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ポルシェのボクスターの売却を検討している方の中には、リセールバリューについて気にしている方もいるでしょう。ボクスターは、ポルシェのブランド力により年式を問わず根強いファンがいるため、リセールバリューが高い傾向にあります。 ボクスターの状態や年式次第では、1,000万円程度で売却できる可能性もゼロではありません。この記事では、ポルシェのボクスターの買取相場や、リセールバリューなどについて紹介します。 ポルシェ ボクスターとは ポルシェのボクスターは、2シーターのオープンスポーツカーです。 ミッドシップエンジンレイアウトを採用しており、優れたハンドリング性能と走行性能を実現しています。ミッドシップエンジンレイアウトとは、エンジンを車輌中央に配置し、バランスを保ちやすいようにする方法のことです。 ボクスターは、エントリーモデルとして位置付けられているものの、911シリーズと多くの部品を共有しています。そのため、ポルシェらしいスポーティーさをもつモデルでありながら、ポルシェの他のモデルよりも手の届きやすい価格で購入できました。 ポルシェ特有のデザインを継承しつつ、独特な魅力を放つスタイリングに仕上がっている点もボクスターの特徴です。特に、リア周りのデザインからはポルシェらしさを強く感じられます。 また、ボスクターは登場から現在まで、下記のようにモデルチェンジが行われています。 ・初代 986型:1996年〜2004年・2代目 987型:2004年〜2012年・3代目 981型:2012年〜2016年 987型の後期モデルでは、従来のティプトロニックSに代わり、新しいデュアルクラッチトランスミッションが採用されたため、スムーズで快適なシフトチェンジが可能になりました。なお、2016年に登場した4代目からは「718 ボクスター」に名前が変更されているため、「ボクスター」として販売されていたのは3代目までです。 ポルシェらしい性能とデザインを手頃な価格で提供したことにより、ボクスターは多くのファンに支持されています。 ポルシェ ボクスターの買取相場 ボクスターの買取相場は、世代によって異なります。初代の986型は年数の経過により厳しい状況が続いているものの、2代目の987型と3代目の981型は高値で売却できるでしょう。 ここでは、世代ごとにボクスターの買取相場を紹介します(2024年9月時点)。 986型 986型の買取相場は、5万〜200万円程度です。中でも「S 550スパイダーエディション 6MT(後期)」は100万〜250万円と、より高値がつく傾向にあります。 S 550スパイダーエディションは、ポルシェの歴史的なモデル「550スパイダー」のデビュー50周年を記念して、2003年に登場した限定モデルです。エンジン出力の向上に加えて、内外装に専用装備が採用されています。 また、サスペンションはよりスポーティーに設計されており、通常より径が拡大された「ドリルド・ホールディスク」も装備されています。さらに、ノーマルより1インチアップした「18インチタイヤ&ホイール」も装備されているため、よりスポーティーな走行を楽しむことが可能です。 987型 987型の買取相場は、5万〜700万円程度です。中でも「987 ボクスタースパイダー 6MT(後期)」が最も高く、買取相場は400万〜950万円程度です。 987 ボクスタースパイダー 6MT(後期)は、車輌を軽量化することで走行性能やハンドリング性能が高められました。乗った瞬間に軽さを実感できる、ポルシェの傑作車として後世に残るモデルです。 981型 981型の買取相場は、120万〜900万円程度です。中でも「981 ボクスタースパイダー 6MT」は、500万〜1,200万円程度と、ほかのグレードより高く評価されています。 981 ボクスタースパイダー 6MTは、当時5年半ぶりのモデルチェンジによって登場しました。オープンカーとしての本質にこだわり、電動開閉機構を省略した新しいソフトトップの採用やリヤウインドウを樹脂化するなど、徹底的に軽量化されています。 また、強力なエンジンを搭載しているうえに、専用サスペンションチューニングによりさらにスポーツ志向が強いモデルです。 ポルシェ ボクスターのリセールバリューが高い理由 ボクスターのリセールバリューの高さは、ブランド力や根強いファンがいることが影響しています。ここでは、ボクスターのリセールバリューが高い理由を紹介します。 ブランド力が高い ポルシェのブランド力により、ボクスターのリセールバリューが高い傾向にあります。ポルシェは、スポーツカー業界で長年にわたりトップクラスの評価を受けており、性能やデザインに対する信頼性は世界中で認知されています。 また、ポルシェを所有することは一種のステータスでもあり、名前だけで大きな価値があるため中古車でも購入したい方も多いでしょう。ボクスターは、性能だけでなく「ポルシェ」というブランド力によって、中古車市場でも高く評価され続けています。 根強いファンがいる ボクスターのリセールバリューが高いもう1つの理由は、根強いファンの存在です。ポルシェは長い歴史を持つメーカーであり、各モデルや世代ごとに多くのファンがいます。 たとえば、初代モデルのシンプルなデザインを好む方もいれば、後期モデルの進化した走行性能に魅了されているファンもいるでしょう。ボクスターは、年式を問わず一定の需要があるため、高いリセールバリューを保っています。 ポルシェ ボクスターを高く売る方法 初代の場合は走行距離をなるべく抑えて、純正オプションをアピールすれば、ボクスターを高く売却できる可能性が高まります。続いて、ボクスターを高く売る方法をさらに詳しく紹介します。 初代は走行距離をなるべく抑える 発売から長い年月が経過している初代モデルを高く売るには、走行距離をなるべく抑えるとよいでしょう。なぜなら、走行距離が少ないクルマほどメンテナンスや消耗品の交換リスクが少なく、購入後の維持費が低いと判断されやすいためです。 特に、ボクスターのような高級スポーツカーは、下記のようなパーツに負担がかかる場合が多く、走行距離が多いとメンテナンスコストが高額になる可能性があります。 ・エンジン・トランスミッション・サスペンション など 年式が低いクルマほど部品の劣化が進んでいる可能性があるため、走行距離が少ない方が査定時に高く評価されます。ボクスターの売却を検討している場合は、なるべく走行距離を延ばさないよう、使用を控えるとよいでしょう。 純正オプションをアピールする 純正オプションをアピールすると、ボクスターを高く売却できる可能性があります。純正オプションは車輌設計に適合するように考慮されているため、優れたデザイン性と高い品質を備えています。また、ほとんどの純正オプションには「PORSCHE」の表記があり、ポルシェブランドをアピールできます。 特に、クルマを製造する段階で取り付ける「メーカーオプション」は後から追加できないため、売却時に高く評価されるでしょう。たとえば、本革シートやオートエアコンなどがあります。査定時に純正オプションをアピールして、プラス査定を狙いましょう。 ポルシェ ボクスターの売却は旧車王へご相談ください ボクスターの売却を検討している場合は、ぜひ旧車王へご相談ください。 旧車王は、旧車に特化して20年以上買取サービスを行っており、古いクルマの価値を熟知しております。お客様の大事な愛車であるボクスターを適正に鑑定いたしますので、ぜひお気軽に旧車王までお問い合わせください。
BMWの基幹モデルとして人気を博している3シリーズのリセールバリューは高いのでしょうか。この記事では、3シリーズの概要や買取価格の相場、リセールバリューの傾向や高く売るためのコツを紹介します。3シリーズのリセールバリューが気になっている方や高く売るポイントを調べている方は参考にしてみてください。 BMW 3シリーズとは BMW 3シリーズは、1975年に初代(E21)に発売されたスポーティなDセグメントカーです。 初代モデル以降、2代目(E30)、3代目(E36)、4代目(E46)、5代目(E90/E91/E92)、6代目(F30)、7代目(G20)と歴史を重ね、現在でも販売を継続しています。 扱いやすい大きさのスポーティモデルとして人気の3シリーズの中でも、流通台数が減少しつつある旧車の3シリーズは、希少なモデルとしてプレミア価格になることも珍しくありません。 ▼3シリーズの2代目(E30)の魅力はこちらで詳しく紹介しています。六本木のカローラと呼ばれたBMW3シリーズの2代目「E30型」の魅力を紹介 BMW 3シリーズの買取相場 BMW 3シリーズの買取相場は、世代やボディタイプなどによって異なります。ここでは、代表的な3シリーズの買取相場を紹介します。 ※2024年9月時点の情報です。 E30(2代目) 2代目3シリーズにあたるE30の買取相場は、執筆時点で5万円〜250万円です。 「六本木のカローラ」とも呼ばれたE30は、当時多くの台数が販売されましたが、現在では流通台数が減少しつつある希少な3シリーズとなっています。日本のバブル期を象徴する3シリーズは、旧車としての価値や3シリーズならではの扱いやすくスポーティな走りが再評価されていることにより、高い買取価格になっているといえるでしょう。 E36(3代目) 3代目3シリーズにあたるE36の買取相場は、執筆時点で5万円〜100万円です。E30と比べるとリセールバリューが低いように見えますが、生産終了から30年以上経過しても買取額がつくことから、現在でも評価されているといえるでしょう。 また、E36は車輌の状態やグレードなどだけでなく、ボディタイプによっても買取価格が変動する傾向が見られます。そのため、詳しい査定額を知りたい場合には、査定に出すことをおすすめします。 E46(4代目) 4代目3シリーズにあたるE46の買取相場は、執筆時点で5万円〜50万円です。買取相場の傾向を見てみると、車輌の状態やグレードなどだけでなく、ボディタイプによっても相場が異なっています。そのため、実際に査定してみないことには正確な査定額はわからないのが実情です。査定額を知りたいときは査定に出すことをおすすめします。 E90/E91(5代目セダン/ツーリング) 5代目3シリーズにあたるE90(セダン)/E91(ツーリング)の買取相場は、執筆時点で5万円〜10万円です。新しいデザインを採用したモデルで、さまざまな見方や評価がある3シリーズとなっていることが買取価格にも反映されていると考えられます。 E92(5代目クーペ) 5代目3シリーズのクーペモデルにあたるE92の買取相場は、執筆時点で5万円〜100万円です。E90セダンやE91ツーリングよりも買取価格が高い理由としては、スポーティな3シリーズのスポーツドライビングを象徴するクーペモデルであるということが影響していると考えられます。 BMW 3シリーズのリセールバリューの傾向 3シリーズのリセールバリューを分析すると、次のような傾向が見られます。 E30に高値がつきやすい 2代目3シリーズにあたるE30は、3シリーズの中でも高く評価されやすいモデルです。日本の歴史にも残る印象深い3シリーズであるE30は、旧車となった今、改めて再評価されていると考えられます。 カスタマイズされているクルマの買取価格が高い カスタマイズされている3シリーズは、買取価格が高くなる傾向があります。 3シリーズは、スポーティなモデルというイメージが強く、走行性能や空力性能を高めるカスタマイズがされていると、買取時の評価が高くなりやすいです。また、オリジナルの状態やオリジナルのカスタムだけでなく、ミッションの載せ替えがされている個体にも高値がつく傾向があります。 ただし、カスタマイズされていると必ず高値になるとは限らないため、査定してみないことには正確な買取額はわかりません。 BMW 3シリーズを高く売るためのポイント BMW 3シリーズを高く売るために、次のポイントを押さえましょう。 点検整備記録簿を保存しておく 3シリーズを高く売りたいのであれば、点検整備記録簿をしっかりと保存しておきましょう。 点検整備記録簿は、点検や整備の履歴を証明する重要な書類です。点検や整備がしっかりと行われていることが明らかとなれば、安心な車輌であることが証明されて評価が高まる可能性があるため、点検整備記録簿は確実に保管しておきましょう。 カスタマイズをアピールする カスタマイズしてある車輌の場合は、その旨を査定員に伝えましょう。また、具体的な変更箇所やどのメーカーのパーツを取り付けているのかなども伝えると、評価が高くなることに期待できます。 そのため、カスタマイズした3シリーズの場合は、査定の前に装着パーツなどをリストアップしておくとよいでしょう。 また、カスタムパーツを取り付ける際に取り外したオリジナルパーツがある場合は、オリジナルパーツを保管していることも査定員に伝えてください。オリジナルパーツがあると、さらに評価がアップする可能性が高くなります。 BMW 3シリーズの売却は旧車王までご相談ください BMW 3シリーズは、世代やグレード、車輌の状態やカスタムなどによって、買取評価が変動します。そのため、正確な買取価格を知るためには、査定に出す必要があるといえるでしょう。 査定に出す際は、年式が古いクルマを得意としている旧車王にご相談ください。旧車王は、歴代3シリーズを評価してきた経験と実績が豊富にあるため、より正確な評価をすることができます。3シリーズを売却する際は、ぜひ旧車王にお問い合わせください。
歴代で最も多くの台数が販売されたSクラスとして知られるメルセデス・ベンツ 2代目Sクラス(W126)のリセールバリューは高いのでしょうか。この記事では、Sクラスの概要や2代目Sクラス(W126)のリセールバリューの相場、高く売れる理由などについて解説します。Sクラスの売却を検討している方は参考にしてみてください。 メルセデス・ベンツ Sクラスとは メルセデス・ベンツ Sクラスは、ドイツの高級車メーカー メルセデス・ベンツのフラッグシップモデルです。外装や内装の質感、スムーズで快適な走行性能など、メルセデス・ベンツならではの高級感を最大限に感じることができるモデルとなっています。 Sクラスの中でも、1979年に発売された2代目(W126)Sクラスは、歴代Sクラスの中で最も多い販売台数89万2,123台を記録したモデルとして知られています。 また、1991年までの12年間にわたり販売された2代目(W126)は、生産終了から30年以上が経過した現在でも「SクラスらしいSクラス」として、高い人気を誇っています。 ▼W126の魅力はこちらで詳しく紹介しています。メルセデス・ベンツの歴代Sクラスでもっとも売れたW126型! バブル時代の象徴560SELの魅力に迫る メルセデス・ベンツ Sクラスの買取相場 歴代Sクラスの中でもっとも多く販売されたSクラス(W126)の買取相場はどの程度なのでしょうか。最新の買取相場は、5万円〜300万円となっています(2024年9月時点)。 幅広い価格帯の相場になっている大きな理由は、最終モデルの生産終了から30年以上経過していることや保管状態など、さまざまな要素により車輌の状態が異なることでしょう。 言い換えれば、車輌の状態や保管状態がよく、きれいな状態を保っていれば、今でも300万円ほどで売却できる可能性もあるということです。 メルセデス・ベンツ Sクラスのリセールバリューが高い理由 メルセデス・ベンツ Sクラスのリセールバリューが高い理由は、メルセデス・ベンツらしい質感であることや、当時としては優れた走行性能や安全性などを備えていたためです。ここからは、より詳しくリセールバリューが高い理由を解説します。 高級感あふれるプレミアムカー メルセデス・ベンツ Sクラスは、同メーカーのフラッグシップモデルであるため、最上級の質感となっていることが特徴です。 2代目(W126)Sクラスをはじめ、これまで販売されてきたSクラスや現在販売されているSクラスも含めて、プレミアムカーにふさわしい高い質感で仕上げられていることが魅力となっています。 この高い質感や高級感は、時間が経過しても高く評価される傾向にあるため、メルセデス・ベンツ Sクラスはリセールバリューが高くなると考えられます。 こだわりの燃費性能と安全性能 Sクラスには、燃費性能や走行性能を向上させる技術や優れた安全性が備わっています。当時の最新技術であることに加え、メルセデス・ベンツならではのこだわりも惜しみなく投入されています。 メルセデス・ベンツのこだわりによって生み出される優れた走行性能、燃費性能、安全性は、時間が経っても高く評価される傾向が見られます。そのため、リセールバリューが高くなっているといえるでしょう。 メルセデス・ベンツ Sクラスを高く売る方法 メルセデス・ベンツ Sクラスは相場の価格帯が幅広い分、少しの工夫で買取価格が高くなる可能性があります。少しでも高く売りたい場合は、次のポイントを押さえましょう。 走行距離を抑える Sクラスを高く売るためには、走行距離を伸ばさないようにすることがポイントです。走行距離は、買取査定に強く影響する項目です。 なお、走行距離は短いほどよいとされる傾向が見られるものの、走行距離が短すぎるとクルマを動かしていないと判断される可能性があります。そのため、クルマが正常に動くようにコンディションを整えるための走行による距離の増加であれば、買取時の評価でマイナスポイントとなる可能性は低いでしょう。 こまめにメンテナンスをする こまめなメンテナンスも高く売るときのポイントです。クルマは機械であるため、定期的なメンテナンスによって状態を整えておく必要があります。 メンテナンスを怠ってしまうと、クルマが動かなくなったり、部品が固着して正常に作動しなくなったりするため、定期的な点検やメンテナンスは欠かさずに実施しておきましょう。 また、点検やメンテナンスの履歴が載っている「点検整備記録簿」があれば、買取時に高く評価されるため、大切に保管しておくことをおすすめします。 メルセデス・ベンツ Sクラスの売却は旧車王へご相談ください メルセデス・ベンツ Sクラスは、生産が終了し、時間が経過したとしても高く売れる可能性があるモデルです。少しでもSクラスを高く売りたいのであれば、旧車の買取を専門としている旧車王にご相談ください。 旧車王の旧車に精通したスタッフが、あなたのSクラスを適正に評価します。まずはお気軽にお問い合わせください。
日本が誇る名車「スカイライン」。数々のレースで勝利を量産してきたポテンシャルは世界中の多くのファンを魅了しています。そんなスカイラインの中古価格を気にされている方も多いのではないでしょうか。今回は、最新の中古車市場の動向を踏まえてスカイラインの価格について解説します。 スカイラインとは スカイラインは、日産のスポーツセダンです。日本を代表する名車として国内外を問わずに高い人気を誇っています。初代は元航空技術者を数多く擁した富士精密工業(後のプリンス自動車工業)で誕生しており、レースでの活躍を目指して開発されました。その結果、第1回日本アルペンラリーで優勝するなど輝かしいスタートを切っています。2代目のGTは通称「スカG」と呼ばれ、第2回日本グランプリでポルシェ904を抜き去る場面を見せています。続く3代目は新たに設定されたGT-Rがレースで圧倒的な強さを見せて伝説化し、絶大な人気を獲得しました。しかし、排ガス規制の影響もあり、後に続く4代目のGT-Rがわずか3ヶ月間で販売を終えてしまい、その後の16年間はGT-Rの名が途絶えます。 1989年のR32でGT-Rは復活します。4WDシステムなど当時最新の技術を搭載して再びレースで圧倒的な強さを誇り、以降は現行型に至るまでGT‐Rグレードが設定されました。現行のR35GT-Rはこれまでの伝統を引き継いでいますが、車名からスカイラインの名称が外れています。 スカイラインの価格は高騰している? スカイラインの価格は、2024年3月からなだらかに上昇しています。スカイラインには60年以上の歴史があり、長年にわたり安定した人気を誇っているため、中古車市場で一定の需要があります。(2024年9月時点の情報) スポーティーなデザインと高性能なエンジンが魅力で、ファンからの人気が根強いことも中古車市場で需要がある理由の1つです。特に、旧車や限定モデルは希少性から価格が高くなる傾向にあります。 スカイラインの現在の買取相場 スカイラインの買取相場は下記のとおりです(2024年9月時点)。 モデル 買取相場価格 R30スカイライン 5万~350万円 R31スカイライン 5万~450万円 R32スカイライン 10万~220万円 R32スカイライン GT-R 150万~1,500万円 R33スカイライン 5万~320万円 R33スカイライン GT-R 200万~1,500万円 R34スカイライン 5万~650万円 R34スカイライン GT-R 2,000万~5,000万円 スカイライン ハコスカ 5万~800万円 スカイライン ケンメリ・ヨンメリ 100万~900万円 スカイライン ケンメリ・ヨンメリ2000GT-R 1,000万~6,000万円 スカイライン ジャパン 50万~400万円 スカイラインは、下記のクラシックモデルで高値傾向が続いています。 ハコスカ ハコスカとは、1968年に発売された3代目スカイラインのことです。4代目スカイラインが登場した後に、角ばった4代目と区別するため、ハコスカと呼ばれるようになりました。 ケンメリ ケンメリは、1972年9月に発売された4代目スカイラインの愛称で、ヨンメリ(4ドアのケンメリ)とも呼ばれています。 ジャパン ジャパンは、1977年に発売された5代目スカイラインに該当します。「日本の風土が生んだ日本の名車」を目指して生産されたため、ジャパンと名付けられました。 GT-R GT-Rモデルも高値で取引されており「R34スカイラインGT-R」は、1,000万円以上で売却できるケースも少なくありません。 ただし、スカイラインの買取相場は大きく変動する特徴があります。タイミングを慎重に見極めて、スカイラインを売却しましょう。 スカイラインを高く売るにはどうすればよい? スカイラインは世代によって価格差があり、高値がつく理由もそれぞれ異なります。そのため、スカイラインを高く売るためには、高値がつく理由に着目し、査定時にアピールすることが大切です。 スカイラインを高く売却する際にアピールしたい内容について、詳しく見ていきましょう。 「R32」は希少性と圧倒的な人気をアピールする R32は、1989年に誕生した8代目です。このモデルで16年ぶりに復活した3代目GT-Rは、レースで勝つために開発されました。1990年にレースデビューすると異次元の強さで世界中を席巻し、GT-R伝説を神話に変えたとも言われています。現在でもその人気は衰えず当時の新車価格を上回る価格で取引きされ、状態によっては1,000万円を超えるほどの高値がつくこともあります。 ハコスカ「C10型」は根強いファンがいることをアピール C10型は、1968年から1972年に販売された3代目で通称「ハコスカ」と呼ばれています。ワークス活動を休止するまでに49連勝を含む通算52勝の記録を残したGT-Rは伝説として語り継がれており、現在のスカイラインの礎となったといえます。絶大な人気があり、高値で取引されているモデルです。 根強いファンがいることを理解している業者に相談したうえで、その人気の高さをアピールするとよいでしょう。 ハードトップ2000GT-R(KPGC110型)は195台しか販売されていないことをアピール KPGC110型は、4代目となる通称「ケンメリ」をベースとしています。販売は1973年の3ヶ月間だけで195台のみという極少数のため、市場に出回ると6,000万円の値がつくといわれています。GT-Rとしては2代目となりますが、レースへの投入はなく不遇な存在として名を残しています。 スカイラインを売るなら実績・知識豊富な業者へ 日本が世界に誇る名車であるスカイライン。長い歴史の中で数多くのモデルがリリースされました。世代ごとに特徴が異なり、市場価値にも差があります。 売却を検討する際には、モデルごとの価値の違いをしっかりと理解している業者を選びましょう。どんな歴史をもち、それぞれどういった部分が長年愛されているのかを知っている買取業者であれば高額買取に期待できます。スカイラインはもちろん、さまざまな車、特に古いクルマに特化したサービスに査定を依頼するのがおすすめです。
FJクルーザーは、2010年~2018年まで販売していた本格派SUVです。中古車市場でじわじわと値上がりを続けていたFJクルーザーですが、今後はどのように価格が変動していくのでしょうか。FJクルーザーの概要や中古価格について紹介します。 FJクルーザーとは トヨタ FJクルーザーは、2006年からアメリカで販売されていた本格派SUVで、2010年に日本へ正式導入されました。エクステリアは、丸型のヘッドライト、フロントグリル内の「TOYOTA」ロゴなどによって、個性的なスタイリングとなっています。また、観音開きドアを採用し、2ドアに見えるものの、リアシートへのアクセスがしやすいのも特徴です。パワートレインは、4.0LのV6エンジンに5速ATが組み合わされ、駆動方式はパートタイム4WDとなっています。 当時の新車販売価格は、約315万円〜約350万円。ボディサイズは、全長4,635mm、全幅1,905mm、全高1,840mmと大柄なサイズで実物を目の前にすると迫力があります。 グレードは、基準となる「ベースグレード」、ボディ同色のドアトリム加飾やメタルカラーで加飾した大型シフトノブなどを採用した「カラーパッケージ」、ビルシュタイン製ショックアブソーバーやリヤデフロックなどを標準装備する「オフロードパッケージ」の3グレードを用意。 2011年には、カラーコーディネートされた「ブラックカラーパッケージ」と「レッドカラーパッケージ」を新たに設定しています。2017年には、特別仕様車の「ファイナルエディション」を発表しました。 ファイナルエディションは、特別設定色の「ベージュ」をボディ、シート表皮、センタークラスターガーニッシュなどを採用し、内外装の随所にブラック塗装を施した特別なモデルです。また、20インチアルミホイールやサイドステップなど、特別装備が充実しています。FJクルーザーは、2017年のファイナルエディションを最後に2018年に販売を終了しました。 FJクルーザーの価格は高騰している? FJクルーザーの価格は、2024年3月から上昇傾向にあります。これは、近年のSUVブームや新車供給の遅れなどの影響によるものです。(2024年9月時点の情報) また、FJクルーザーは2018年1月末に生産が終了しており、希少価値が高いため中古車市場での需要が増加しています。下記によりアウトドア愛好家から人気が高いことも、価格が上昇している理由の1つです。 ・独特のデザイン・優れた耐久性・高いオフロード性能 FJクルーザーの現在の買取相場 FJクルーザーの買取相場は下記のとおりです(2024年9月現在)。 型式・グレード 買取相場価格 GSJ15W FJクルーザー オフロードパッケージ 20万~350万円 GSJ15W FJクルーザー カラーパッケージ 20万~350万円 GSJ15W FJクルーザー ベースグレード 20万~350万円 GSJ15W FJクルーザー ブラックカラーパッケージ 20万~350万円 GSJ15W FJクルーザー ファイナルエディション 20万~400万円 FJクルーザーは、年式や走行距離だけでなく、パッケージ内容やカスタムによって評価が異なります。下記の状態も買取に大きく影響する要素で、車輌のコンディションが良好な場合は相場より高く売却できるケースもあります。 ・内外装・エンジン・サスペンション・ボディーフレーム また、FJクルーザーは国内外を問わずに高い需要があるため、低年式でも高い買取水準を維持しています。 FJクルーザーを高く売るにはどうすればよい? FJクルーザーの買取相場は高値で推移しています。より高く売るために、次のポイントを押さえましょう。 こまめにメンテナンスをする FJクルーザーは、その走破性の高さからキャンプやアウトドア向けの車として人気があります。山道など未舗装路を走行すると、車輌の下まわりやボディが汚れたり、草木が付着するため、汚れた場合には早めに取り除いてきれいに清掃しましょう。 また、悪路を走る機会が多いと、各パーツにどんどんダメージが蓄積されていきます。各種メンテナンスや法定点検も欠かさず実施し、見た目だけではなく性能面も良好な状態を保っておくと、査定時に高く評価されやすいです。 走行距離を抑える 一般的に走行距離が5万kmを超えると買取額が下がることが多く、FJクルーザーも5万kmを超えたノーマル車は、走行距離が5万km以下の車輌よりも買取額が低い傾向にあります。 ただし、リフトアップやグリルガード、インチアップなどのカスタマイズされた車輌は、走行距離が5万kmを超えていても高値で買い取られているケースがあります。
トヨタ ハイラックスサーフは、1984年〜2009年まで4世代にわたり販売されたSUVで、海外では「4Runner(4ランナー)」の名称で販売されています。そんなハイラックスサーフは、中古車市場で値下がりしにくく、車両の状態がよいものは新車販売価格以上の値段になることもあります。 今回は、ハイラックスサーフのモデル概要、中古車市場の動向や高くなりやすい車両の特徴について解説します。売却時期を検討している方は参考にしてみてください。 ハイラックスサーフとは ハイラックスサーフとは、ピックアップトラックのハイラックスをベース(2002年〜2009年の4代目はランドクルーザープラド)にしたSUVで、1984年〜2009年まで4世代にわたり販売されました。 初代(1984年〜1989年)は、ピックアップトラックのハイラックスの荷台部分にFRP製のキャノピーを載せたモデルです。1984年に4ナンバーのバンが登場し、1986年に5ナンバーのワゴンがデビューしました。 2代目(1989年〜1995年)は、ピックアップトラックのハイラックスをベースにしていることは変わらないものの、スチール製のワゴンになり、乗用車らしいスタイリングと室内空間となっています。 3代目(1995年〜2002年)は、ホイールベースとトレッドを拡大して、走行安定性や乗り心地を向上。また、5ナンバーサイズの標準ボディとオーバーフェンダーを装着したワイドボディの2種類を用意しました。 4代目(2002年〜2009年)は、ランドクルーザープラドと共通のコンポーネンツを使い、ボディサイズや室内空間を若干拡大しています。ベースとなる車両は変わったものの、デザインに台形のフロントグリルや根本の幅が広いCピラーなどを取り入れているため、ハイラックスサーフらしいスタイリングです。 日本では、1986年~2009年までの4世代でハイラックスサーフの販売が終了となりましたが、海外では「4Runner」として現在も継続して販売されています。 ハイラックスサーフの価格は高騰している? ハイラックスサーフは、2023年10月頃から価格が高騰しています。特に2024年3月頃から大幅に上昇しており、2024年9月現在は半年前より15万〜30万円程度の高値での売却が期待できます。 ハイラックスサーフの高騰の背景には、国内外でのピックアップトラックやSUVの人気上昇があります。優れた耐久性と高いオフロード性能により、特にアウトドア思考のユーザーや悪路走行が必要なユーザーから支持されています。 また、当初よりは落ち着いているものの、半導体不足により新車の生産が遅れていることも価格が高騰している理由の1つだと考えられます。 ハイラックスサーフの現在の買取相場 ハイラックスサーフの買取相場は、下記のとおりです(2024年9月現在)。 【60系(初代)】1983年〜1989年 グレード 買取相場 SR 5万~130万円 SSR 5万~130万円 SSR リミテッド 5万~130万円 【130系】1989年〜1995年 グレード 買取相場 SSR 5万~120万円 SSR-G 5万~120万円 SSR-V 5万~120万円 SSR-X 5万~120万円 SSR リミテッド 5万~120万円 【185系】1995年〜2002年 グレード 買取相場 SSR-G(3.4L ガソリンモデル) 5万~50万円 SSR-G(2.7L ガソリンモデル) 5万~220万円 SSR-G(ディーゼルターボモデル) 5万~120万円 SSR-X(3.4L ガソリンモデル) 5万~50万円 SSR-X(2.7L ガソリンモデル) 5万~220万円 SSR-X(ディーゼルターボモデル) 5万~120万円 SSR-V(2.7L ガソリンモデル) 5万~220万円 SSR-V(ディーゼルターボモデル) 5万~120万円 【215系】2002年〜2005年 グレード 買取相場 SSR-G(4.0L ガソリンモデル) 50万~200万円 SSR-G(3.4L ガソリンモデル) 20万~120万円 SSR-G(2.7L ガソリンモデル) 10万~120万円 SSR-G(ディーゼルターボモデル) 5万~100万円 SSR-X(4.0L ガソリンモデル) 50万~200万円 SSR-X(3.4L ガソリンモデル) 20万~120万円 SSR-X(2.7L ガソリンモデル) 10万~120万円 SSR-X(ディーゼルターボモデル) 5万~100万円 SSR-X アメリカンバージョン 10万~120万円 SSR-X リミテッド 10万~120万円 ハイラックスサーフは、純正の状態でも高く売却できるものの、カスタマイズされた車輌の方が高値がつく傾向にあります。特に、下記のカスタマイズがされた車輌は、オフロード性が強化されるうえに見た目の迫力も増すため、より高く売却できるでしょう。 ・215系:リフトアッププラスオールテレーンタイヤ・185系:ナローボディに変更した4Runnerスタイル また、130系も高い人気を誇り、年式を問わず高値で取引されています。 価格が高くなりやすいハイラックスサーフの特徴 ハイラックスサーフの買取相場は高騰しているものの、どのような状態のものでも高値で売却できるわけではありません。少しでも高くハイラックスサーフを売却するために、買取価格が高くなりやすいハイラックスサーフの特徴について、詳しく見ていきましょう。 こまめにメンテナンスをしている こまめにメンテナンスされ、外装や内装がきれいな状態で、いつでも不具合なく動かせるコンディションのハイラックスサーフは、高く評価されやすいでしょう。 ハイラックスサーフは、最低地上高が高いSUVであるため、アウトドア用品を載せて、未舗装路を走り抜けて休日のレジャーを楽しめるモデルです。砂利道やぬかるんだ道を走行したり、アウトドアで使う道具を載せたりすると、外装や内装に汚れが付着します。高い価格で売却するためには、これらの汚れが染み付かないうちに落とし、きれいな状態を維持しておくことが大切です。 また、エンジンやトランスミッション、サスペンションなど足まわりといった機械系のメンテナンスがされていると価格が高くなりやすいです。 売却時に高い評価をされるためにも、定期的に外装・内装・機械系のメンテナンスをしておきましょう。 カスタムされている185系 カスタムされている185系は、買取価格が高くなる傾向にあります。 特に、185系の定番カスタムである「4Runner スタイル」は人気があるため、高く売却できるでしょう。4Runner スタイルは、ナローボディーに変更されたカスタムです。 ナローボディーとは、オーバーフェンダーがないボディ形状のことで、変更するには高度な技術が必要です。具体的には、オーバーフェンダーやドアパネルなど、車輌全体にわたる複数の樹脂製パーツを取り外す必要があります。 また、各パーツを取り外した際、100箇所にもおよぶ取り付け穴が露出するため、これらをスムージング処理して丁寧に仕上げなければなりません。 このように手の込んだカスタマイズが施された185系は、独自性と高品質な仕上がりから、価格が高くなりやすい特徴があります。
ホンダ NSXは、ミッドシップエンジンを搭載したピュアスポーツカーとして、その卓越したパフォーマンスと洗練されたデザインで多くのファンを魅了しています。世界においてもスーパーカーの1つとして数えられていることから、国内外を問わず中古市場でも人気があり、価格が安定していることが特徴です。 この記事では、NSXの特徴や魅力を紹介しつつ、中古車市場での価格帯や、売却時に高く売るためのポイントについて解説します。 NSXとは ホンダ NSXは、1990年9月にデビューし、2005年12月まで販売されたミッドシップのピュアスポーツカーです。オールアルミニウムのボディを採用し、座席すぐ後ろにエンジンを搭載するミッドシップの2シーターモデルであることがおおきなポイントといえるでしょう。 デビュー当初のボディサイズは、全長4,430mm、全幅1,810mm、全高1,170mmとワイド&ロースタイルです。エクステリアは、リトラクタブルヘッドライトを備える低いボンネット、前側にレイアウトされたキャビン、広い視界を確保しているキャノピーデザインにより、ミッドシップスポーツカーらしいスタイリングとなっています。インテリアは、運転席と助手席がセンターコンソールで分離されています。また、インテリアパネルが乗員を取り囲むような造形になっているのも特徴です。 エンジンは、3.0L V型6気筒DOHC VTEC自然吸気で、最高出力が280ps/7,300rpm(ATは265ps/6,800rpm)、最大トルク30.0kgm/5,400rpmを発生します。トランスミッションは、5速MTと4速ATの2種類を用意。駆動方式は、座席のすぐ後ろにエンジンを搭載して、後輪を駆動させるMRとなっています。 1992年11月には、車両重量の軽量化やエンジンの精度を高めて運動性能を際立たせたピュアスポーツモデル「タイプR」を追加しました。 1995年3月にはオープントップモデル「タイプT」を追加。1997年2月には、MT車のエンジン排気量を3.2Lへ拡大(最高出力:280ps/7,300rpm、最大トルク:31.0kgm/5,300rpm)し、トランスミッションを6速へ変更しました。また、ボディを軽量化し、サスペンションチューニングをした「type S」を設定。1999年9月のマイナーチェンジでは、安全・環境性能を向上させました。 2001年12月には、ヘッドライトを固定式へ変更するとともに、走行性能を進化させています。2002年には、高度な成形技術を駆使して製造されたカーボン製空力パーツを使用したピュアスポーツモデル「NSX-R」を発売。 さまざまな改良や変更、バリエーションの拡充をしてきたNSXは、2005年12月に販売を終了しました。 NSXの価格は高騰している? NSXの価格は、上昇と下降を繰り返しています。直近では下降から回復しており、右肩上がりの傾向です。ただし、タイプRは一時期に比べると価格が下がっています。(2024年9月時点) NSXは製造台数が決して多いわけではなく、市場に出回る台数が少ないことから、価格の変動が起きやすいモデルです。今後高騰する可能性は十分に有り得るでしょう。 NSXの現在の買取相場 NSXの買取相場は、300万〜6,000万円程度です。新しい型式ほど高額の傾向ですが、初代のNA1型でも1,000万円を超えることは珍しくありません。 型式ごとの買取相場は、下記のとおりです。 型式 買取相場 NA1 300万~1,300万円 NA2 700万~2,500万円 タイプR 1,000万~3,000万円 NSX-R 2,000万~6,000万円 NSXの相場を支えているのは、その希少性やブランド力です。さらに、ホンダのF1参戦による海外での人気も高く、これが市場の需要を後押ししています。このような要因によってNSXの相場は高値で推移しています。 ▼NSXのリセールバリューについては、下記の記事で詳しく解説しています。ぜひ、あわせてご覧ください。NSXが高リセールの理由とは?高く売るポイントも紹介します NSXを高く売るにはどうすればよい? NSXは、買取相場の下限と上限の幅が広いからこそ、少しの工夫で買取価格に数十万円の差が生じることもあります。少しでも高く売りたい場合は、次のポイントを押さえましょう。 こまめにメンテナンスされている 定期的なメンテナンスはNSXの評価を高めるために重要です。NSXは有名なF1ドライバーであるアイルトン・セナ氏が開発に携わった、サーキットでの走行やスポーティな運転を楽しむためのモデルです。ただし、何度も激しい走行を重ねると足回りやエンジンに大きな負荷がかかります。必然的にブレーキパッドやローターは摩耗するため、こまめな点検が必要です。 また、タイプRやタイプS Zeroなどの希少価値の高いグレードは、外装の状態が査定に大きな影響を与えます。 走行距離を抑える 走行距離が短い個体は高価買取されやすいです。外装や内装、修復歴の有無など、査定額が決まる要因はさまざまですが、なかでも走行距離は特に重要なポイントです。NSXの売却を検討する際は、走行距離が長くならないうちに査定に出すことをおすすめします。 NA2は人気の高さをアピールする NA2は、NA1よりも性能が向上した人気モデルです。中古車市場への流通台数が少ないため、高値がつきやすくなっています。特に後期モデルは、2,000万円以上で取引されるケースもあります。 なかでもタイプS Zeroは、サーキットを走行するために装備が簡略化されたグレードのため、当時の販売台数が限られていました。現在ではその希少価値が市場で評価され、高額で取引されています。 タイプR/NSX-Rは希少性の高さをアピールする NSXタイプRやNSX-Rは、車輌重量の軽量化やエンジンの精度を高めたピュアスポーツモデルです。ホンダのスポーツモデルを象徴する「タイプR」のトップに君臨するNSXタイプR/NSX-Rは、流通台数が少ないことやフラッグシップスポーツカーの性能を極めたモデルであることから、中古車市場で高い価格となっています。車両のコンディションが良好であれば、当時の新車販売価格よりも高値で売却できるでしょう。 NSXタイプR/NSX-Rの新車販売価格は970万円~1,255万円でしたが、中古車販売価格は3,000万円以上になることもあります。新車販売価格の倍以上の値段になっていることからも、NSXタイプR/NSX-Rは売却時に高値になるのがほぼ確実といえるでしょう。 NSXを売るなら実績・知識豊富な業者へ 魅惑のデザイン・レイアウト、高い走行性能が人気のNSX。ホンダの技術力が光るモデルとして、旧車の歴史に名を刻んでいます。 売却を検討する際には、クルマとしての価値をしっかりと理解している業者を選びましょう。どんな歴史をもち、どういった部分が長年愛されているのかを知っている買取業者であれば高額買取に期待できます。NSXはもちろん、さまざまなクルマ、特に古いクルマに特化したサービスに査定を依頼するのがおすすめです。
スバルのスポーツモデルとして人気の「WRX STI」は、スバルの名機「EJ20型」エンジンを搭載した高性能車です。2019年の「EJ20ファイナルエディション」を最後に生産を終了しました。今回は、スバル WRX STIの概要と中古車の相場について解説します。売却する時期を検討するときの参考にしてみてください。 WRX STIとは スバル WRX STIの原型は、1992年にデビューした初代インプレッサに設定された高性能スポーツモデルです。世界ラリー選手権(WRC)の参戦車両として、全輪駆動(AWD)や強化サスペンション、スバルの名機としても有名な2.0L水平対向4気筒DOHCターボ「EJ20型」を採用し、高い動力性能を実現しました。 2000年には、2代目へフルモデルチェンジしました。2代目では「丸目」「鷹目」「つり目」とフェイスリフトしていったことが特徴です。2007年には3代目へフルモデルチェンジし、5ドアハッチバックのWRX STIとなります。 2010年には車種名が「インプレッサWRX STI」から「スバルWRX STI」へ変更され、2014年に別車種として独立します。 2019年には、外装や内装に特別な装備を採用した555台限定の「EJ20ファイナルエディション」を発売。「EJ20ファイナルエディション」を最後に、名エンジン「EJ20型」を搭載したスポーツモデルの生産が終了しました。 スバル WRX STIは、どのモデルでも名機として知られる2.0L水平対向4気筒ターボ「EJ20型」エンジンを搭載しています。「EJ20型」エンジンを搭載した高性能スポーツモデルである「スバル WRX STI」は、現在でもスバルファン(スバリスト)をはじめ、スポーツカーファンから支持され、日本のみならず海外でも人気の名車です。 WRX STIの価格は高騰している? WRX STIの価格は、高い水準でキープを続けています。これは、スバルのスポーツモデルとして日本のみならず世界各国で人気があるためでしょう。日本のスポーツカーは世界各国で高い人気を誇り、2024年9月時点で衰退の兆しはありません。そのため、しばらくはWRX STIの価格は高値で推移すると考えられます。 WRX STIの現在の買取相場 WRX STIの買取価格は300万円以上となる場合が多く、車輌の状態やグレードなどによっては600万円以上の値段がつくことも珍しくありません。実際の買取価格は査定しなければわからないため、所有しているWRX STIの価格が気になったときは査定を依頼しましょう。 WRX STIを高く売るにはどうすればよい? 価格が高くなりやすいWRX STIには、どのような特徴があるのでしょうか。ここからは、WRX STIを高く売るためのポイントについて解説します。 こまめにメンテナンスをする 高性能スポーツモデルのWRX STIは、メンテナンスが行き届いていると価格が高くなりやすいでしょう。 外装や内装をきれいな状態にしておくだけでなく、エンジン・トランスミッション・サスペンション・ブレーキなど走行に関わる機械系をしっかりと手入れをしておくことが重要です。 そのため、法定点検や定期的な部品交換などを確実に実施しておくだけでなく、予備整備も含めた点検やパーツ交換もしておきましょう。 S208は性能の高さや専用装備をアピールする 100台限定で販売されたWRX STI S208は、台数が限られているうえに専用装備が装着された高性能スポーツモデルであるため、高い価格になりやすいです。 WRX STI S208は、2017年10月25日に発表された限定モデルで、Sシリーズ史上最高の性能と質感を両立した究極のドライビングカーを実現するため、スバルとSTIが共同でエンジンや足まわりを専用開発し、外装・内装にも専用装備を追加しています。 販売台数は、後述する「S208 NBRチャレンジパッケージ」を含めて限定450台。台数の内訳は、「S208」が100台、「S208 NBRチャレンジパッケージ」が350台となっています。 「S208」の装備は、STI専用サスペンション、STI専用BBS19インチホイール、ブレンボ製ブレーキ(前後)、STI製プッシュエンジンスイッチやSTI製本革巻MTシフトノブ&シフトブーツ、STI製RECAROバケットタイプのフロントシートなどです。 S208 NBR チャレンジパッケージ カーボンリアウィングは希少性をアピールする S208 NBR チャンレジパッケージ カーボンリアウィングは、台数が限られたスポーツモデルで、WRX STIが参戦し続けているニュルブルクリンク24時間レースを想起させることから、中古車市場で高い評価を得ています。 2017年10月25日に350台限定で販売された「S208 NBR チャンレジパッケージ カーボンリアウィング」は、Sシリーズ史上最高の性能と質感を実現している「S208」に、S208ロゴ入りのドライカーボンリヤスポイラーを採用したモデルです。 査定依頼の際は希少性をアピールすることで、正当な評価を受けやすくなります。 タイプRA-Rは希少性や運動性能をアピールする WRX STIのタイプRA-Rは、329psを発生するEJ20ボクサーエンジンや軽量化されたボディにより運動性能が高められたスポーツモデルで、500台限定で販売されたことから、中古車市場で高い価格で取引されています。 「軽さ」「速さ」「愉しさ」をテーマに、車の本質である「走る・曲がる・止まる」を突き詰めたSTI創立30周年記念のコンプリートカーとして販売されました。軽量化パーツの採用やパーツの取り外しによって、ベースであるWRX STIより約10kg軽く、「S208」より約30kgの軽量化を実現しています。また、エンジンは「S208」にも搭載された「EJ20バランスドBOXER」を採用していることが特徴です。 査定の際は、希少性や運動性能をアピールすることで、正当な評価を受けやすくなります。 EJ20ファイナルエディションは「EJ20型」最後のモデルであることをアピールする WRX STI「EJ20ファイナルエディション」は、555台限定で販売されました。特別装備が充実した「EJ20型」エンジンを搭載する最後のモデルであるため、中古車市場で高い価格で取引されています。 エクステリアは、世界ラリー選手権(WRC)で活躍したマシンを彷彿させるゴールド塗装のBBS19インチ鍛造アルミホイール、STIのコーポレートカラーであるチェリーレッドのアクセントカラーを採用したフロントグリルやリヤバンパーなどを装備。 インテリアは、ウルトラスエード巻きステアリングホイールやシルバーのフロント・リヤ3点式シートベルトなどが装着されています。「EJ20ファイナルエディション」は、「EJ20型」エンジン搭載車の集大成となる特別なモデルです。 約30年間にわたりスバルのスポーツモデルを支えてきた「EJ20型」最後のモデルであることから、販売が終了し、時間が経過した今でも高い人気を誇ります。
圧倒的な存在感を醸し出しているセルシオ。かつて高い人気を誇ったセルシオが、現在どのくらいの価格で取引されているのか気になる方も多いでしょう。 今回はセルシオの中古車価格の動向について詳しく解説します。セルシオを所有されている方や購入を検討されている方は参考にしてください。 セルシオとは セルシオは、1989年にトヨタ自動車から販売された高級セダンです。「至上・最高」の意味であるラテン語セルサスを元に命名されました。北米でレクサスブランドとして登場した後、日本の市場でも販売されるようになりました セルシオは3代目まで生産され、総累計新車登録台数は36万5千台を記録しています。 セルシオの価格は高騰している? セルシオの価格は高騰しています。特に直近の値動きは、従来の平均価格を上回る月もあるほど、右肩上がりの状況です(※2024年9月時点)。 中古車市場は、国内・国外の需要を受けて変動します。購入や売却を検討する際には、最新の動向に注目してタイミングを逃さないようにしましょう。 セルシオの現在の買取相場 セルシオの買取相場は、5万〜120万円程度です。型式やグレード、個体差によって幅があります。販売終了から15年以上経過したモデルでありながら、未だに高く評価されているクルマです。 2024年9月現在の型式ごとの相場は、下記のとおりです。 型式 買取相場 UCF11 5万~100万円 UCF20/21 5万~80万円 UCF30/31 5万~120万円 なかでも価値が評価されやすいのは、初代と20系後期、30系後期のC仕様(最上位グレード)です。同グレードは、エアサスペンションと後席パワーシートをはじめとする快適性能が組み合わされた、モデルです。高級セダンらしい充実した装備が評価されていると考えられます。 セルシオを高く売るにはどうすればよい? セルシオの買取価格は個体差で変動します。少しでも高値で売却するために、下記のポイントを押さえましょう。 こまめにメンテナンスをする オイル関係や冷却液の定期交換が行われている車輌は、故障が少なく安心して乗ることができます。セルシオで注意したい箇所は以下のとおりです。 ・プロペラシャフトのユニバーサルジョイント走行距離が長い場合に大きなトルクがかかる場合があります。故障すると静粛性に問題が生じやすいです。 ・ステアリング系統のボールジョイント車体が重いため壊れやすい部品です。 ・フロントフードのフードダンパー年数が経つと故障し、フードパネルを支えられなくなります。 ・O2センサー(排気ガス中の酸素濃度を検出するセンサー) ・運転席のメーターパネルのLED これらの故障を放置すると状態が悪化し、修理の際に高額な費用がかかるため、普段からチェックしておくことが大切です。 初代セルシオは人気の高さをアピールする 初代セルシオが販売されると、その魅力をいち早く知ったユーザーから予想以上の反響を呼び、一時的に納車が1年待ちになる状態になりました。 初代セルシオのグレードはタイプA、タイプB、タイプCが用意され、タイプCのみFパッケージと呼ばれる後席快適性を徹底追求した豪華装備が用意されました。Fパッケージが特に人気が高くフルオプションで注文するユーザーが大勢いたそうです。 タイプ別の違いは次のとおりです。 タイプA:サスペンションにコイルスプリングを装備したベース車両タイプB:サスペンションにビエゾTEMSを装着した走りを重視した車両タイプC:サスペンションにエアサスを装着した乗り心地重視の車両 タイプCに求められたのは「高速走行においても会話が楽しめる快適な乗り心地」でした。さらにアンダーフロアをフラット化し、エンジンアンダーカバー、サスペンションアームに至るまでフェアリングを施すという入念な空力処理が行われました。 そのシャーシを牽引するのが4リッターV8エンジンです。最高出力260psを発揮する1UZは、非常に静粛性に優れると共に低速域から滑らかに力強いトルクを発揮します。最大トルクは36.0kg・m/4600rpmです。 カスタイマズしない&走行距離を抑える セルシオはカスタマイズを楽しむオーナーが多いため、フルノーマルの個体は希少性が高いです。もし、純正パーツが手元にあるのならば、純正パーツに載せ替えてから査定を依頼した方が高く評価されるでしょう。 また、クルマの売却において走行距離は評価の基本であり、重要なポイントです。外装と内装がきれいだとしても、過走行であれば評価は厳しいものになります。走行距離は、クルマの根幹部分であるエンジンや足回りへ大きく影響します。 売却を検討する際は、公共交通機関の利用や、出かける頻度を減らすなど、生活に支障のない範囲で走行距離を抑える工夫をするとよいでしょう。
フェアレディZの5代目モデルであるZ33。先代から2年ぶりに復活したハイパフォーマンスカーで、現在でも多くのファンからの支持を獲得しています。 購入を検討していながらも、近年の中古車価格高騰の影響を懸念してなかなか手を出せない方もいるのではないでしょうか。そこで本記事ではZ33の現在の価格と今後の動向について解説します。 フェアレディZ Z33とは フェアレディZの5代目であるZ33は2002年に発売されました。誰もがスポーティな走りを楽しめるハイパフォーマンスカーとして登場し、販売終了までの約6年間で生産台数23万6,182台を達成します。 V6 3.5L VQ35DE型エンジンに6速MT、5速ATというスポーツ走行に適した組み合わせでリリースされ、2007年にはV6 3.5L VQ35HR型エンジンに変更されました。最高出力は280psから313psまで向上しています。 ボディタイプはクーペとロードスターの2種類です。クーペにはベースグレード、ラグジュアリー仕様の「バージョンT」、スポーツ仕様の「バージョンS」、最上位グレードの「バージョンST」の4つのグレードが用意されました。ロードスターのグレードはベースグレードとバージョンT、バージョンSTの3種類です。 フェアレディZ Z33は高騰中!200万円近い個体もある 2024年9月時点でZ33は価格高騰中だといえます。 大手中古車販売サイトで掲載されている数が最も多いのは、140万〜180万円の価格帯です。走行距離が1万kmを切っていたり、スポーツ走行に有利なカスタマイズがされていたりすると、200万〜300万円の値がついている場合もあります。 Z33は「フェアレディZのなかでは手が届きやすい」といわれていた時期がありましたが、直近はそうも言い難い状況です フェアレディZ Z33の高騰は今後も続く? Z33の価格高騰はいつ解消されるのでしょうか。具体的な時期を予測するのは難しいですが、当面の間は高値が続いていくことが予想されます。 大きな理由の1つがアメリカの25年ルールの解禁です。25年ルールとはアメリカの自動車輸入制度の緩和措置です。アメリカでは右ハンドル車の輸入を禁止していますが、製造から25年経過すると右ハンドル車でもクラシックカーとして登録可能になります。 25年ルールが解禁されるとアメリカへどんどん輸出される可能性があります。輸出量が増えると国内での流通台数が減って希少価値が高まり、価格が上がる可能性が高いです。Z33は2002年に発売が開始されたクルマのため、あと3年ほどで25年ルールが解禁されます。たとえばあと1年で価格が下がったとしても、2027年以降にまた値上がりするかもしれません。そう考えると、価格高騰が完全に落ち着くまではまだまだ時間がかかるといえるでしょう。 ▼アメリカの25年ルールについてはこちらで詳しく解説しています。アメリカ「25年ルール」とは?名車の中古相場が急騰するしくみ フェアレディZ Z33で狙うならAT車 価格高騰中のZ33ですが、比較的安く販売されているのがAT車です。MT車は100万円超えの個体ばかりですが、AT車だと60万円台で販売されている場合もあります。「走りを極めるならMT車」と考えている方は多いかもしれませんが、AT車とはいえ5速でエンジンは3.5Lという大排気量のため、十分にスポーツ走行を楽しめるでしょう。とにかく安くZ33を購入したいという方は、AT車を検討してみてください。 まとめ Z33の価格動向について解説しました。 Z33の価格は高騰しており、25年ルールの影響もあって今後もしばらく値下がりしないことが予想されます。しかし、中古車の市場は常に変動しており、さまざまな要因で価格が上がったり下がったりします。購入を検討されている方は、今後も動向を注視しておくとよいでしょう。 ただし、AT車であれば現在でも比較的安く購入できるため、トランスミッションにこだわりがない方は検討してみてもよいかもしれません。