系は、レジャーやオフロードで使用されることが多い車です。走行距離が長くなることによる足回りの劣化や、雪道・海岸沿いを走ることによる塩害への対策をしっかりと行いましょう。 リコール対策済みであること ランドクルーザー200系には、燃料ポンプやエアバッグの動作不良によるリコール対象車両があります。対象車両かどうかの検索はトヨタのホームページ上で車台番号を入力すれば検索できるため、未実施の場合はディーラーで無料の点検修理を受けましょう。不具合が万一発生すると、状態によっては車両の価値を大幅に下げてしまうため注意が必要です。 ランクル200の魅力と歴史 ランドクルーザー200系は、2007〜2021年に販売されたトヨタのSUVです。強靭なラダーフレームによる頑丈さと悪路走破性の高さへの信頼は絶大で、2019年には世界170ヶ国で販売され年間グローバル販売台数は約40万台にのぼります。また、豪華な内外装に加えて、ワイルドさと上品さを兼ね備えた外観デザインは新たなユーザー層も獲得しました。 ランドクルーザー200系は、歴代のランドクルーザーの中でも特に豪華装備といわれており、国内外の富裕層から絶大な支持を得ています。リセールバリューの高さや中古車価格高騰により、投資目的で購入するユーザーも少なくありません。 モータースポーツではダカールラリーでも活躍しています。過去13回に渡って出場し、市販車部門で11回の優勝(9連覇)に輝きました。この輝かしい実績や砂漠地帯でのタフな走りが、中東地域でのランドクルーザー200系の市場価値をさらに高めています。 基本スペック乗車定員........8名(官公庁向けのGXグレードのみ5名)駆動方式........フルタイム4WDエンジン........4.7ℓ V型8気筒DOHC 2UZ-FE型、4.7ℓ V型8気筒DOHC 1UR-FE型(2009年4月以降)
パジェロは1982年に登場した三菱自動車を代表するSUVです。2019年8月に生産終了となった4代目まで数多くのバリエーションが発売されました。今回はパジェロがどのような車であったのか、中古価格はどのように変動していくのかを解説します。パジェロを所有している方や、購入を検討されている方はぜひ参考にしてください。 パジェロとは アルゼンチンの南部に生息する野生の猫の名前を冠したオールラウンドSUVです。初代の発売は1982年に乗用車としても使えるオフロード車として発売されました。ジープの様な荷台はなく、多目的な使用を前提とした車でした。パジェロはパリダカールラリーに度々出場し、総合優勝を飾るなどスポーツ車としてもその名を轟かせました。 初代と2代目のシャーシはラダーフレームでしたが3代目からはモノコックボディにラダーフレームを溶接したビルトインフレームと呼ばれるフレームを採用しました。乗車したときの居住性を良くすると共に、悪路での走破性を重視したサスペンションや動力伝達装置を取り付けられる構造です。 パジェロの価格は下がっていく!? 2021年、パジェロの平均価格は約217万円でしたが、2022年4月には約262万円と45万円も高騰しました。生産終了した車なだけに、どこまで価格が上がるのか気になるところですが、現在以上の値上がりは見込めないと言われています。その理由に関しては、次の項目で詳しく解説します。 パジェロはもう値上がりしないって本当? 所謂「中古車バブル」でパジェロの価格は高騰していました。しかし、そのバブルが崩壊するのも間もなくと言われています。 新型コロナウイルスの蔓延による外出の自粛で、旧車や腕時計、骨董品など、目で見るだけでも楽しめるものにお金をつかう方が増えました。この消費行動の変化が、中古車の価格高騰にも大きな影響を与えたと言われています。しかし、昨今では外出の自粛要請も緩和されて人々の生活は元に戻りつつあり、コロナ禍で価格が高騰したものがどんどん値下がる可能性があります。事実、アメリカの中古車販売大手の「カーバナ(Carvana)」の株価は、新型コロナウイルス流行初期に比べて99%も下落しました。(※2022年12月時点)日本にとっても決して対岸の火事とは言えません。 パジェロの売却をご検討されているのであれば、値下がり前の今がチャンスです。 価格が高くなりやすいパジェロの特徴 現在以上の価格高騰は見込めないとお伝えしましたが、そんな中でもどんな個体が高く評価されやすいのでしょうか。高値がつくパジェロの特徴を紹介します。 こまめにメンテナンスされている パジェロはオフローダーとしての使用環境が通常の乗用車より厳しいため、きちんとしたメンテナンスが必要です。オイル関連ではエンジンオイルだけではなくオートマティックオイル、トランスファーオイル、デフオイルなどもメーカーが推奨する定期交換を行う必要があります。 また、パワーステアリングや発電機を回す補器ベルトも、外見では劣化が見えにくいので定期交換したほうがいいでしょう。ショックアブソーバーも悪路では酷使されるため非常に傷みやすい部品です。 また大型タイヤを装着しているのでステアリング・システムにも大きな負荷がかかりやすいため、年に一度は足回りの点検をおすすめします。 流通数が極めて少ない「特別仕様車のファイナルバージョン」 2019年4月に「ファイナルエディション」を発表しました。本革シート、電動ロングサンルーフ、カーテンエアバッグ、ルーフレール、リヤデフロック、寒冷地仕様などを標準装備したモデルです。700台という生産台数の少なさもあって、高く評価されています。 パワフルなエンジンと迫力のある外観の「パジェロエボリューション」 1997年9月に登場した、二代目パジェロのショートボディに前後ダブルウィッシュボーンを採用したスポーツモデルです。2,500台限定で生産されました。バンパー、大型フェンダー、サイドステップ一体型のボディはタフさとマッシブな印象を与えます。内装はレカロシート、スポークタイプステアリングホイール、カーボン調インパネ、フルオートエアコン、キーレスエントリーシステムを装備しています。ラリーに勝つために作られたモデルで、その走破性の高さから熱い支持を集めています。
SUBARU(旧富士重工)サンバーは、生産終了から10年がたった現在も人気があります。通常、生産終了から期間が経過すればするほどに価値は落ちるものですが、サンバーに関しては取引額が値下がりするどころか高騰が続いています。今回は、サンバーの魅力を紹介するとともに、いつまで高騰が続くのか詳しく解説します。 サンバーとは サンバーとは、1961年に旧富士重工が軽自動車初の四輪駆動車として販売を開始した軽トラックです。当時の軽トラックは二輪駆動が主流で、急こう配での登攀力に優れた車両の登場をユーザーは切望していました。そこで、ユーザーの事情を知った旧富士重工は軽自動車初となる四輪駆動車「サンバー」を開発したのです。 サンバーは急こう配の登攀力に優れた能力を発揮し、一躍人気車種となります。各メーカーもサンバーに続く形で軽四輪駆動車を開発しますが、サンバーは確固たる地位を確立しています。これは、モノコックフレームではなくトラックと同じトラックフレームを採用し、堅牢なボディ剛性を持っているためです。さらに、フロントブレーキはベンチレーテッドディスクブレーキを採用し、放熱性に優れる事から安定した制動力を持続させることができます。 また、静粛性が高い4気筒エンジンを搭載し、さらにリアエンジン方式を採用しているため、運転席の快適性にも優れています。 農業で使って良し、商用で使って良しと、あらゆるシーンで使えるために不動の人気を確立しました。サンバーは6代目で生産が終了し、7代目からはOEMという形でアトレーが実質のサンバーとして販売されています。 サンバーの価格は下がっていく!? 軽トラック市場は高値水準が続いていることが影響し、サンバーの価格も高水準にありました。しかし、今後中古車市場に訪れる変化によって、価格の高騰は見込めないのではないかといわれています。市場がどのように変わるのか、次で詳しく説明します。 サンバーはもう値上がりしない? 所謂「旧車バブル」でサンバーの価格は高騰していました。しかし、そのバブルが崩壊するのも間もなくと言われています。新型コロナウイルスの蔓延による外出の自粛で、旧車や腕時計、骨董品など、目で見るだけでも楽しめるものにお金をつかう方が増えました。この消費行動の変化が、旧車の価格高騰にも大きな影響を与えたと言われています。しかし、昨今では外出の自粛要請も緩和されて人々の生活は元に戻りつつあり、コロナ禍で価格が高騰したものがどんどん値下がる可能性があります。事実、アメリカの中古車販売大手の「カーバナ(Carvana)」の株価は、新型コロナウイルス流行初期に比べて99%も下落しました。(※2022年12月時点)日本にとっても決して対岸の火事とは言えません。今後、サンバーの中古車価格は下降へと向かうことが予想されるでしょう。売却をご検討されているのであれば、値下がり前の今がチャンスです。 価格が高くなりやすいサンバーの特徴 続いて、価格が高くなりやすいサンバーの特徴をご紹介致します。 画像 こまめにメンテナンスされている メインフレームの錆の状況は、価格に大きな影響を及ぼします。フロントフレームは特に融雪剤の影響を受けやすいので、丹念な水洗浄と防錆塗装が必須です。ボディは綺麗でもフレームが錆びていることもあります。 また、足回りのステアリングラックエンドブーツ、ドライブシャフトブーツなどゴム製品の劣化も気になるところです。リヤドライブシャフトは見えにくいのでヒビ割れなど劣化に注意が必要です。 エンジンに関係するメンテナンスは、クランクシャフトオイルシールとヘッドカバーパッキンからのオイル漏れが心配です。冷却系統ではウォーターポンプからの水漏れが気になります。 サーモスタットも重要な部品なので冬場温度が上がらない場合は交換が必要です。排気管も複雑な構造をしており、高年式車両の場合には排気漏れを起こす事が多いので注意が必要です。 そして、どの車両にも共通することですが、リコールがきちんと行われているか確認が必要です。 WRブルーリミテッド 特別仕様車専用のブルーメタリックを施した限定1000台のサンバーです。バン・トラック共に専用シートおよびクリアタイプのターンレンズを装備し、トラックタイプトーンフロントバンパー、クロムメッキを施したホイールナットを採用しました。 バンタイプはエアダム一体型フロントバンパー、ルーフスポイラー、マフラーカッターを装備しています。こちらの車両はかなり希少価値が高く、今後も大きく値下がりすることはないでしょう。 スーパーチャージャー搭載モデル サンバーにはスーパーチャージャー搭載モデルがあります。低速での加速力に秀でたモデルです。こちらもかなり希少価値があり、中古車として販売されている最終生産型では、車両本体価格が約165万円する車両があります。
個性的な軽スポーツカーとして人気があるS660。生産終了のアナウンスに伴い、新車購入希望者が殺到しました。そんなS660の中古車相場が高騰していると感じる人もいるでしょう。今回はS660が高騰しているのか、いつまで値上がりが続くのかを詳しく解説します。価格が高くなりやすいS660の特徴も紹介するので、ぜひ参考にしてください。 S660とは S660とは、2015年3月にホンダが発売した、軽2シーターオープンスポーツカーです。1991年に発売され人気があったビートと同様に、S660は「曲がる楽しさ」を体感できます。小さいながらも安定した走りや、本格スポーツカーのような外観など、軽自動車とは思えない優れた走行性能とデザイン性が高く評価されています。 S660の価格は下がっていく!? S660の生産が2022年3月で終了し、ホンダがEV・FCV路線に方針を切り替えると発表したことから、S660のような車は今後生産されないとユーザーから予想されていました。それに伴ってS660にはプレミア価格がついていましたが、中古車市場の変化によって必ずしも値段が上がっていくといは言い難い状況になりそうです。詳しくは次で説明します。 S660はもう値上がりしない? 所謂「旧車バブル」でS660の価格は高騰していました。しかし、そのバブルが崩壊するのも間もなくと言われています。新型コロナウイルスの蔓延による外出の自粛で、旧車や腕時計、骨董品など、目で見るだけでも楽しめるものにお金をつかう方が増えました。この消費行動の変化が、旧車の価格高騰にも大きな影響を与えたと言われています。しかし、昨今では外出の自粛要請も緩和されて人々の生活は元に戻りつつあり、コロナ禍で価格が高騰したものがどんどん値下がる可能性があります。事実、アメリカの中古車販売大手の「カーバナ(Carvana)」の株価は、新型コロナウイルス流行初期に比べて99%も下落しました。(※2022年12月時点)日本にとっても決して対岸の火事とは言えません。売却をご検討されているのであれば、値下がり前の今がチャンスです。 価格が高くなりやすいS660の特徴 続いて、価格が高くなりやすいS660の特徴を紹介します。 こまめにメンテナンスをしている こまめにメンテナンスをしているS660は、価格が高くなりやすいでしょう。S660のようなスポーツカーは、オイル類やラジエーター液の状態がコンディションに大きな影響を及ぼします。また、S660にはターボエンジンが搭載されているため、特にエンジンオイルのメンテナンスが重要です。 S660 モデューロX S660のモデューロXは、価格が高くなりやすいでしょう。モデューロXは、他のグレードには付かない特別なパーツが取り付けられたカスタマイズカーです。新車価格は300万円で、現在は約400万円台後半まで高騰しています。そのため、S660のモデューロXは、高額売却が期待できるでしょう。 2020年1月のマイナーチェンジ以降の「アルファ」 2020年1月のマイナーチェンジ以降のアルファも価格が高くなりやすいでしょう。マイナーチェンジ以降のアルファには、シートヒーターが付いています。冬のオープン走行にはヒートシーターの需要が高いため、価格が高くなりやすいのです。新車価格が200万円に対して、現在は中古車として約300万円で販売されているケースもあります。
S2000は、1999年4月に登場したホンダのピュアFRスポーツカーです。2009年6月の生産終了までの約9年間で、国内累計2万台、全世界累計11万台以上を販売しました。現在でもホンダのスポーツカーを象徴する1台として高い人気があり、多くの愛好家に親しまれていることから、中古車価格が高騰しています。今回は、ホンダのピュアスポーツカーS2000の概要や中古車事情、価格が高くなりやすいS2000の特徴を解説。売却検討中の方は参考にしてみてください。 S2000とは ホンダ S2000は、1999年4月に販売を開始し、2009年6月まで生産された2シーターのオープンスポーツカーです。ロングノーズ・ショートデッキスタイルのエクステリアデザインに、F1マシンのコックピットを感じさせるインテリアを備えています。ソフトトップルーフは、約6秒で開閉できる電動式です。 特筆すべきは、9,000rpmがレッドゾーンとなる2.0L直列4気筒自然吸気エンジン「F20C型」をボンネットに縦置き搭載していることです。エンジンスペックは、最高出力250PS/8,300rpm(最大回転数9,000rpm)、最大トルク22.2kgm/7,500rpmと1リッターあたり125馬力を発生させる高回転・高出力型。トランスミッションは、6速MTを採用しています。 S2000は、オープンカーでありながらクローズドボディと同等以上の剛性と衝突安全性を実現した「ハイXボーンフレーム」が大きな特徴です。ハイXボーンフレームは、ボディ中央部のフロアトンネルをメインフレームの一部として活用し、フロアトンネルを前後のサイドメンバーと同じ高さで水平につなぐX字型の新構造となっています。 ボディサイズは、全長4,135mm、全幅1,750mm、全高1,285mm、ホイールベース2,400mm。前後重量配分は、50:50です。 S2000の歴史 2000年7月には「type V」を発売しました。S2000 type Vは、世界初のステアリング機構となる「VGS」を搭載していることが特徴です。「VGS(Variable Gear ratio Steering)」とは、車速応動可変ギアレシオステアリングのことで、低・中速でハイギアレシオになりクイックなハンドリングを実現する機構となっています。シャシーは、ダンパーおよびスタビライザーのセッティングをコーナリング時の車体内側のリフトを抑える方向性へ調整しました。また、トルクセンシングタイプのLSDの駆動力配分比率を専用セッティングすることで、ハンドリングのレスポンスを高めています。 2001年9月には、スタビリティを高めるために、サスペンションを熟成させました。あわせて、タイマー付き熱線入りガラスのリアウインドウ、アルミ/本革巻コンビシフトノブ、アルミフットレスト、ロック付センターコンソールボックス、可倒式ウインドディフレクター、サイドドアネットを標準装備しています。 2002年10月に特別仕様車「ジオーレ」を設定しました。エクステリアの専用色は、ダークカーディナルレッド・パールとローヤルネイビーブルー・パールで、いずれにもボンネットからリアフェンダーにかけてゴールドのピンストライプが入っています。ドアミラーはクロームメッキ仕上げで、ゴールドのBBSの鍛造アルミホイールを装着。インテリアは上質なキルティング加工が施された専用タン色の本革シート、ドアライニングパッド、センターコンソールを採用しています。なお、ジオーレとは「喜ぶ・楽しむ」を意味するイタリア語です。 2003年10月には、ホイールのサイズアップや各部の剛性アップをしました。タイヤは、前輪(215/45R17 87W)・後輪(245/40R17 91W)の前後異幅タイヤを採用し、ホイールが従来の16インチから17インチへと大径化しています。また、フロントとリアのサイドフレーム間をつなぐパフォーマンスロッドの追加、結合部の強化によりボディ剛性を高めました。サスペンションは、リアのアッパーアームのブッシュ容量をアップし、新設計のスプリング・ダンパー・スタビライザーを装備しました。デザインは、ホイールの17インチ化にともないアルミホイールの新デザインへ刷新、ヘッドライトとリアコンビランプ、前後バンパーのデザインも変更しています。インテリアは、センターコンソール、オーディオリッド、メーターのデザインなどを一新しました。 2005年11月には、エンジンの排気量が2.0Lから2.2Lになるという大きな変更が実施され、型式が従来の「AP1」から「AP2」となりました。エンジンは、従来の9,000rpmがレッドゾーンの2.0Lエンジンから、8,000rpmがレッドゾーンとなる2.2L「F22C型」を搭載。エンジンスペックは、最高出力242PS/7,800rpm、最大トルク22.5kgm/6,500~7,500rpmとなり、ゴールドのエンジンヘッドカバーが装備されています。 2.2Lエンジンは、最大回転数が低くなったものの、低・中回転域から力強いトルクを発生する特性により、日常使いでも運転しやすくなりました。また、自然なアクセルフィールを実現する電子制御スロットルDBW(ドライブ・バイ・ワイヤ)を採用しているのもトピックです。デザインは、アルミホイール、ステアリングホイール、センターコンソールなどを変更。また、シート形状も変更され、メーターに外気温の表示の追加やブラウンのインテリアカラーも追加しています。 2007年10月には、VSAを全タイプに標準装備し、「TYPE S」を追加。VSAとは、Vehicle Stability Assistの略で、ABS・トラクションコントロール・横滑り制御を組み合わせた総合車両制御システムです。VSAの採用によりS2000は、VSAにより安心感が高いスポーツモデルとなりました。また、空力性能で操る喜びを高めた「TYPE S」を追加しています。 S2000 TYPE Sは、空力を利用して車体のリフトを抑え、タイヤの接地圧を高めて前後のグリップバランスを最適化し、フロントの回頭性を高めるシャープなセッティングをしたグレードです。TYPE Sには、専用のブラック&イエローのファブリックシートや球形のアルミシフトノブを採用しているのが特徴となっています。 その後S2000は、2009年6月に生産を終了しました。 S2000の価格は下がっていく!? S2000は、ある程度走行距離の長い個体でも200万円前後の価格で販売されていました。走行距離が短く、外装・内装の状態が良い車両だと、500万円以上も珍しくなかったようです。スポーツカーであるため「価格が下がる」と言い切れない部分もありますが、中古車市場そのものが大きな変化を迎えようとしています。次で詳しく説明します。 S2000はもう値上がりしない? 所謂「旧車バブル」で中古車の価格は高騰していました。しかし、そのバブルが崩壊するのも間もなくと言われています。新型コロナウイルスの蔓延による外出の自粛で、旧車や腕時計、骨董品など、目で見るだけでも楽しめるものにお金をつかう方が増えました。この消費行動の変化が、旧車の価格高騰にも大きな影響を与えたと言われています。しかし、昨今では外出の自粛要請も緩和されて人々の生活は元に戻りつつあり、コロナ禍で価格が高騰したものがどんどん値下がる可能性があります。事実、アメリカの中古車販売大手の「カーバナ(Carvana)」の株価は、新型コロナウイルス流行初期に比べて99%も下落しました。(※2022年12月時点)日本にとっても決して対岸の火事とは言えないでしょう。おクルマの売却をご検討されているのであれば、値下がり前の今がチャンスです。 価格が高くなりやすいS2000の特徴 価格が高くなりやすいS2000は、メンテナンスが行き届いている車両です。S2000には、大きく分けると2.0Lモデルと2.2Lモデルがあり、それぞれのモデルに根強いファンがいるため、どちらのエンジンでも高値で取引されています。ここからは、高値になりやすいS2000について詳しく解説します。 こまめにメンテナンスをしている S2000は、内装や外装の手入れはもちろん、高回転・高出力のエンジンのハイパフォーマンスを発揮できるよう、コンディションを維持しておくと、高額査定となりやすいでしょう。 2.2L前期モデル(AP2 100系) 2.2L前期モデル(AP2 100系)は、2005年11月~2007年10月まで販売されたS2000です。外装や内装、エンジンなど機械系の状態が良ければ、500万円以上の価格になることもあります。また、ワンオーナー車や走行距離が短い車両については、さらに高値になるでしょう。 S2000 2.0L中期モデル 2.0L中期モデルは、2001年9月〜2003年10月まで販売されたS2000です。見た目の大きな変化はないものの、走行性能や質感を向上しています。基本性能を高めたS2000 2.0L中期モデルは、流通台数が少ないため、希少価値が高く、高値で取引されているケースが多いです。車両の状態が良ければ、400万円以上になることもあるでしょう。 S2000 2.0L後期モデル 2.0L後期モデルは、2003年10月〜2005年11月まで販売されていたS2000です。走行性能やホイールのサイズアップ、外装や内装のデザイン変更が行われ、2.0Lエンジンを搭載する最後のモデルであるため、非常に人気が高いです。車両のコンディションが良好であれば、500万円以上になることもあるでしょう。
クラシックカーとして人気がある240Zを高く売却するには、中古車市場の動向とリセールバリューを把握する必要があります。 本記事では、240Zのリセールバリューの最新動向と高値で売却するためのコツを解説します。売却に向けての不安や疑問を解消し、大切に乗ってきた240Zを少しでも高く手放したいという方は、ぜひ本記事をご覧ください。 240Zのリセールバリューの動向 240Zのリセールバリューは、希少価値の高さから近年上昇傾向にあります。中古車市場では、800万円を超える高額な取引事例や、ASK(オークション開始価格の提示なし)という車輌も見受けられるようになりました。ただし、実際の買取額は車輌の状態によって大きく異なります。 エンジンやトランスミッションなどに不具合がなく、外装や内装が良好な状態であれば、高価買取になる可能性が高くなります。一方で、修復歴があったり、大きな傷や汚れがあったりする場合は、買取額が減額されるでしょう。売却を検討する際は、丁寧なメンテナンスの継続が重要です。 240Zの歴史や魅力 240Zは、日産が1969年に発売したスポーツカー「フェアレディZ」の初代モデルのグレードの1つです。フェアレディZシリーズは現在まで50年以上にわたって製造・販売が続くロングセラーモデルとなっています。 240Zの魅力は、何といってもそのスタイリングです。ロングノーズ・ショートデッキというプロポーションは、今なおクラシックカーとして高い人気を誇ります。流麗なボディラインは、スポーツカーらしい躍動感を表現しており、時代を経ても色褪せることのないデザインです。 また、240Zは日産の歴史においても重要な位置づけにあります。北米市場ではダットサンブランドで販売され、日産車の知名度向上に大きく貢献しました。ダットサンの名を世界に知らしめるとともに、半世紀近くにわたって愛され続けてきた名車であり、日本の自動車史に輝かしい足跡を残した1台といえます。 240Zを高く売るポイント 240Zを高く売るためのポイントは主に2つあります。 エンジンやトランスミッションなどに不具合がないようメンテナンスしておく 240Zは1971年に登場した旧車のため、エンジンやトランスミッションなどのトラブルが起きやすいといえます。クルマの価値に大きく影響する部品の不具合は買取額を大きく下げる要因であるため、定期的なメンテナンスが不可欠です。 オイル交換や消耗品の交換などを欠かさずに行って、異音や振動などの異常がないかをチェックすることが大切です。また、長期間乗らない場合でもエンジンをかけるなどして、良好な状態を維持しましょう。 外装や内装をキレイな状態に維持しておく 車輌の外装や内装をキレイに保つことは、高く売るための基本であり重要なポイントです。傷やへこみ、錆びなどは、買取査定における減点対象です。 普段から丁寧に扱うことを心がけて、傷や汚れを防ぎましょう。万一、傷がついてしまった場合は、早めに修復するのが賢明です。内装も、シートの破れやダッシュボードのヒビ割れなどがないようにコンディショナー・クリーナーでの手入れが欠かせません。 240Zは希少価値の高い車輌のため、外装や内装が美しい状態であれば、かなりの高額での買取が期待できます。売却時に後悔することのないよう、普段から細やかなケアを心がけましょう。 240Zを高価買取できる業者の特徴 240Zを高価買取してくれる業者には、主に2つの特徴があります。査定を依頼する際も参考にしてみてください。 二重査定をしない 二重査定とは、クルマを買取った後に見えない故障や事故歴を理由に減額する行為です。たとえば、契約後に「想定よりも状態が悪かった」といわれ、最終的な買取金額が当初の提示額よりも少なくなるケースが挙げられます。 査定金額が適正かつ、契約後に減額しない業者を選ぶことが重要です。 240Zの買取実績がある 240Zは希少車のため、買取実績のない業者では、適正な評価が難しいといえます。車輌の状態や相場を熟知していないと、査定金額が低くなる可能性があるためです。 240Zを高く売るためには、同車種を買取した実績をもつ業者を選びましょう。市場に出回る数は多くない車輌ですが、買取事例がある業者であれば、状態を的確に判断し、適正な査定金額の提示に期待できます。 高価買取を実現するには、上記のような特徴をもつ業者の見極めが大切です。二重査定をせず、240Zの買取実績をもつ業者を選びましょう。 240Zの売却なら旧車王がおすすめ 240Zの売却を検討する際は、旧車買取専門店の「旧車王」がおすすめです。旧車王は、消費者保護の基準を遵守しているJPUC適正買取店に認定されており、安心してご利用いただけます。 旧車王の大きな特徴は、二重査定がない点です。旧車専門店としての実績と知識により、240Zの適正な査定額を提示します。 査定から売却までの手続きはすべて無料で、費用負担は一切ありません。書類の準備なども旧車王のスタッフがサポートするため、スムーズに売却手続きを進められます。 また、旧車王なら最短当日で全国無料出張査定に対応可能です。自宅にいながら査定を受けられるため、遠方での売却でも、旧車王が責任を持って対応します。売却を検討する際はぜひ一度ご相談ください。
2024年は、ランサーエボリューションⅥ(ランエボⅥ)が25年ルール解禁を迎える年です。解禁されて中古車の価格が変わるかどうか、気になっている方も多いでしょう。実は、2024年はほかにも注目のモデルが25年ルール解禁を控えています。 今回は、ランエボⅥが25年ルール解禁により値上がりする可能性について解説します。25年ルールの概要から、解禁を控えたモデルまでお伝えするため、今後の動向を把握する際に役立ててください。 2024年1月にランエボⅥが25年ルール解禁! 2024年1月、ランエボⅥが、アメリカの自動車輸入に関する規制緩和「25年ルール」に基づき、輸入が解禁されました。日本仕様車しかないモデルのファンにとって待望の瞬間となったでしょう。 ランエボは、Ⅷからアメリカ市場に導入され、それ以前のモデルは右ハンドル車の解禁を待つしかありませんでした。そのようなモデルはJDM(Japanese Domestic Market)と呼ばれ、多くのファンから支持されています。 なかでもランエボⅥは、高い走行性能と歴代モデルを踏襲しつつ洗練されたデザインで、人気のモデルです。今回ランエボⅥが解禁されたことをきっかけに、ライバル車にも人気に火がつき、市場がより盛り上がりをみせると予想されます。 そもそも25年ルールとは? 25年ルールとは、アメリカ合衆国の輸入規制に関する規定のことです。本ルールにより、製造から25年が経過した海外の自動車はアメリカへの輸入が許可され、安全基準や排ガスなどの環境規制の適用が免除されます。 25年ルールについてより詳しく知りたい方は、以下の記事で解説しているためぜひご覧ください。 ■アメリカ「25年ルール」とは?名車の中古相場が急騰するしくみ 25年ルール解禁でランエボⅥは値上がりする? 25年ルールが解禁され、ランエボⅥの値上がりが予想されます。25年ルールにより解禁された人気の高いJDMモデルは、アメリカ市場での需要の高まりを受けて、価格が上昇する傾向にあります。 ランエボⅥは、運動性能とデザインの面で高く評価されているモデルであり、今回の25年ルール解禁によって、日本国内の市場にも影響が出る可能性は十分に考えられます。しかし、価格の上昇は複数の要因に左右され、必ずしも高騰するとは限りません。たとえば、解禁される台数や、車輌の状態、ライバル車の動向などが影響を与えます。 さらに、経済全体の状況やコレクターのトレンドの変化も価格に影響を及ぼす可能性があります。とはいえ、世界ラリー選手権(WRC)という大きな舞台で活躍したランエボⅥは、投資やコレクションの観点から魅力的な選択肢になり得ます。状態がよく、車本来の性能を保ったランエボⅥは、価格が上昇する可能性は高いでしょう。 25年ルールが解禁されたランエボⅥの魅力 ランエボⅥは、“ランエボ第2世代”の集大成であり、WRCで最も活躍したモデルです。 高い走行性能を象徴するような力強いデザインで、大きなフロントエアダムやリアスポイラーなどが特徴です。内装には、レカロ製のスポーツシートやMOMO製のステアリングホイールなど、運転する楽しさを追求した装備が満載です。25年ルールの解禁は、ランエボⅥの魅力が再評価される機会となるでしょう。 ランエボⅥ以外で2024年に25年ルールが解禁される車種一覧 2024年はランエボⅥだけでなく、ほかにも多くの魅力的な日本車が25年ルール解禁を迎えます。具体的な車種名と解禁される月は以下のとおりです。 ・日産 スカイラインGT-R R34:2024年1月・日産 シルビアS15:2024年1月・ホンダ S2000:2024年4月・トヨタ レジアスエース H100系:2024年7月・トヨタ クラウン 17系:2024年9月 スカイラインGT-R R34は、日本車のアイコンとして広く知られている1台です。特に映画「ワイルド・スピード」シリーズに登場し、国際的な知名度は抜群です。 シルビアS15はスタイリッシュな外観なうえにドリフトが楽しめるため、スポーツファンからの人気が高いモデルです。 S2000は、ホンダを代表するオープントップのスポーツカー。バランスの取れたハンドリングと高回転型エンジンで、ドライビングの楽しさが評価されている1台です。 レジアスエースH100系は、商用車でありながら独特なスタイルと実用性の高さで、キャンピングカーのベース車輌として人気があります。 クラウン17系は、いわずと知れたトヨタのフラッグシップセダンです。上質な乗り味とブランドの信頼性で、多くのファンを抱えています。 ランエボⅥを含めた魅力的なモデルが25年ルール解禁を迎え、中古車市場の動向が変化する可能性は高いといえます。 まとめ 2024年の25年ルール解禁は、ランエボⅥをはじめとする数々の日本車がアメリカの地で再び輝きを放つ年となります。なかでも、ランエボⅥは世界的人気のモデルのため、25年ルール解禁をきっかけに国内市場の価格にも影響をもたらすかもしれません。ランエボⅥを狙っている方は、今後の動向に注目しましょう。
日産のスポーツカーとして今でも高い人気を誇るシルビアS15。2024年1月にアメリカ25年ルールの対象となりました。今回は、アメリカ25年ルールとは何なのか、シルビアS15の概要や値上がり予測などを含めて解説します。 2024年1月にシルビアS15が25年ルール解禁! 2024年1月に日産のスポーツカーとして高い人気を誇るS15シルビアの製造開始から25年が経過し、アメリカ25年ルールの対象となりました。そもそも、アメリカ25年ルールとは何なのでしょうか。まずはその詳細から解説します。 そもそも25年ルールとは? アメリカにおいて、輸入車に関連する法律の例外として定められているのが「25年ルール」です。 アメリカでは、原則として右ハンドルの車を輸入できません。しかし、製造から25年が経過したクルマの場合、クラシックカーとして登録が認められ、右ハンドル車を輸入できるようになります。これが「25年ルール」と呼ばれるものです。 2000年以降、日本の名車と言われるクルマや日本車全盛期に製造されたクルマが次々と25年を迎え、中古車市場に巨大な自動車マーケットをもつアメリカが参入。従来は、日本国内とアメリカ以外の国・地域が対象でしたが、そこにアメリカが加わることにより中古車市場が活性化しました。 アメリカ25年ルールに伴い中古車市場が広がることで、製造から25年が経過した車の価格が高騰したり、値上がりしたりする場合があります。 25年ルールについては、以下でも詳しく解説しています。■アメリカ「25年ルール」とは?名車の中古相場が急騰するしくみ 25年ルール解禁でシルビアS15は値上がりする? アメリカ25年ルールに伴って、日産のコンパクトスポーツカー S15シルビアは値上がりする可能性があるでしょう。 ただし、必ず値上がりすると断言はできません。しかし、アメリカにおける日本車の人気や信頼性、スポーツカー人気などにより、これまで以上にS15シルビア人気が高くなり、値上がりする可能性があるといえます。 25年ルール解禁間近のシルビアS15の魅力 シルビアS15は、「見て、乗って、走って、エモーションを感じる軽快コンパクトなスポーティクーペ」をコンセプトに開発された2ドアクーペです。 スピード感と軽快な走りを感じさせるエクステリア、FRの走りを表現した踏ん張り感のあるリヤフェンダー、タコメーターをメーターパネルの中央に配置しドアを開けた瞬間にスポーツマインドをかきたてるインテリアなどが特徴となっています。 エンジンは、250psを発生させる2.0L直列4気筒インタークーラーターボエンジン(SR20DET)と自然吸気の2.0L直列4気筒エンジン(SR20DE)の2種類をラインナップ。S15シルビアは、5ナンバーサイズのコンパクトなFRスポーツクーペとして、現在でも高い人気を誇るスポーツカーです。 シルビアS15以外で2024年に25年ルールが解禁される車種一覧 ここまで、シルビアS15がアメリカ25年ルールの解禁対象となることについて述べてきましたが、2024年に25年を迎える車は他にもあります。以下が2024年に25年を迎えるクルマの一部です。 ・日産 スカイライン R34 GT-R R34:2024年1月・三菱 ランサーエボリューションVI:2024年1月・ホンダ S2000:2024年4月・トヨタ レジアスエース H100系:2024年7月・トヨタ クラウン17系:2024年9月 このように今でも人気が高い名車が続々と25年を迎えています。 まとめ シルビアS15は、日産のコンパクトFRスポーツカーとして生産が終了した今でも高い人気を誇るモデルです。日本国内でも人気のシルビアS15は、製造開始から25年が経過し、アメリカ25年ルールの解禁対象となり、中古車市場が大きく動くことが予想されます。そのため、このタイミングで売却を検討している方も多いのではないでしょうか。25年も前に誕生したクルマの価値を見極めるには、専門知識と経験が不可欠です。手放す際には、旧車を専門に扱う買取業者へのご相談をおすすめします。
トヨタ ハイエースは、日本のみならず世界中で信頼される、人気のワンボックスカーです。そんなハイエースは、中古車価格が高騰し値段が下がりにくい状態が続いていました。しかし、中古車市場の変化によりさらなる値上がりは期待できないと言われています。 今回は、ハイエースのモデル概要や中古車市場の動向について解説します。ハイエースの売却を検討するときの参考にしてみてください。 ハイエースとは トヨタ ハイエースは1967年に登場し、日本をはじめアジア、中近東、オセアニア、アフリカ、中南米など世界中の国々で使用され、高い信頼性と広い室内や優れた使い勝手が高く評価されるワンボックスタイプのバンです。 2004年には200系4代目となり、広い室内と高い衝突安全性能を確保し、豊富なボディバリエーションや快適性・利便性を高める機能や装備などが採用されました。 2007年のマイナーチェンジ(2型)では、ディーゼルエンジン車に可変ノズル式ターボチャージャーを装備した高性能3.0L直噴ディーゼルターボエンジン(1KD-FTV型)を搭載し、さらに粒子状物質(PM)を浄化するDPR(Diesel Particulate active Reduction system)触媒を新たに採用しました。その結果、環境性能と動力性能を高次元で両立させることに成功しました。同時に、「平成17年(新長期)排出ガス規制」に対応できたのです。 2012年の一部改良では、盗難防止システムであるエンジンイモビライザーシステムが全車に標準装備となっています。 2013年のマイナーチェンジ(3型)では、フロントバンパーやグリル、ヘッドランプ、リヤコンビネーションランプなどの意匠を変更。また、一部グレードにガラスアンテナが採用されました。さらに、LEDヘッドランプ(ロービーム)や鋭角的なラインのアルミホイールを全車にオプション設定しています。 2017年の一部改良では、衝突回避支援パッケージ「Toyota Safety Sense P(後のToyota Safety Sense)」を標準装備し、安全性を向上。また、ディーゼル車は、2.8Lクリーンディーゼルエンジンの「1GD-FTV型」に変更し、6速ATを組み合わせたことで、従来型よりも燃費性能が向上しています。 2020年の一部改良では、車両後方のカメラ映像を映し出すデジタルインナーミラーが全車オプションとなり、車両を上から見たような映像をナビ画面へ表示するパノラミックビューモニターがAT車のオプションとして設定されました。また、オプティトロンメーターに4.2インチTFTカラーのマルチインフォメーションディスプレイを採用。視認性や利便性を向上させました。 2022年には、パーキングサポートブレーキ(前後方静止物)を標準装備し、安全性能を高めています。 ハイエースは、これまでにマイナーチェンジや改良を繰り返しており、現代においても高い人気を誇ります。 ハイエースの価格はどう変動する? 日本のみならず世界各国で絶大な信頼と人気を誇るハイエースは「どれだけボロボロになっても値段がつく」とまで言われていました。中古車市場で高値で取引されている車両が多くみられましたが、今後のさらなる値上がりは期待できないでしょう。詳しい理由は、この後説明します。 ハイエースはもう値上がりしない? 所謂「旧車バブル」でハイエースの価格は高騰していました。しかし、そのバブルが崩壊するのも間もなくと言われています。新型コロナウイルスの蔓延による外出の自粛で、旧車や腕時計、骨董品など、目で見るだけでも楽しめるものにお金をつかう方が増えました。この消費行動の変化が、旧車の価格高騰にも大きな影響を与えたと言われています。しかし、昨今では外出の自粛要請も緩和されて人々の生活は元に戻りつつあり、コロナ禍で価格が高騰したものがどんどん値下がる可能性があります。事実、アメリカの中古車販売大手の「カーバナ(Carvana)」の株価は、新型コロナウイルス流行初期に比べて99%も下落しました。(※2022年12月時点)日本にとっても決して対岸の火事とは言えません。ハイエースの売却をご検討されているのであれば、値下がり前の今がチャンスです。 価格が高くなりやすいハイエースの特徴 さらなる価格高騰は期待できないとお伝えしましたが、そんな中でもどんな車両に高値がつくのでしょうか。価格が高くなりやすいハイエースの特徴を紹介します。 こまめにメンテナンスをしている こまめにメンテナンスしているハイエースは、売却するときの価格が高くなりやすいです。また、外装や内装の装備が充実しているハイエースは、売却するときに高く評価される傾向にあります。 さらに、エンジンやトランスミッションなどの機械系の手入れがされ、いつでも不具合なく動かせる状態になっていると高評価されやすいです。 加えて、カスタマイズされているハイエースであってもメンテナンスが行き届いていれば価値が高まります。 内装と外装が魅力的な「ハイエースバン200系4型」 ハイエースバン200系4型は、スタイリッシュになったスタイリングや利便性を高める装備が充実していることから、高い価格になりやすいです。 ハイエース200系は、2013年のマイナーチェンジで4型になりました。 外装では、フロントバンパーとグリル、ヘッドランプ、リヤコンビネーションランプなどの意匠を変更しています。また、一部グレードにガラスアンテナを採用しました。さらに、LEDヘッドランプ(ロービーム)や鋭角的なラインのアルミホイールなどをオプション設定しています。 内装は、エアコンのボタンやダイヤルなど、センタークラスターパネルの意匠を変更。平均燃費や外気温度などの情報を表示するマルチインフォメーションディスプレイを全車に標準装備しています。 ハイエースバン200系4型は、外装・内装のデサイン変更によりスタイリッシュなスタイリングになり、充実した装備によって利便性がよくなったことが評価され、中古車市場で価格が高くなりやすいと言えるでしょう。 ディーゼルエンジンが大幅改良された「ハイエースバン200系2型」以降 ハイエースバン200系2型以降のディーゼルエンジン搭載モデルは、環境性能と動力性能を両立させていることから高く評価されています。 ハイエース200系は、2007年のマイナーチェンジで環境性能と動力性能を両立したディーゼルターボエンジン(1KD-FTV型)を搭載。2017年には2.8Lクリーンディーゼルエンジン(1GD-FTV型)を搭載し、6速ATを組み合わせたことで、従来よりも燃費性能を向上させました。 ディーゼルエンジンは、トルクが太く、重量がある時でも力強い走りをすることが特徴です。ハイエースは、多くの荷物を載せたり、キャンピングカーに架装したりする場合があるため、パワフルなディーゼルエンジンの方が高い評価になることがあります。 ハイエースを売るなら実績・知識豊富な業者へ 使い勝手のよいバンとして世界で広く愛されているハイエース。1967年の発売開始から、たくさんのモデルがリリースされました。それぞれに特徴が異なり、市場価値にも差があります。 売却を検討する際には、モデルごとの価値の違いをしっかりと理解している業者を選びましょう。どんな歴史をもち、それぞれどういった部分が長年愛されているのかを知っている買取業者であれば高額買取に期待できます。ハイエースはもちろん、さまざまな車、特に古いクルマに特化したサービスに査定を依頼するのがおすすめです。
日産のみならず日本が世界に誇るスポーツカー“スカイラインGT-R”。その歴史の最後を締めくくることになったモデルが、R34型スカイラインGT-Rです。今回はそんな伝説的な存在でもあるR34型スカイラインGT-Rを振り返りつつ、最低1000万円以上と言われる脅威の中古車相場の秘密について解説していきます。 歴代最後の「スカイラインGT-R」R34 GT-R 通算10代目となるスカイライン(R34)が登場した1998年5月から8か月遅れとなる1999年1月、R34スカイラインGT-Rは誕生します。2007年に新たなGT-Rが誕生しますが、このR34型がスカイラインの名を持つ最後のGT-Rです。 ややグランツーリスモよりの大柄だった先代R33型から一転、全長75mm、ホイールベースで55mmサイズダウン。前後重量配分が改善したこともあり、コーナリング性能の向上が図られています。 最高出力280馬力、最大トルク40.0kg・mを発生するRB26DETTエンジンや、電子制御4駆のアテーサE-TSを継承しつつ、シリーズ初となるゲドラグ社と共同開発した6速MTを搭載。さらに、R34スカイラインGT-Rを語る上で忘れてはいけないのが、上級グレードであるVスペックに装備されていたアドバンスドエアロボディです。レーシングカーに採用されるような大型ディフューザーを前後に装備し、ボディ下面の空気の流速を高めることでダウンフォースを発生。当時の国産市販車としては、究極の空力パーツを装着していました。 ノーマルグレード以外に、走りを重視したVスペック系のほか、乗り心地を重視したMスペック。そのほか、N1耐久レース参戦用ベースモデルであるN1や限定モデルのNür(ニュル)などが存在します。 R34 GT-Rの中古車価格は新車価格3倍~4倍! タイトルにもあるとおり、R34スカイラインGT-Rの中古車相場は、異常と言っても過言ではない状態が続いています。原稿執筆時(2020年10月)の、大手中古車検索サイトに掲載された価格情報は、最安モデルで車両本体価格980万円!状態は走行距離約10万kmで修復歴ありのノーマルグレード、さらにメーター交換歴あり(走行不明ではない)という、通常ではほとんど商品価値がない状態です。しかし、これほどの価格が付いているというのは、ただただ驚かされます。 需要が需要を呼ぶ特殊な中古車価格 R32スカイラインGT-Rの中古車相場が高騰している理由の一つが、“アメリカの25年ルール”が大きく関係しているといわれています。ですが、1999年から2002年まで販売されていたR34スカイラインGT-Rまだ関係のない話です。ではなぜ高騰しているのかと言えば、「需要が需要を呼んでいる」ということが考えられます。 先述したアメリカの25年ルールによって、80年代後半から90年代前半に販売された国産スポーツカーの価格は急騰しました。その記憶があるからこそ、R34スカイラインGT-Rの初期モデルが25年を迎える2024年以降、間違いなく高騰することは誰にでもわかります。つまり「必ず高くなるから買うなら今のうちに買っとけ!」という心理が働いた結果需要が増え、数年前よりR34スカイラインGT-Rの価格、毎年のように相場は上昇し続けているのです。 R34 GT-Rの中古車を買うなら相応の覚悟を! そんな今やスーパーカー並みの価格帯になっているR34スカイラインGT-Rですが、それでも欲しい!というのであれば、一般的な中古車とは違う相応の覚悟が必要でしょう。 どういうことかと言えば、車の性格上、どうしても走りを楽しんでいた個体が多く、修復歴車の比率も決して低いとは言えません。そのため、必然的に修復歴のない個体の価値は上昇することということにもつながります。 ということは、価格が比較的安い修復歴ありの車両(といっても1000万円)を買うか、修復歴のない高価な車両を狙うしかなく、どちらを選んだにしても、欧州のスーパーカーを購入するような覚悟が必要なのです。 もはや財産!国産中古車では異例のリセールバリュー ここまで読んでいただいた奇特な方であればお分かりのように、R34スカイラインGT-Rのリセールバリューは、一般的な尺度が全く通用しません。当時もっともベーシックなグレードの新車価格は約550万円で、上記でご紹介した修復歴ありの個体の価格は980万円。修復歴なしの2001年式 VスペックIIの無改造車の中古車価格はなんと2500万円で、新車価格632万円のおよそ4倍です。 限定モデルでもない国産車で、これほど価格が高騰している車種はR34スカイラインGT-R以外にありません。これから一大決心をして購入を考えている方は、販売価格はもちろんのこと、品質管理をしっかり行える中古車販売店から購入しましょう。 そして、これからR34スカイラインGT-Rの売却を考えているなら、タイミングによって大きく売却価格が変化する可能性があります。売り時を見極めつつ、しっかりと相場と価値を見極められる旧車専門店に相談しましょう。 [ライター/増田真吾]