旧車市場動向

インテグラのリセールバリューはいくら?最新の相場情報を旧車買取専門店が解説
旧車市場動向 2024.08.22

インテグラのリセールバリューはいくら?最新の相場情報を旧車買取専門店が解説

インテグラは、ホンダを代表するスポーツモデルの1つです。流麗なスタイリングと快適性を両立し、スポーティな走りも楽しめるインテグラは、日本での販売が終了した現在でも高い人気を誇るモデルとなっています。今回は、インテグラのリセールバリューの傾向や高く売るためのポイントを紹介します。インテグラの売却を検討している方は参考にしてみてください。 インテグラタイプRのリセールバリュー まずは、3代目・4代目インテグラのホットモデルであるタイプRのリセールバリューと買取相場を紹介します。 ※2024年8月時点の情報 3代目(DC2型/DB8型) インテグラ初のタイプRであるDC2型とDB8型のリセールバリューと買取相場を紹介します。 DC2型 年代 新車価格 買取相場 前期(1995年発売) 222万8,000円 30万~250万円 中期(1998年発売) 235万8,000円 50万~500万円 後期(1999年発売) 251万6,000円 50万~500万円 状態次第では新車価格の2倍近い価格で買取されるケースがあります。また、後期で追加された特別色「サンライトイエロー」のモデルは、その希少性からさらに高値がつくことも珍しくありません。 DB8型 年代 新車価格 買取相場 前期(1995年発売) 226万8,000円 30万~250万円 中期(1998年発売) 239万8,000円 30万~250万円 後期(1999年発売) 255万6,000円 30万~250万円 DC2型よりも相場は低いですが、状態がよければ新車価格と同等の値がつく場合があります。20年近く前に発売されたモデルであることを考えると、十分に高く評価されているといえるでしょう。 4代目(DC5型) 続いて、DC5型のリセールバリューと買取相場をみていきましょう。 年代 新車価格 買取相場 前期(2001年発売) 259万円 10万~300万円 後期(2004年発売) 259万円~273万円 10万~300万円 インテグラで最後のタイプRとして中古車市場で未だに高い人気を誇っており、新車価格を超える値で買取されるケースもあります。 インテグラのリセールバリュー 次に、タイプR以外のインテグラのリセールバリューと買取相場を世代ごとに紹介します。 ※2024年8月時点の情報※新車価格は5MTの価格を掲載しております 初代(AV型/DA1型) まずは初代インテグラの買取相場を紹介します。 型式 グレード 買取相場 AV型 GSiRSi 5万~ 50万円 DA1型 GSi 5万~ 50万円 2代目(DA6型/DA8型) 続いて2代目インテグラのリセールバリューと買取相場を紹介します。 型式 グレード 新車価格 買取相場 DA6型 RSiXSi RSi 146万5,000円~150万8,000円XSi 161万5,000円~186万8,000円 5万~120万円 DA8型 XSi XSi 166万5,000円~192万8,000円 5万~120万円 3代目(DC2型/DB8型) 次に3代目インテグラの価格を型式別に紹介します。タイプRが注目されがちな世代ですが、そのほかのグレードも状態次第では高く評価されます。 DC2型 グレード 新車価格 買取相場 Si VTEC 200万5,000円 5万円 ~ 100万円 SiR 177万8,000円~183万8,000円 5万円 ~ 100万円 SiRⅡ 177万8,000円~180万8,000円 5万円 ~ 100万円 SiR-G 192万8,000円~198万8,000円 5万円 ~ 100万円 DB8型 グレード 新車価格 買取相場 Si VTEC 206万3,000円 5万~70万円 SiR 181万8,000円~184万8,000円 5万~70万円 SiR-G 194万3,000円~202万8,000円 5万~70万円 4代目(DC5型) 次に4代目のリセールバリューと買取相場を紹介します。 グレード 新車価格 買取相場 プレミアムスタイル 176万円もしくは184万8,000円 5万円 ~ 10万円 タイプS 199万5,000円 5万円 ~ 30万円 インテグラを高く売るポイント 世代別にインテグラのリセールバリューと買取相場について解説しました。それでは、インテグラをより高く売るための方法はあるのでしょうか。ここからは、インテグラを高く売るポイントについて紹介します。 メンテナンスノートを用意しておく インテグラは、これまでのメンテナンス履歴をしっかりと残しておくことが高く売るポイントです。 走行性能がセールスポイントのひとつでもあるインテグラは、メンテナンスしてきた証拠がしっかり残っていると次のオーナーも安心して乗ることができるため高く売ることができます。また、スポーティな走りを存分に楽しめる証にもなるため、メンテナンスノート(点検整備記録簿)は確実に残しておきましょう。 エンジンはより入念にメンテナンスしておく インテグラは、スポーティな走行ができるモデルであり、スポーツグレードの「タイプR」も用意されています。そのため、走行性能の要でもあるエンジンはより入念にメンテナンスしておきましょう。 VTECエンジンをアピールする インテグラは、ホンダが誇るVTECエンジンが最初に搭載された記念すべきモデルです。1989年発売の2代目から日本国内で生産が終了するまでVTECエンジンを採用していました。 VTECエンジンは高出力と低燃費を両立させたホンダの技術力が詰まったエンジンです。スポーツカーにとってエンジンはまさしく心臓部であるため、そのパフォーマンスの高さを強くアピールすることで、査定額が上がる可能性があります。 【まとめ】インテグラの売却相談は旧車王へ インテグラのリセールバリューと買取相場について紹介しました。 インテグラはホンダを代表するスポーツカーの1つとして現在もなお高い人気を誇っています。言わずもがなタイプRは新車価格を大幅に超える値で売買されることがある名車ですが、そのほかのグレードも状態次第では高く評価されます。 しかし、インテグラの価値を熟知している買取業者に依頼しないと、適正に評価されずに安い価格を提示されるかもしれません。売却する際には、インテグラの買取実績が豊富で、専門的な知識と知見を有する業者に相談しましょう。 旧車王は20年以上経過した古いクルマに特化して買取事業を行っており、インテグラも数多く取扱いしております。豊富な知識をもつスタッフがお客様の愛車を丁寧に“鑑定”いたしますので、インテグラのご売却先にお悩みの方はぜひ一度お問い合わせください。  

アルトワークスの最新リセールバリュー!旧車買取専門店が高く売るコツを解説
旧車市場動向 2024.08.21

アルトワークスの最新リセールバリュー!旧車買取専門店が高く売るコツを解説

アルトワークスは、スパルタンな軽ホットハッチです。リセールバリューが高ければ、一度は乗ってみたいと思う人も多いでしょう。今回は、アルトワークスのリセールバリューのポイントや高く売る方法、アルトワークスの魅力と歴史について解説します。アルトワークスの購入や売却を検討中の人は参考にしてください。 アルトワークスのリセールバリューのポイント アルトワークスのリセールバリューには、4代目以前は車輌の状態、5代目は走行距離が大きく影響します。いずれも市場に出回る数は少なく、新型が開発される可能性も不透明なため今後の動向に注目したいところです。MT+ターボ搭載の軽ホットハッチとしては最後の車となる可能性が高いため、レアなモデルになる見込みです。 アルトワークスを高く売る方法 続いて、アルトワークスを高く売る方法について詳しく解説します。 人気パーツを装着している場合はそれをアピールする アルトワークスを高く売るために、人気パーツをアピールしましょう。有名ブランドのアルミホイールや車高調サスペンションなど、アルトワークスのパーツは豊富に販売されています。カスタムされた車輌はパーツによって査定額が数万円から数十万円加算されることもあるため、買取業者にしっかりと伝えることが重要です。 ノーマルパーツも一緒に売却する アルトワークスを高く売るために、ノーマルパーツもセットにして査定額に加算してもらいましょう。カスタム車は好みが大きく分かれるうえに、中にはフルノーマルの車輌を求める人もいます。ノーマルパーツが揃っていることで市場価値が高くなる可能性もあるため、査定時には一緒に持ち込むことがおすすめです。 定期点検記録簿(メンテナンスノート)は保管しておく スポーツタイプの車は、定期点検記録簿(メンテナンスノート)の有無が査定額に大きく影響する可能性があります。定期点検記録簿(メンテナンスノート)は点検や整備内容が詳しく記載された車の履歴書です。買取業者や中古車を購入する人は、車の状態を測る上で定期点検記録簿(メンテナンスノート)を参考にすることも多いため必ず保管しておきましょう。 アルトワークスの魅力と歴史 2代目アルトに初めてラインナップされたアルトワークスは、4ナンバーの貨物車でありながら64馬力の最高出力で普通車を難なく抜き去るほどのパフォーマンスを誇りました。そのポテンシャルは1.6ℓクラスのスポーツカーにも匹敵するといわれ、現在でも軽自動車における最高出力の自主規制値とされています。 モータースポーツでも圧倒的な強さを見せつけ、1988年の全日本ラリー選手権Aクラスで初参戦でタイトルを獲得。以降、2000年までに3度の3連覇に輝きアルトワークスの名前を歴史に刻んでいます。 2000年12月の5代目アルトのマイナーチェンジで排出ガス規制に対応するためターボモデルが廃止され、アルトワークスも一度その歴史に終止符が打たれました。しかし、2015年に15年ぶりに復活したアルトワークスは、軽量なボディと低回転からターボパワーを発揮する痛烈な走りで再びファンを魅了します。 アルトワークスは5代目が軽自動車のレースやアルトワークスカップで活躍する中で、年々厳しさを増す法規制に技術的な対応が難しくなり2021年に「いったん生産終了」となりました。衝突安全性や燃費性能、騒音規制など、クリアすべき問題が山積みとなる次期モデルの開発は厳しい状況といえるでしょう。しかし、「韋駄天」「ジャイアントキラー」の異名を持つスパルタンな軽ホットハッチの復活を望んでいる声も多いため、今後の動向に期待したいところです。 <基本スペック> ・初代 型式 CA72V、CC72V 販売期間 1987~1988年 乗車定員 4名 駆動方式 FF、4WD ボディサイズ 全長 3,195mm 全幅 1,395mm 全高 1,380~1,405mm エンジン 550cc 直3DOHC ICターボ FA5型 ・2代目 型式 CL-11V 販売期間 1988~1994年 乗車定員 4名 駆動方式 FF、4WD ボディサイズ ・全長 3,195mm 全幅 1,395mm 全高 1,375~1,385mm(550cc)・全長 3,295mm 全幅 1,395mm 全高 1,375~1,400mm(660cc) エンジン ・550cc 直3DOHC ICターボ F5B型・550cc 直3SOHC ICターボ F5B型、660cc 直3DOHC ICターボ F6A型 ・3代目 型式 HA11S、HA21S 販売期間 1994~1998年 乗車定員 4名 駆動方式 FF、4WD ボディサイズ 全長 3,295mm 全幅 1,395mm 全高 1,380mm エンジン ・660cc 直3DOHC ICターボ K6A型・660cc 直3SOHC ICターボ F6A型 ・4代目 型式 HA12S、HA22S 販売期間 1998~2000年 乗車定員 4名 駆動方式 FF、4WD ボディサイズ 全長 3,395mm 全幅 1,475mm 全高 1,450mm エンジン ・660cc 直3DOHC ICターボ K6A型・660cc 直3SOHC ICターボ F6A型 ・5代目 型式 HA36S 販売期間 2015~2021年 乗車定員 4名 駆動方式 FF、4WD ボディサイズ 全長 3,395mm 全幅 1,475mm 全高 1,500mm エンジン 660cc 直3DOHC ICターボ R06A型  

サンバーバンのリセールバリューのポイントは?高く売る方法やサンバーバンの魅力と歴史についても解説
旧車市場動向 2024.08.20

サンバーバンのリセールバリューのポイントは?高く売る方法やサンバーバンの魅力と歴史についても解説

サンバーバンは「農道のポルシェ」の敬称を持つ車輌です。リセールバリューが高ければ、一度は乗ってみたいという人も多いでしょう。RRレイアウトのスバルオリジナルは、今も高い走行性能を持つ軽商用車としてスバリストから人気です。今回は、サンバーバンのリセールバリューのポイントや高く売る方法、サンバーバンの魅力と歴史について解説します。サンバーバンの購入や売却を検討中の人は参考にしてください。 サンバーバンのリセールバリューのポイント サンバーバンのリセールバリューのポイントは、6代目までのスバルオリジナルモデルが高い評価を得ていることです。特に軽自動車では数少ない直列4気筒エンジンを搭載した5代目、6代目が人気で、4WDのスーパーチャージャー搭載モデルは安定した人気を誇っています。 リセールバリューに着目して中古車を購入する場合は、1999〜2012年に販売された6代目の4WDでスーパーチャージャー搭載モデルを狙うとよいでしょう。6代目の中古車は流通量も比較的豊富で高値を維持しているため、走行距離が少なくカスタムされていないノーマル車を選ぶことをおすすめします。 サンバーバンを高く売る方法 続いて、サンバーバンを高く売る方法について詳しく解説します。 荷台の汚れや破損をこまめに修繕しておく サンバーバンを高く売るためには、荷台の汚れや破損をこまめに修繕しておく必要があります。商用車として使用されることが多いため、荷室の状態をきれいに保つことは難しいでしょう。しかし、中古車として購入するユーザーは、レジャーや自家用などその用途が多岐に渡ります。荷台の状態は特に目につきやすい場所のため、普段から清掃や修繕を欠かさないようにしましょう。 基本的なメンテナンスを欠かさない サンバーバンを高く売るためには、基本的なメンテナンスを欠かさないことが重要です。リセールバリューが最も期待できるスバルオリジナルモデルのサンバーバンは、最終型でも初度登録より10年以上が経過しています。車輌をよい状態で保つためには、エンジンオイルや消耗品などの適切な時期の交換や定期点検を習慣的に受けることが重要です。 1999~2012年モデルはエンジンの異音に注意 6代目のサンバーバンは適切な時期にエンジンオイルの交換がされていないと、エンジン内部のコンロッドメタルが摩耗して最悪の場合は車両火災に発展する可能性があります。通常のメンテナンスを欠かしていなければ問題がないため、リコールではなくメーカーからプレスリリースとしてアナウンスされました。 中古車で購入する場合は、「エンジンをかけて異音がしないか」「エンジンオイルの交換は適切にされているか」確認することをおすすめします。このケースはリコールではないため、不具合が生じてディーラーに修理を依頼した場合も有償修理です。 サンバーバンの魅力と歴史 サンバーバンは、1961〜2022年までスバルが販売していた軽商用車です。2012年の7代目からはスバルの軽自動車事業撤退でダイハツのOEM車となり、スバル独自の技術とサンバーバンのRRレイアウトは姿を消しました。 2012年まで54年に渡って自社開発と生産を行っていたスバルの軽自動車は、小型乗用車以上といわれる品質や性能面でスバルクォリティと呼ばれ今も高い人気を誇ります。サンバーバンはリアにエンジンを搭載した後輪駆動のRRレイアウトで、4輪独立サスペンションを採用しています。軽商用車ながら高い走行性能を有し、トラックタイプとともに「農道のポルシェ」と称された孤高の存在といえるでしょう。 <基本スペック> ■初代 販売期間 1961~1966年 乗車定員 2~4名 駆動方式 RR ボディサイズ 全長 2,990mm、全幅 1,300mm、全高 1,520mm エンジン 360cc 直2 EK31型 ■2代目 販売期間 1966~1973年 乗車定員 2~4名 駆動方式 RR ボディサイズ 全長 2,995mm、全幅 1,295mm、全高 1,535mm エンジン 360cc 直2 EK31型 ■3代目 販売期間 1973~1982年 乗車定員 2~4名 駆動方式 RR、パートタイム4WD ボディサイズ 全長 3,195mm、全幅 1,395mm、全高 1,635~1,850mm エンジン ・360cc 直2 EK34型・360cc 直2 SOHC EK21型・490cc 直2 SOHC EK22型・550cc 直2 SOHC EK23型 ■4代目 販売期間 1982~1990年 乗車定員 2~4名 駆動方式 RR、パートタイム4WD、フルタイム4WD ボディサイズ 全長 3,195mm、全幅 1,395mm、全高 1615~1,900mm エンジン 544cc 直2 SOHC EK23型 ■5代目 販売期間 1990~1999年 乗車定員 2~4名 駆動方式 RR、パートタイム4WD、フルタイム4WD ボディサイズ 全長 3,295mm、全幅 1,395mm、全高 1,760~1,895mm エンジン ・658cc 直4 SOHC EN07C型・658cc 直4 SOHC EN07F型・658cc 直4 SOHC EN07Y型 スーパーチャージャー・658cc 直4 SOHC EN07L型(LPG仕様) ■6代目 販売期間 1999~2012年 乗車定員 2~4名 駆動方式 RR、セレクティブ4WD、フルタイム4WD ボディサイズ 全長 3,395mm、全幅 1,475mm、全高 1,815~1,905mm エンジン ・658cc 直4 SOHC EN07F型・658cc 直4 SOHC EN07Y型 スーパーチャージャー ■7代目(ダイハツ ハイゼットOEM車) 販売期間 2012~2022年(2021年11月生産終了) 乗車定員 4名 駆動方式 FR、セレクティブ4WD ボディサイズ 全長 3,395mm、全幅 1,475mm、全高 1,780~1,930mm エンジン ・660cc 直3 DOHC DVVT KF-VE型・660cc 直3 DOHC KF-DET型 インタークーラーターボ  

レガシィツーリングワゴンのリセールバリューのポイントは?高く売る方法や魅力と歴史についても解説
旧車市場動向 2024.08.20

レガシィツーリングワゴンのリセールバリューのポイントは?高く売る方法や魅力と歴史についても解説

レガシィツーリングワゴンのリセールバリューが高ければ、一度は乗ってみたいと思う人も多いでしょう。今回は、レガシィツーリングワゴンのリセールバリューのポイントや高く売る方法、レガシィツーリングワゴンの魅力と歴史について解説します。レガシィツーリングワゴンの購入や売却を検討中の人は参考にしてください。 レガシィツーリングワゴンのリセールバリューのポイント レガシィツーリングワゴンのリセールバリューには、特別仕様車や数量限定車、スポーツモデルであるかどうかなどが大きく影響します。また、一般的なモデルでも状態によっては高値になることもあるため、レガシィツーリングワゴンの価値を理解している買取業者に相談するとよいでしょう。 レガシィツーリングワゴンを高く売る方法 続いて、レガシィツーリングワゴンを高く売る方法について詳しく解説します。 走行性能に関わる部分を重点的にメンテナンスしておく レガシィツーリングワゴンは、走行性能に関わる部分を重点的にメンテナンスしておくことで高く売れる可能性が高まります。スポーティーな性能に注目されているため、エンジンオイルや消耗品などの交換は必須といえるでしょう。また、点検整備記録簿に法定点検などの整備記録があると好印象を与えられるため、メンテナンスの一環として行うことをおすすめします。 高年式・低走行 レガシィツーリングワゴンは高年式・低走行な車両が人気です。スポーティーな性能が注目される車とはいえ、ファミリーユースやレジャー目的で購入されることも多く新車登録から10年以内、走行距離5万km以下の車両は高額査定となる可能性が高いでしょう。 DIT直噴ターボ搭載エンジンは対策が必要 5代目レガシィツーリングワゴンは、2.0ℓ DIT直噴ターボモデルが人気です。トヨタ86の兄弟車BRZに搭載されているFA20型エンジンを直噴ターボ化したハイパフォーマンスモデルで、300psを発生させます。レガシィツーリングワゴンの最終型ハイパワーモデルとして、リセールバリューが非常に高いといえるでしょう。 ただし、DIT直噴ターボモデルは異常燃焼によるエンジン故障でリコールが出ています。これはエンジンコンピューターの不適切なプログラムが原因です。ECU(電子制御ユニット)を対策プログラムに書き換えることで改善するため、未対策の対象車両(2012年4月19日〜2014年6月17日製造分の10,143台)はすぐにディーラーで点検を受けましょう。 エアロパーツ&サンルーフ装着車 レガシィツーリングワゴンは、スポーツワゴンらしくエアロパーツ&サンルーフ装着車が人気です。それぞれ単体で査定額が10〜20万円ほどアップすることが多いため、リセールバリューの高さを狙うなら購入時にチェックしておくとよいでしょう。 ボディカラーは白か黒が人気 レガシィツーリングワゴンのボディカラーは白か黒が圧倒的に人気です。特に白や黒で純正もしくはSTiのエアロパーツ付きであると、リセールバリューがアップしやすい傾向にあります。 レガシィツーリングワゴンの魅力と歴史 レガシィツーリングワゴンは、1989〜2014年にスバルが販売したステーションワゴンです。スバルの特色であるボクサーエンジンを搭載し、優れたワゴンユーティリティや走行安定性の高さ、モータースポーツ向けに開発されたWRX STiなどのイメージでスポーツワゴンの代名詞となりました。 1990〜1993年に参戦したWRCではわずか1勝という結果に終わるも、その後の15年に渡るスバルのWRCでの栄光の礎を築いたのがレガシィだったと評価されています。この活躍がスバルとボクサーエンジン&AWDというブランドを作り上げたといえるでしょう。 初代が発売された1980年代はスバルが倒産の危機に陥っており、レガシィツーリングワゴンが起死回生の大ヒットとなったのは有名な話です。なお、レガシィツーリングワゴンは5代目を最後に廃止されて、後継車種であるレヴォーグにその特徴が受け継がれました。レガシィは2019年以降は北米のみで販売され、日本国内では派生モデルのレガシィ アウトバックの販売が継続されています。 【5代目(最終型)モデル 基本スペック】 販売期間 2009~2014年 乗車定員 5名 駆動方式 4WD エンジン ・2.5L 水平対向4気筒DOHC EJ25型・2.5L 水平対向4気筒DOHCターボ FB25型・2.0L 水平対向4気筒DOHC直噴ターボ FA20型  

スカイライン R34型 GT-Rのリセールバリューは高い!最新相場を旧車専門店が解説
旧車市場動向 2024.08.20

スカイライン R34型 GT-Rのリセールバリューは高い!最新相場を旧車専門店が解説

スカイライン R34型 GT-Rは、1999年〜2002年まで製造・販売されていた、言わずとしれた日産の名スポーツカーです。先代よりもスマートに進化したスタイリッシュなスタイリングで今もなお多くのファンを魅了しており、中古車市場でも高い評価を維持し続けています。 今回は、スカイライン R34型 GT-Rのリセールバリューと買取相場、より高く売るコツを紹介します。スカイライン  R34型 GT-Rの売却を検討している方は参考にしてみてください。 スカイライン R34型 GT-Rのリセールバリュー スカイライン R34型 GT-Rのリセールバリューをグレード別に紹介します。 ※2024年7月時点の情報 ベースグレード 新車価格:499万8,000円 or 504万8,000円買取相場:〜2,000万円 Vスペック 新車価格:559万円買取相場:〜2,500万円 VスペックⅡ 新車価格:574万8,000円 買取相場:〜2,700万円 Mスペック 新車価格:595万円買取相場:〜2,500万円 1968年から歴史がはじまったスカイライン GT-Rのなかでも、R34型 GT-Rは特に高値がつきやすいモデルです。どのグレードでも新車価格を遥かに超える価格で取引されています。 高値がつくスカイライン R34型 GT-R 非常に高い価格で相場が推移しているスカイライン R34型 GT-R。ここからは、そのなかでも特に高値が提示されやすいモデルの特徴について紹介します。 特別仕様のモデル 2002年2月に特別仕様車として追加された「ニュル」には最大で5,000万円ほどの価格がつく場合があります。VスペックⅡ ニュルとMスペック ニュルの2つが設定されているため、それぞれの具体的な価格について確認しておきましょう。 VスペックⅡ ニュル 新車価格:610万円買取相場:〜4,500万円 Mスペック ニュル 新車価格:630万円買取相場:〜5,000万円 ニュルは、レース参戦仕様のN1をベースにした、GT-Rのなかでも特に本格的な走りを楽しめるモデルです。専用のスピードメーターやエンブレムが装備され、他のグレードと一線を画す存在として、スカイラインファンから熱い支持を得ています。優れたスペックと長年の人気の高さが価格を底上げしている要因といえるでしょう。 特別仕様のカラー スカイライン R34型 GT-Rには、特別仕様のボディカラーが存在します。グレード名になっている「ミッドナイトパープル」です。グレード別にリセールバリューと買取相場を確認していきましょう。 ミッドナイトパープルⅡ 新車価格:514万7,000円買取相場:〜3,000万円 Vスペック ミッドナイトパープルⅡ 新車価格:574万8,000円買取相場:〜3,500万円 ミッドナイトパープルⅢ 新車価格:514万8,000円買取相場:〜3,000万円  Vスペック ミッドナイトパープルⅢ 新車価格:574万8,000円買取相場:〜3,500万円  スカイライン R34型 GT-Rならではのボディカラーとして人気を博すミッドナイトパープル。他のボディカラーと比べて最大価格が+1,000万円ほども違います。ミッドナイトパープルⅡは300台、ミッドナイトパープルⅢは190台ほどしか生産されておらず、その希少性が高値の理由だといえるでしょう。 また、ミッドナイトパープル以外で高値がつきやすいボディカラーとして挙げられるのが、ニュル限定の「ミレニアムジェイド」です。わずか200台ほどしか生産されていないといわれ、ミッドナイトパープル同様に貴重なモデルとして高く評価されています。 スカイライン R34型 GT-Rをを高く売るコツ ここまでスカイライン R34型 GT-Rのリセールバリューと買取相場を紹介しました。高値で取引されているスカイライン R34型 GT-Rですが、より高く売却するためにはどのようなことに気をつければよいのでしょうか。 ここでは、スカイライン R34型 GT-Rを高く売る方法を紹介します。 入念にメンテナンスしておく メンテナンスを入念に行っておくと、高値で売却できる可能性が高まります。 スカイライン R34型 GT-Rのセールスポイントといえば、何と言っても優れた走行性能です。そのため、メンテナンスをしっかりと行い、スポーツカーらしい走りができる状態を保っておくと高額査定につながるでしょう。 走行に関わる部分だけではなく、外装や内装もしっかりメンテナンスしておくと、さらに評価が上がる可能性があります。 カスタムパーツやチューニングをアピールする スカイライン R34型 GT-Rはスポーツ走行を楽しめるモデルであるために、カスタマイズされていても高価買取されるケースが多いです。 そのため、査定時には購入後に取り付けたアフターパーツやチューニングを施した部分などをしっかりアピールしましょう。こだわってカスタマイズした部分を漏れなく伝えることで高価買取される可能性が高まるかもしれません。 スカイライン R34型 GT-Rはどんな業者に売ればよい? 中古車市場で引く手数多のスカイライン R34型 GT-Rですが、どのような買取業者に売却すればより高い価格がつくのでしょうか。損をせずに売却するための業者選びのポイントを紹介します。 スカイライン R34型 GT-Rの買取実績が豊富 スカイライン R34型 GT-Rを買取した実績が多いかどうかを確認しましょう。グレードによっては数百台しか生産されていないため、取扱いの経験がない業者では正しく評価できません。 また、1台しか買取実績のない業者よりも複数台の買取実績をもつ業者のほうが、スカイライン R34型 GT-Rの取扱いに長けているといえます。実績の有無だけではなく、その数も確認したうえで査定を依頼することをおすすめします。 旧車・スポーツカーに特化している 旧車やスポーツカーに特化している業者に依頼すると、高価買取に期待できるでしょう。 スカイライン R34型 GT-Rが発売されたのは20年以上も前です。近年製造されているクルマとは作りが大きく異なるため、古いクルマへの豊富な知識と知見がないと正しく評価できません。 また、スカイライン R34型 GT-Rは、大衆車にはないスポーツカーとしての魅力が詰まったモデルです。そのため、スポーツカーの価値の判断基準を十分に理解し、価格に反映できる業者に依頼することをおすすめします。 スカイライン R34型 GT-Rを売るなら旧車王へ! スカイライン R34型 GT-Rのリセールバリューと買取相場について解説しました。 どのグレードの買取相場も最大数千万円単位という、非常に価値の高いクルマです。高値で売るには、売却先を慎重に見極める必要があります。   スカイライン R34型 GT-Rの売却先に悩んだ際には、ぜひ一度旧車王にご相談ください! 旧車王は、10年以上経過した古いクルマ専門の買取サービスで、スポーツカーも多数取扱っております。もちろんスカイライン R34型 GT-Rの買取実績も複数あり、多くのお客様からご満足の声をいただいております。 ▶スカイライン R34型 GT-Rをお譲りいただいたお客様からの口コミはこちら 20年以上旧車専門で買取サービスを展開してきた知識とノウハウを活かし、お客様の愛車を丁寧に“鑑定”いたします。スカイライン R34型 GT-Rをご売却の際には、ぜひ旧車王お問い合わせください。

レジアスエースバンのリセールバリューのポイントは?高く売る方法や魅力と歴史についても解説
旧車市場動向 2024.08.19

レジアスエースバンのリセールバリューのポイントは?高く売る方法や魅力と歴史についても解説

レジアスエースバンがハイエースバンの姉妹車であることを知らない人も多いでしょう。本家ハイエースと同じリセールバリューであれば、購入してみたいと考える人も多いはずです。今回は、レジアスエースバンのリセールバリューのポイントやレジアスエースバンを高く売る方法、レジアスエースバンの魅力と歴史について解説します。レジアスエースバンの購入や売却を検討中の人は参考にしてください。 レジアスエースバンのリセールバリューのポイント レジアスエースバンのリセールバリューのポイントは、姉妹車であるハイエースと同じです。広いユーティリティに運転のしやすいボディサイズ、外観デザインやスペックなどに違いはありません。トヨタの販売チャンネルの違いによって名称が異なるだけのため、リアハッチのエンブレムと説明書以外はハイエースとまったく同じです。 レジアスエースバンはバンと福祉車両のみのグレード設定のため、ハイエースのようにワゴンやコミューターは選択できません。しかし、バン仕様でもワゴンに劣らない豪華仕様のスーパーGLが存在し、カスタム車やキャンピングカーのベース車両としてリセールバリューは高値で安定しています。名前が違ってもハイエースと同等のリセールバリューがあるといってよいでしょう。 レジアスエースバンは国産のバンとして屈指のリセールバリューの高さを誇るハイエースに劣らない人気があり、名称の違いではその価値は左右されません。キャンピングカーブームに影響されることなく、今後も高いリセールバリューは続くでしょう。 レジアスエースバンを高く売る方法 続いて、レジアスエースバンを高く売る方法について解説します。 内装はきれいにしておく レジアスエースバンは、内装をきれいにしておくことで高額査定となる可能性が高い車です。商用車として使用されることも多いため、積み荷で内装がぼろぼろになっていると査定で減額されてしまうこともあるでしょう。荷室のキズ防止用トリムカバーやラゲッジ用マットを使用し、新車購入時から傷や汚れを対策しておくことで高額査定が期待できます。 高年式・低走行 レジアスエースバンは、高年式・低走行の車両が高く売れます。新車の納車が長期化している状況では、状態のよい車両が新車の車両本体価格並みで中古車販売された事例もあるほどです。特に、新車保証が継承できる最終モデルは高額査定が見込めるでしょう。 圧倒的人気のスーパーGL レジアスエースバンは、上級グレードのスーパーGLが圧倒的な人気を誇ります。廉価グレードのDXも人気で、高いリセールバリューを維持しています。しかし、スーパーGLは「グランドラグジュアリー」の名を冠することからもわかるように、大人5人がゆっくりとくつろげるリアシートや、ワゴンやミニバンにも劣らない豪華仕様が特徴です。 ビジネスだけでなくファミリーユースにも絶大な人気のグレードで、リセールバリューを意識して購入するのであればスーパーGL一択といえるでしょう。また、特別仕様車 スーパーGL DARK PRIME(1〜2)などは、ダークメッキやスパークリングブラックパールクリスタルシャインといったダーク系色で彩られ非常に高い人気を博しています。 レジアスエースバンの魅力と歴史 レジアスエースバンは、1999〜2020年に販売されたトヨタのキャブオーバー型バンです。販売チャンネルの違いによってハイエースとは異なる名称で、バンのみ取扱いが開始されました。そのため、2020年にトヨタが全車種の全店舗取扱いを開始したのを契機に販売が終了しています。 レジアスエースバンは初代 H100系、二代目 H200系ともにハイエースと共通の構成で生産されており、広大な室内空間やカスタムパーツの豊富さなどその魅力はハイエースとまったく同じです。4ナンバーサイズの取り回しのしやすさや、頑丈で壊れにくい点も多くの人に支持される理由といえるでしょう。 【基本スペック】 初代 H100系 販売期間 1999~2004年 乗車定員 2~10名 駆動方式 FR/4WD エンジン ・2.0L 1RZ-E(ガソリン仕様)・2.4L 2RZ-E(ガソリン仕様)・2.0L 1TR-FE(ガソリン仕様)・3.0L 5L(ディーゼル仕様)   二代目 H200系 販売期間 2004~2020年 乗車定員 2~10名 駆動方式 FR/4WD エンジン ・2.0L 1TR-FE(ガソリン仕様)・2.0L 2TR-FE(ガソリン仕様)・2.5L 2KD-FTV(ディーゼル仕様)・3.0L 1KD-FTV(ディーゼル仕様)・2.8L 1GD-FTV(ディーゼル仕様)  

フェアレディZ Z33のリセールバリューは?リセールバリューが決まる要因や高く売る方法についても解説
旧車市場動向 2024.08.19

フェアレディZ Z33のリセールバリューは?リセールバリューが決まる要因や高く売る方法についても解説

フェアレディZ Z33のリセールバリューが高ければ、一度は乗ってみたいと思う人も多いでしょう。大排気量の自然吸気エンジンを搭載した車は減少しつつあるため、いまのうちにその魅力を味わいたいものです。今回は、フェアレディZ Z33のリセールバリューや、フェアレディZ Z33を高く売る方法について解説します。フェアレディZ Z33の購入や売却を検討中の方は参考にしてください。 フェアレディZ Z33とは フェアレディZ Z33は、2002〜2008年まで販売されていた日産のスポーツカーです。Z32の生産終了から2年後に復活したZ33は、スカイラインとプラットフォームやエンジンを共用することで価格を抑えることに成功しています。前後重量配分は53:47という理想的なバランスを持ち、空力性能は世界でもトップクラスを誇りました。 モータースポーツでも全日本GT選手権(SUPER GT)やスーパー耐久などに参戦し、シーズン優勝やチームタイトルに輝くなど華々しい実績をあげています。スポーツカーとしてはチューニングのベース車両としての評価が高く、ノーマル車は高性能GTカーと呼ぶべき存在です。 【グレード別の特徴】 グレード名 特徴 ベース ベースグレード Version T 本革シートなどを装備した豪華仕様 Version S ブレンボ製ディスクブレーキやVDCが装備されたスポーツモデル Version ST VersionTとVersionSを合わせた最上級モデル Version ST Type G オーテックジャパンが発売した期間限定車 Type F オーテックジャパンが発売した赤色本革シートモデル S-tune GT NISMOから販売された期間限定車 type E 全日本GT選手権GT500クラス出場のためのホモロゲーションモデル 35th Anniversary 専用チューニングエンジンを搭載するフェアレディ35周年モデル Version NISMO/NISMO 350Z NISMOとオーテックジャパンから販売されたモデル Version NISMO Type 380RS-Competition スーパー耐久ST1クラス出場のためのホモロゲーションモデル Version NISMO Type 380RS Version NISMO Type 380RS-Competitionの公道仕様車 ロードスター Tバールーフがラインナップから外れコンバーチブル仕様として設定 ※ホモロゲーションモデルとは、市販車ベースの競技に参加するために販売される車のこと フェアレディZ Z33のリセールバリューの相場 フェアレディZ Z33のリセールバリューの相場は、仕様や状態により大きく異なります。歴代のフェアレディZは高騰しているモデルが多い中、Z33はアメリカで左ハンドル仕様車が販売されているため一部のグレードのみが高値を維持しています。 これは他の歴代フェアレディZとは異なり、アメリカでの右ハンドル車の扱いが「新車登録時から25年経過しなければ輸入できない」というルールから外れているためです。リセールバリューを考えて購入する場合は、そういった状況も理解して仕様を選ぶ必要があります。モータースポーツ参戦用の公道仕様車Version NISMO Type 380RSは、状態がよければ新車当時よりもプレミア価格となっている車体もあるため要チェックです。 【グレード別の新車価格】 グレード名 新車価格 ベース 6MT 337万500円 5AT 346万5,000円 Version T 378万円 Version S 363万3,000円 Version ST 6MT 394万8,000円 5AT 404万2,500円 Version ST Type G 432万6,000円 Type F 6MT 409万5,000円 5AT 418万9,500円 S-tune GT 682万5,000円 type E 682万円 35th Anniversary 388万5,000円 Version NISMO/NISMO 350Z 6MT 439万9,500円 5AT 449万4,000円 Version NISMO Type 380RS-Competition 2,625万円 Version NISMO Type 380RS 539万7,000円 ロードスター バージョンST 6MT 447万3,000円 5AT 456万7,000円  ※いずれも最終型モデルの価格 フェアレディZ Z33のリセールバリューが決まる要因 続いて、フェアレディZ Z33のリセールバリューが決まる要因について解説します。 6速マニュアルが人気 フェアレディZ Z33のリセールバリューを考えるなら、6速MT車がおすすめです。フェアレディZ Z33は、チューンナップのベース車両として購入するユーザーが多いため、5速AT車のリセールバリューは高くありません。 走行距離が少ないノーマル車 フェアレディZ Z33は、走行距離が少ないノーマル者が人気です。チューニングが施されていないノーマル車はGTカーとしての性能が高く、購入後にカスタマイズしてスポーツカーに仕上げる需要がリセールセールバリューに直結しています。多走行車やチューンナップカーは状態のよい車が少なく、販売価格や査定額が低くなる傾向があります。 熟成の後期型 後期型モデルは足回りやエンジンなどがより洗練されており、高回転化されたVQ35HR型エンジンが搭載されています。また、前期から中期型のZ33はラジエターファンの不具合が多く、リコール対策が施されていない車体はエンジンの焼付きやオーバーヒートの可能性があるためリセールバリューは低めです。 フェアレディZ Z33を高く売る方法 フェアレディZ Z33を高く売る方法について解説します。 スポーツカーの買取が得意な業者を選ぶ フェアレディZ Z33を高く売るためには、スポーツカーの買取が得意な業者を選ぶことが重要です。フェアレディZ Z33は、ラジエターファンの不具合が対策されていることや、発売年度ごとのモデル特性に詳しい業者でなければ正当な評価をしてもらうことは難しいでしょう。フェアレディZ専門店や日産車を得意とする業者を選ぶことで、高額査定となる可能性が高くなります。 運動性能に関わるところを入念にメンテナンスする フェアレディZ Z33を高く売るためには、運動性能に関わるところを入念にメンテナンスする必要があります。経年による劣化のみならず、オイルや消耗品の交換は車の寿命を左右するほど重要です。また、足回りや電装系などもスポーツ走行で消耗するため、1年ごとの法定点検で必要と判断された部品は早めに交換して整備記録簿に記載してもらうとよいでしょう。 リコール箇所の対策を万全にする フェアレディZ Z33は二つの大きなリコールが出ている車です。いずれも重要箇所のため、対策済みかどうかの確認もしておきましょう。 ラジエターファン........ラジエターファンモーターの通電不良により、エンジンのオーバーヒートや焼付きの可能性あり 後期6速MT車の変速不良........クラッチ作動側シリンダーのオイルシール不良により、シリンダー内部に空気が混入して変速不良が起こる可能性あり 未対策の場合は、査定に影響したり対策処置が有償となる可能性があるため、早めにディーラーに相談しましょう。 フェアレディZ Z33の魅力と歴史 フェアレディZ Z33は、5代目となるフェアレディZです。ラグジュアリー志向だった先代から原点回帰されたモデルであり、景気後退による業績不振からの日産復活のフラッグシップともなりました。 V35型スカイラインとプラットフォームやサスペンション、エンジンを共用することで価格を抑え、開発責任者が放った「Zは毎年進化する」の言葉通りにエンジンの改良はモデル末期まで4度に渡り行われました。モータースポーツでの活躍と国内外のカー・オブ・ザ・イヤーやグッドデザイン賞にも名を連ね、そのブランド力をさらに強固にしたモデルといえるでしょう。 【基本スペック】 販売期間 2002~2008年 乗車定員 2名 駆動方式 FR エンジン ・V6 3.5L VQ35DE型・V6 3.5L VQ35HR型・V6 3.8L VQ35HR型改  

パブリカのリセールバリューは?歴史や高く売る方法を解説
旧車市場動向 2024.08.19

パブリカのリセールバリューは?歴史や高く売る方法を解説

トヨタ自動車を代表する大衆車・パブリカの希少価値が上がっています。リセールバリューの高騰を期待されている方も多いのではないでしょうか。今回はパブリカの歴史や魅力を取り上げると共に、パブリカのリセールバリューについて解説します。 パブリカとは 通産省より発表された国民車構想により、トヨタ自動車が開発・販売したオーナードライバー用の小型大衆車です。パブリカの誕生は、トヨタ自動車が小型大衆車の販売への道筋を作るきっかけとなりました。 パブリカの歴史 パブリカは1961年に排気量700ccのセダンとして発売されました。1950年代、豊田英二氏が500cc~600ccクラスの大衆車の開発提案をしたことにより歴史は始まります。当初は水冷2気筒エンジンを搭載した前輪駆動方式の車両を試作しましたが、開発期間の短さと技術的限界により断念し、フロントエンジンリヤドライブ方式に路線を変更します。 また、エンジンの排気量も高速道路での使用を見込んで700ccクラスを採用しました。これは、車の居住性の確保とエンジンの振動対策を追求した結果です。完成した初代パブリカのUP10は、空冷水平対向エンジンを搭載し、サスペンションには乗り心地の良いダブルウィッシュボーンとリーフリジットが採用されました。 UP10の名称は一般公募によって公募され、100万通を越える応募の中から英語読みのパブリックとカーを併せた言葉の「パブリカ」が選ばれたのです。 トヨタ自動車の一大プロジェクトとして発売されたパブリカでしたが、装備があまりにも簡素化されていたため販売台数は当初の見込みから大きく外れました。 1962年にバンタイプを追加し、新たにパブリカスポーツを発表します。(後の「ヨタハチ」の愛称で知られるトヨタ800です) 1963年にはリクライニングシート、ラジオ、ヒーターなどの快適装備を備えたUP10D型「デラックス」を発表します。同年、「コンバーチブル」と「デチャッタブルトップ」のラインナップを発表しパブリカはようやく小型大衆車として売れ行きを伸ばしました。 1966年にビックマイナーチェンジを発表。排気量を800ccにアップし、馬力を36馬力にした2U-C型エンジンを搭載したUP20型を発売し、デザインも見直されフロントノーズとリヤデッキの大幅な改良を行います。 1967年にパブリカは販売価格が下げられ、パブリカの基本グレードとなる「スタンダード」の販売価格は35万9000円でした。当時の為替レートが1ドル=360円であったことからキャッチコピーを「1000ドル・カー」と改めたのです。 1968年に初代最後のマイナーチェンジを行い、「デラックス」と「スタンダート」の中間に位置する「スペシャル」の追加を発表しました。 そして、1969年にフルモデルチェンジし、二代目パブリカが発売されました。ラインナップは、2U型エンジンを搭載したモデルと水冷直列4気筒エンジンの2K型エンジンを搭載したモデルの2つ。この時期は団塊世代が運転免許を取得する年齢になります。そこでトヨタ自動車はパブリカの販売路線を転換し、大衆車向けの「1000ドルカー」のキャッチコピーから団塊世代へ向けたエントリーカーとしてアピールするため「ガッツパブリカ」などスタイリッシュなキャッチコピーへと表現を改めました。それに合わせるように若者向けのスポーティグレード「SL」の追加を発表します。 そして1970年にマイナーチェンジ。インストメントパネルの変更や1200ccモデルの「ハイデラックス」仕様を発表しました。同時に前輪ディスクブレーキが標準装備され、方向安定性を重視した制動能力を獲得します。 1972年にビックマイナーチェンジし、エクステリアの大幅な改良を実施。翌年にはスポーティな上級グレード「パブリカスターレット」を発表し、1976年には排出ガス規制適合に伴うマイナーチェンジを行いました。1978年にはスターレットの登場によりパブリカは乗用車モデルの販売が終了しました。 パブリカのリセールバリューはどれくらい? リセールバリューとは、購入した車を売却したときの価値のことです。調べてみたところ、パプリカのリセールバリューは次のようになりました。 モデル 排気量 年式 新車販売価格 2022年6月現在の価格 初代パブリカ/スタンダード 700 昭和40年(1965年) 38万9,000円 178万円→約4.6倍(参考サイト:価格.com) 初代パブリカ/デラックス 600 昭和43年(1968年) 40万9,000円 220万円→約5.5倍(参考サイト:車選びドットコム) 2代目パブリカ 1,000 昭和45(1970年) 39万5,000円 120万円→約3倍(参考サイト:カーセンサー) 新車販売価格の数倍の価値があることがわかります。 パブリカを高く売る方法 パブリカを高く売却したいとお考えの方には、次のような方法で高額査定に繋がります。 オリジナルの部品の状態が良い。 外装、内装からはじまりエンジンや足回りの状態がオリジナルかつ良好なら売却価格は高くなります。あわせて整備記録簿もあると、パブリカの品質を保ってきた証明にもなり査定評価が上がることが期待できます。 パブリカを高く買い取れる業者の特徴 自慢の愛車をきちんと評価してくれると共に、しっかり対応してくれる業者を選びたいところではないでしょうか。そこで、パプリカを高額で買い取ってくれる業者の特徴をご紹介します。 二重査定をしない 二重査定とは買取契約した後に、買取業者が再度査定を行い、欠陥が見つかったと買取額の減額を売主に求めることです。実際の車の評価額よりも低くなることになります。また業者によっては正当な理由もなく減額する場合もあるので注意が必要です。二重査定や不当なキャンセル料を請求しないよう明示している業者を選びましょう。 旧車の買取実績が豊富 旧車を中心に買取を行っている実績豊富な業者に依頼しましょう。目安として一般社団法人日本自動車購入協会JPUCに加盟している買取店を選ぶのがおすすめです。 パブリカの売却なら旧車王がおすすめ 旧車買取店は数多くありますが、パブリカを売却するなら創業22年、希少車の買取に特化している旧車王にぜひご依頼ください。JPUCに加盟し、契約後の減額は一切ありません。オーナー様の愛情を査定額に反映いたします。旧車に特化した専門スタッフが、無料にて出張査定し、ご自宅以外の場所でもお伺いします。買取額にご納得頂ければ、ご提示した買取金額で買取し、また諸手続きも無料にて代行させていただきます。

ボンゴフレンディのリセールバリューのポイントは?高く売る方法や魅力と歴史についても解説
旧車市場動向 2024.08.16

ボンゴフレンディのリセールバリューのポイントは?高く売る方法や魅力と歴史についても解説

車中泊ブームの影響でボンゴフレンディのリセールバリューが気になる人も多いでしょう。今回は、「ボンゴフレンディのリセールバリューのポイント」「ボンゴフレンディを高く売る方法」「ボンゴフレンディの魅力と歴史」について詳しく解説します。ボンゴフレンディの売却を検討中の人は参考にしてください。 ボンゴフレンディのリセールバリューのポイント ボンゴフレンディのリセールバリューのポイントは、独自性の強い装備の有無です。カタログモデルとしては希少な「オートフリートップ」や、レジャーで人気の高い4WDとディーゼルエンジンを組み合わせたモデルは車中泊ブームで人気が再燃しています。 ボンゴフレンディはプレミア価格がつく車ではなく、オートキャンプや車中泊に最適なモデルのひとつとして高評価を得ている車です。そのため、走行距離10万km以下でオートフリートップやディーゼルエンジン、4WDのモデルの場合は需要も高いといえるでしょう。それ以外のグレードに関しては年式相応のリセールバリューになります。 ボンゴフレンディを高く売る方法 続いて、ボンゴフレンディを高く売る方法について詳しく解説します。 基本的なメンテナンスを欠かさない ボンゴフレンディは、基本的なメンテナンスを欠かさないことで高額査定となる可能性が高まります。レジャー目的で使用する人が多い車のため走行距離が伸びやすく、定期的なオイルや消耗品の交換は必須です。また、車検だけでなく法定点検もきっちりと受けて、整備記録簿にその記載があることも査定額に影響するでしょう。 高年式・低走行 高年式・低走行のボンゴフレンディは高額査定となる可能性があります。販売終了から既に15年以上が経過している車のため、最終型モデルや低走行か否かが査定額に大きく影響するといってよいでしょう。 オートフリートップは完動するように故障個所を修理する ボンゴフレンディの最大の魅力はオートフリートップです。ルーフ部分を電動でポップアップさせるモーターが経年劣化で故障し、付属しているテント部分のネットも破れてしまうため交換が必要となります。買取査定時に不具合が出ないように、しっかりと点検や修理を行いましょう。 ボンゴフレンディの魅力と歴史 ボンゴフレンディは、1995~2006年に販売されたマツダのミニバンです。衝突安全性を考慮して外観上はボンネット部分が存在するセミキャブオーバータイプのシルエットで、構造的にはエンジンを運転席下に配置したキャブオーバータイプで設計されています。 最大の特徴は、「オートフリートップ」などレジャーに特化した装備が充実していることです。ルーフの前部が開閉する「オートフリートップ」は、屋根裏に大人2人が寝ることのできる空間を生み出して車中泊を快適にします。電動カーテンやハイパースライドシートなど、オートキャンプでの使い勝手を考えた汎用モデルのキャンピングカーといえるでしょう。 <基本スペック> 乗車定員 5~8名 駆動方式 FR/4WD エンジン ・2.0L 直4ガソリン仕様・2.5L V6 ガソリン仕様・2.5L 直4 ディーゼル仕様   

日産 フェアレディZ(Z34)のリセールバリューは高い?相場や高く売るコツを紹介
旧車市場動向 2024.08.16

日産 フェアレディZ(Z34)のリセールバリューは高い?相場や高く売るコツを紹介

2ドア2シータークーペ/オープンスポーツカー「フェアレディZ(Z34型)」は、日産の代表的なスポーツカーの1つです。フェアレディZののリセールバリューは高いのでしょうか。今回は、フェアレディZの中のZ34型フェアレディZのリセールバリューについて紹介します。Z34のリセールバリューについて気になっている方は参考にしてみてください。 フェアレディZ Z34のリセールバリューの相場 Z34型フェアレディZのリセールバリューの相場は、平均で250万円程度です。グレードや年式などによっては350万円程度になるケースもあるものの、全体の相場は200万円前後で推移しています。。 Z34型フェアレディZは2008年12月にデビュー。販売開始当時のグレードはベースグレード/Version T/Version S/Version STの4グレードで、価格は362万2,500円〜446万2,500円でした。 2023年時点でZ34のデビューから15年が経過しているものの、販売開始時の50%以上の価格を維持していることから、リセールバリューは良いと言えるでしょう。 フェアレディZ Z34のリセールバリューのポイント ここからは、Z34型フェアレディZのリセールバリューの傾向を解説します。売却するときや今後Z34を中古で購入するときの参考にしてみてください。 買取価格相場は高め Z34型フェアレディZの買取相場は、高めで推移しています。そのため、どのグレードであっても高価買取される可能性が高いでしょう。 このような高い買取相場となっている理由は、歴史ある希少な国産スポーツカーであるためだと考えられます。また、海外では「Nissan Z」として販売され、国内外問わず高い人気を維持していることも買取相場が高くなっている理由と言えるでしょう。 また、Z34にはMTとATが用意されています。どちらのトランスミッションでも高価買取されますが、買取価格を比較をするとATよりMTの方が高い買取額になるケースが多いようです。 NISMOや台数限定モデルは高額買取される傾向がある Z34型フェアレディZには、台数限定モデルやスポーツグレードの「NISMO」も用意されています。 これらの限定モデルやスポーツグレードは、ベーシックなモデル(ベースグレード/Version T/Version S/Version ST)よりも高額査定が期待できます。 リセールバリューが高いZ34を求めるのであれば、NISMOや限定モデルなどを選ぶとよいでしょう。 フェアレディZ Z34を高く売る方法 Z34型フェアレディZを高く売るためには、どのような方法があるのでしょうか。ここからは、Z34を高く売るコツについて紹介します。 NISMO仕様の場合はカスタムパーツを取り外さない メーカーカスタマイズのNISMOは、パーツを取り外さないようにしましょう。 NISMO純正パーツが取り外されていると本来の性能を発揮できず、売却時にマイナス評価となってしまいます。NISMOとは呼べなくなってしまうため、パーツは装着したまま売却しましょう。 足まわりやエンジンを入念にメンテナンスしておく フェアレディZは日産を代表するスポーツカーであるため、走行性能もセールスポイントのひとつです。そのため、足まわりやエンジンなど、駆動系のメンテナンスは欠かさずに行っておきましょう。しっかりと手入れがされていれば、売却時の評価も高くなります。 フェアレディZ Z34の魅力と歴史 フェアレディZは、1969年の初代(S30型)発売以降、世界中のユーザーから支持されてきたスポーツカーです。 2008年12月にデビューしたZ34型は、Zらしさであるハイパフォーマンス・デザイン・ハイバリューを盛り込みながら、パフォーマンスや質感をより進化させていることが特徴となっています。 走行性能の面では、ショートホイールベース化、軽量化、VQ37VHRエンジン(3.7L V6エンジン)、シンクロレブコントロール付6速マニュアルトランスミッション/マニュアルモード付7速オートマチックトランスミッションの搭載などにより「走る、曲がる、止まる」を進化させました。 質感の面では、スポーツカーとしての機能性と質感の高いインテリアを両立し、ドライバーとコックピットの一体化を目指しています。 【Z34型フェアレディZの主なスペック】 サイズ 全長4,250mm×全幅1,845mm×全高1,315mm エンジン 3.7L V型6気筒 トランスミッション 6速MT/7速AT(マニュアルモード付き) 駆動方式 FR(後輪駆動) 発売開始時期 2008年12月 価格(デビュー当時) 362万2,500円〜446万2,500円  

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