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アメリカンマッスルカーの代表格であるダッジチャレンジャーは一部の層から高い人気を誇ります。リセールバリューが高ければ、一度は乗ってみたいという人も多いでしょう。今回は、ダッジチャレンジャーのリセールバリューのポイントや高く売る方法、ダッジチャレンジャーの魅力と歴史について解説します。ダッジチャレンジャーの購入や売却を検討中の人は参考にしてください。 ダッジチャレンジャーのリセールバリューのポイント ダッジチャレンジャーのリセールバリューは世代によって大きく異なります。高い価値を持つのは初代と現行型の3代目で、ともにアメリカンマッスルカーの代表格といえるでしょう。初代は1970年に発売されたオールドカーで、現在でも愛好家に絶大な人気があるため安定的に高い相場水準を維持しています。 3代目は世界最強のマッスルカーの異名を持つ量産型上級グレードのSRTヘルキャットや、限定車のSRTデーモンが世界的に有名です。SRTデーモンは国内の中古車市場ではほとんど流通されていないと考えられるため、「SRTヘルキャット」「R/T」「SRT8」の3グレードが市場の中心になるといってよいでしょう。 SRTヘルキャットは2015年モデルからの登場のため流通量は少なく、R/TとSRT8は10年落ちでも高値で取引されています。3代目ダッジチャレンジャーは現行モデルでもあり、アメ車ファンからの人気も高いため今後も相場は高水準を維持するでしょう。 ダッジチャレンジャーを高く売る方法 続いて、ダッジチャレンジャーを高く売る方法について詳しく解説します。 基本的なメンテナンスをしておく ダッジチャレンジャーを高く売るためには、基本的なメンテナンスをしておくことが重要です。エンジンオイルや各種消耗品の定期的な交換を始め、アメ車に多い油脂漏れなども日常的にチェックしておくとよいでしょう。また、専用のテスターやパーツの在庫を確保しているディーラーや修理業者を探しておくことで、不具合の早期発見や対処を行うことが可能です。 整備記録簿を用意する ダッジチャレンジャーを高く売るためには、整備記録簿が必要です。定期点検整備記録簿がなければ一般の整備工場で点検したものと考えられるため、買取業者が整備内容に不安を感じる可能性があります。中古車で購入したときから欠品の場合もあるため、なければ早めに発行してもらいましょう。点検整備記録簿は指定工場や認証工場で発行してもらうことが可能です。 日本仕様車であること 並行輸入車はヘッドライトやテールランプなどがアメリカ仕様のままという車両も少なくありません。日本の保安基準に適合していないと買取価格は大幅に下がってしまうため、信頼できる業者に点検を依頼して必要に応じて日本仕様に変更してもらいましょう。 ダッジチャレンジャーの取扱い実績が豊富な買取業者を選ぶ ダッジチャレンジャーを高く売るためには、ダッジチャレンジャーの取扱い実績が豊富な買取業者を選ぶことが重要です。アメ車は専門の知識が必要でモデルごとの特徴を理解している業者でなければ買取価格が安くなる傾向にあります。国内大手の自動車買取専門チェーンよりもアメ車やダッジチャレンジャーの買取を得意とする専門業者に査定を依頼しましょう。 ダッジチャレンジャーの魅力と歴史 ダッジチャレンジャーは1970年に登場しました。1966年型ダッジチャージャーをデザインしたカール・キャメロンがボディデザインを担当し、約4年間の販売で累計販売台数165,000台以上を記録しています。ハリウッド映画「バニシング・ポイント」や「ナイトクローラー」での登場により、アウトローが乗るワイルドな車との印象で発売から50年以上を経た今でも人気を博しています。 初代の発売終了後から3年後に復活した2代目は、三菱ギャランラムダのOEMとして供給されました。アメ車らしからぬ5ナンバーの2ドアクーペとして異彩を放ち、約6年間の販売で生産終了となりました。 2008年に復活した3代目はアメリカンマッスルカーの代名詞ともいうべきV8エンジンを搭載。初代を彷彿させるスタイリングで再び脚光を浴びました。設計がダイムラークライスラー時代のため、サスペンションなどメルセデスベンツの車両に採用されたコンポーネントが流用されています。 ハイパワーモデルは2015年モデルから登場したSRTヘルキャットが有名で、2017年にはドラッグレース出場車レベルに高性能化させた3300台限定(米国3000台、カナダ300台)販売のSRTデーモンがラインナップとして登場します。 2023年3月27日には世界最強のマッスルカーと呼ばれる1025馬力 6.2ℓ HEMI V8エンジン搭載のダッジチャレンジャーSRTデーモン170が市販(予約開始、生産は2023年夏。予定生産数は明確にされておらず3300台以下となる予定)されました。 <基本スペック>■初代 販売期間 1970~1974年 乗車定員 5名 ボディサイズ 全長2,800mm 全幅1,930mm 全高1,290mm エンジン ・3.2L スラント6型 直6・3.7L スラント6型 直6・5.2L LA型 V8・5.6L LA型 V8・5.9L LA型 V8・6.3L B型 V8・7.0L HEMI型 V8・7.2L RB型 V8 ■2代目 販売期間 1977~1983年 乗車定員 5名 駆動方式 FR ボディサイズ 全長4,525mm 全幅1,675mm 全高1,345~1,355mm エンジン ・1.6L 4G32型 直4SOHC・2.6L 4G54型 直4SOHC ■3代目 販売期間 2008年~ 乗車定員 5名 駆動方式 FR ボディサイズ 全長5,022mm 全幅1,923mm 全高1,415~1,460mm エンジン ・3.5L SOHC V6・3.6L ペンタスター型 DOHC V6・5.7L HEMI型 OHV V8・6.1L HEMI型 OHV V8・6.2L ヘルキャットHEMI型 OHV スーパーチャージャー V8・6.2L デーモンHEMI型 OHV スーパーチャージャー V8・6.4L HEMI型 OHV V8・6.4L デーモンHEMI型 OHV スーパーチャージャー V8
レガシィBE型は、最後の5ナンバーとして国内で人気を博したモデルです。2023年12月にアメリカの25年ルール対象車となり、再び注目されています。 今回は、レガシィBE型が25年ルール解禁によってどのように値動きするのか考察します。レガシィBE型の売買を検討されている方はぜひ参考にしてみてください。 2023年12月にレガシィBE型が25年ルール解禁! 2023年12月にスバルのレガシィBE型がアメリカで25年ルールの対象車種として解禁されました。このルールにより、製造から25年経過した車輌はアメリカへの輸入が許可され、多くの自動車愛好家が長年待望していたモデルを入手できるようになります。 レガシィBE型はその独特の魅力と性能で知られ、今回の解禁によりさらなる注目を集めています。スバルの名車がもつ魅力が、中古車市場で改めて評価されるでしょう。 そもそも25年ルールとは? アメリカには、「25年ルール」と呼ばれる自動車輸入制度が存在します。25年ルールとは、原則としてアメリカで右ハンドル車の輸入と走行が認められていないなかで、製造から25年以上経過した車輌であれば輸入と走行が許可されるというものです。 さらに、25年ルールの対象車は、現行の排ガス規制を満たしていなくてもアメリカへの輸出が可能で、関税も免除されます。自動車コレクターや日本車愛好家にとっては魅力的な制度です。 ▼25年ルールの中身について以下の記事でより詳しく解説しているため、あわせてご覧ください。アメリカ「25年ルール」とは?名車の中古相場が急騰するしくみ 25年ルール解禁でBE型レガシィは値上がりする? 25年ルールの解禁は、レガシィBE型の価格に大きな影響を与える可能性があります。特に、限定モデルは高値で取引される可能性があるでしょう。 BE型には「BLITZEN(ブリッツェン)」や「S401 STi Version」などの特別な限定モデルが存在します。これらの限定モデルは、もともと希少価値の高い存在でしたが、25年ルールの解禁によってさらに需要が高まることが予想されます。 ただし、正確な価値は車輌の状態によって異なります。たとえ限定モデルであっても、事故歴や修復歴のある個体だと高値での売買は難しいでしょう。具体的な金額を知りたい場合は、査定を依頼するのが確実です。 25年ルールで解禁されたレガシィBE型の魅力 レガシィBE型は、1998年12月に登場したスポーツセダンです。同年6月に発売されたワゴン版に遅れてのデビューでしたが「B4」のサブネームが与えられ、セダンモデルならではの個性を打ち出しました。 BE型で特筆すべきなのは、自主規制値ギリギリの280psを発揮するEJ20ターボエンジンを搭載したMT車がラインナップされていること。スバルの象徴である水平対向エンジンと相まって、力強い加速と鋭いレスポンスを両立しました。また、リアサスペンションをストラットからマルチリンクに変更し、高速走行時の安定性とコーナリング時の車輌挙動を向上させています。 BE型のもう1つの魅力は、特別仕様車の種類が豊富なことです。1999年12月には、ポルシェデザインと共同開発したエアロパーツを装着した特別仕様車「BLITZEN(ブリッツェン)」を発売。2001年のマイナーチェンジでは、2.5Lエンジン搭載の「RS25」や、3Lエンジン搭載の「RS30」を追加するなど、ラインナップの拡充が図られました。 そして、モデル末期の2002年11月には、究極の3代目レガシィB4ともいえる「S401 STi Version」が登場。手作業によるエンジンパーツのバランス取りや、6速MTの採用など、全域にわたって手が加えられた400台限定のコンプリートモデルとして、高い人気を誇ります。 レガシィBE型は、スバルのスポーツセダンとしての理想を追求した1台であり、25年ルール解禁は多くの日本車愛好家にとって朗報といえるでしょう。 レガシィBE型以外で2023年に25年ルールが解禁された車種一覧 2023年は、レガシィBE型だけでなく、他の人気車種も25年ルールの対象となりました。解禁された主な車種と時期は以下のとおりです。 ・トヨタ ランドクルーザー100系:2023年1月・三菱 ランサーエボリューションⅤ:2023年1月・日産 スカイラインR34:2023年5月・トヨタ アルテッツァ:2023年10月・スズキ ジムニー JB23:2023年10月 どれも日本の自動車史に名を残す名車です。それぞれ独自の特徴と魅力をもち、熱狂的なファンを獲得してきました。25年ルールが解禁されてから、今後アメリカでどのように受け入れられるのか大きく注目されています。 レガシィBE型を高く売るためのポイント レガシィBE型を高く売るためのポイントは、主に次の2点です。 旧車の価値を理解している業者に相談する 旧車の価値を理解している業者に売却の相談をすると、レガシィBE型を高く売却できるでしょう。 買取業者によっては、機械的に年式と走行距離を元に基準となる査定額を算出し、車輌の状態に応じてプラスまたはマイナス評価をする場合があります。このような評価方法では、レガシィBE型の本当の価値が評価されません。 クルマとしての価値を正しく評価してもらいたいのであれば、旧車の価値に詳しく、国内外の市場の動きを査定額に反映できる買取業者に依頼するのがおすすめです。 レガシィBE型を高く売りたいのであれば、買取業者選びから慎重に行いましょう。 足回りを入念にメンテナンスしておく レガシィBE型は、サスペンション構造が変更されたことによって走行フィールや乗り心地などが変わりました。前型と比べて複雑なサスペンション構造となっているため、足回りのメンテナンスは入念に実施することがトラブルや不具合の防止につながります。 トラブルや不具合を未然に防ぎ、良好な状態を維持することで高く売却できるでしょう。 まとめ レガシィ最後の5ナンバーサイズとして日本国内で人気を博したBE型が、ようやく25年ルール解禁を迎えました。レガシィBE型は優れた走行性能と洗練されたデザインをもち、特に限定モデルの希少性から価格上昇が予想されます。 ほかの人気車種も解禁され、アメリカ市場で日本車の価値と魅力が再認識される機会となっています。レガシィBE型の売却を検討する場合は、今後の動向を注視しておくとよいでしょう。 また、25年も前のクルマであるため「旧車」のジャンルにカテゴライズされます。売却される際には、旧車に関する豊富な知識をもつ専門業者に相談するとよいでしょう。
2024年1月に、日産 スカイラインR34 GT-Rが25年ルール解禁となりました。発売当時から人気のスポーツカーであるR34は、25年ルールの解禁に伴い中古車価格が高騰する可能性があります。 今回は、R34 GT-Rの25年ルール解禁の背景と、モデルの魅力について解説します。今後の動向の参考としてぜひ役立ててください。 2024年1月にスカイラインR34 GT-Rが25年ルール解禁! 2024年1月に、R34 GT-Rの25年ルールが解禁されました。R34 GT-Rは1999年から2002年にかけて製造された伝説の高性能スポーツカーです。 特に若い世代からの支持が熱く、有名映画に登場したことでR34 GT-Rの認知度は飛躍的に高まりました。今回の25年ルールの解禁は、アメリカの日本車ファンにとって待ち遠しい瞬間であることは想像に難くありません。 そもそも25年ルールとは? 25年ルールは、アメリカ国内における自動車の輸入を規制する法律です。本ルールにより、製造から25年が経過した車輌であれば、一定の安全基準を満たしている場合にアメリカへの輸入が許可されます。 つまり、登場当時はアメリカに持ち込めなかったR34 GT-Rが、2024年には輸入できるようになりました。 ▼25年ルールについてより詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。アメリカ「25年ルール」とは?名車の中古相場が急騰するしくみ 25年ルール解禁でスカイラインR34 GT-Rは値上がりする? 25年ルールの解禁により、R34 GT-Rの中古車価格の高騰が予想されます。アメリカのファンからの需要が高まることに加え、日本国内での限られた個体数のみの希少車種であるため、値上がりする可能性は高いでしょう。 しかし、値上がりが必ずしも確実ではない点に注意が必要です。中古車価格は、需要と供給のバランスのみならず、個体の状態やオプション装備の有無、取引時期などによっても左右されるため、一概に断言はできません。ただ、状態のよいR34 GT-Rについては、高額での取引が予想されます。 現在のスカイラインR34 GT-Rの中古車価格は? 25年ルール解禁から半年ほど経過した2024年8月現在、スカイラインR34 GT-Rの中古車価格は、大手中古車販売サイトで2,000万円ほどです。(※1999年式で価格応談以外の中央値) 現行のGT-Rの新車価格と変わらないほどの高値がついています。状態のよい個体であれば今後さらに値段が上がる可能性も否定できないため、動向を注意していく必要があるでしょう。 25年ルールが解禁されたスカイラインR34 GT-Rの魅力 R34 GT-R最大の魅力は、刺激的な走行性能とスタイリッシュなデザインを兼ね備えている点です。直列6気筒2.6LツインターボのRB26DETTエンジンは、最大出力280psと最大トルク40.0kgmを発生し、0-100km/hの加速は当時の同クラス車を圧倒する4.8秒を記録しました。 また、国産ターボエンジン屈指の高回転を誇り、レッドゾーンは8,000rpmからはじまるという高出力モデルでありながら、独自の4WDシステム「アテーサE-TS」により、優れた旋回性能と4WD車の安定性を両立させています。 スタイリングは、シャープな顔つきと存在感のあるリアウイングが特徴です。低重心デザインにより、スポーティかつ路面に吸い付くように走る姿は、多くのファンを魅了してきました。 エンジンとスタイリングの両立はもちろん、希少な個体としての価値も大きな魅力です。製造期間が3年間と短く、特に性能を高めたMスペックやVスペックは個体数が限られているため、コレクターの間で高値で取引されています。 スカイラインR34 GT-R以外で2024年に25年ルールが解禁される車種一覧 2024年は、R34 GT-R以外にも人気の旧車が25年ルール解禁を迎えます。それぞれの解禁月と特徴は以下のとおりです。 ・三菱 ランサーエボリューションVI(1月解禁)三菱自動車の高性能4WDスポーツセダンの通称「ランエボⅥ」は、R34 GT-Rと並ぶ日本を代表するスポーツカーの1つです。ラリーで鍛えた2.0Lターボエンジンを搭載し、市販車とは思えない圧倒的なパフォーマンスを発揮したモデルです。 ・日産 シルビアS15(1月解禁)FRスポーツクーペとして、今でもファンを多くもつモデルです。低重心デザインと、マニュアル車ならではのエンジンフィーリングが楽しめる1台です。 ・ホンダ S2000(4月解禁)ミッドシップレイアウトの軽量オープンスポーツで、9,000rpm超えの高回転エンジンが特徴です。また、シャシー剛性が高く、コーナリング性能が秀逸です。 ・トヨタ レジアスエース H100系(7月解禁)ハイエースの姉妹車として、バンならではの室内空間の広さと優れた使い勝手により、キャンピングカーのベース車輌として人気のモデルです。 ・トヨタ クラウン17系(9月解禁)トヨタのフラッグシップセダンです。高級感とスポーティな走行性能で、若年層からも高く支持されました。8年ぶりに復活したアスリートが設定されたモデルとしても注目された1台です。 まとめ 1999年から2002年にかけて製造された名車、R34 GT-Rが、2024年1月に25年ルール解禁となりました。各メディアを賑わせたモデルであり、希少性の高さも相まって、中古車価格が高騰する可能性は高いといえます。 加えて、ランエボⅣやシルビアS15など、人気のスポーツカーも25年ルール解禁を控えていることから、日本の旧車が新しいブームを巻き起こすような1年になることが予想されます。
2024年7月、トヨタのバン「レジアスエース(H100系)」がアメリカ25年ルール解禁の対象車となります。レジアスエースは、さまざまな用途に使えるバンとしてハイエースとともに高い人気を誇るモデルです。今回は、レジアスエースの25年ルールの解禁による中古車価格への影響を含め、今後の動向について考察します。 2024年7月にレジアスエース H100系が25年ルール解禁! 2024年7月、世界各国で信頼されているトヨタのワンボックスカー「ハイエース」の兄弟車である「レジアスエース」が製造から25年を迎えます。この節目に伴い、アメリカ25年ルールが解禁され、レジアスエースがアメリカ市場へ流通することとなります。 また、巨大な市場であるアメリカへの輸出が解禁されれば、中古車市場が動く可能性が高いです。なぜ、25年が経過するとアメリカ市場がオープンになり、中古車市場が動く可能性があるのでしょうか。 アメリカ25年ルールとは? アメリカの輸入車関係法令の例外(通称 25年ルール)は、クラシックカーとして右ハンドルのクルマを登録できる制度です。 アメリカでは、原則として右ハンドルのクルマを輸入できません。しかし、製造から25年が経過したクルマであれば、クラシックカーとしての登録が可能となるため、右ハンドルのクルマをそのままアメリカへ輸入することができます。 このアメリカ25年ルールにより、製造から25年以上経過した日本の名車たちがアメリカに多く流通しているのです。 ▼アメリカの25年ルールについてはこちらの記事で詳しく解説しています。アメリカ「25年ルール」とは?名車の中古相場が急騰するしくみ 25年ルール解禁でレジアスエース H100系は値上がりする? アメリカへの輸入解禁に伴い、レジアスエースの中古車価格は動く可能性があります。 ただし、値上がりするか、維持となるか、値下がりするか、正確な動向は誰にもわかりません。そのため、実際に査定に出さなければ正しい売却価格を把握できないのです。 もし、レジアスエースを少しでも高く売りたいのであれば、25年ルールが解禁されたこのタイミングで一度査定してみることをおすすめします。 25年ルールが解禁されたレジアスエース H100系の魅力 レジアスエース(H100系)は、ビスタ店の専売車として1999年にデビュー。ラインナップは、バンのみ、標準ルーフのみの設定でしたが、ボディは標準ボディとロングボディの2種類が用意されていました。 ハイエースの兄弟車ということもあり、実用性や使い勝手、優れた耐久性はお墨付きです。レジアスエースは、広く知れ渡ったハイエースのモデル名違いであるため目立つ存在ではありませんが、ハイエースと同等の性能や耐久性を持つバンとして一定の人気があります。 レジアスエース H100系で2024年に25年ルールが解禁される車種一覧 レジアスエース H100系以外にも2024年に25年を迎えるモデルは数多くあります。ここで、その一部を紹介します。 ・2024年1月:スカイライン GT-R R34「スカイライン」の名を冠する最後のGT-R。直列6気筒ツインターボエンジンと強靭なボディにより現在でも優れた性能を発揮する高性能スポーツカーです。 ・2024年1月:ランサーエボリューションVI三菱を代表するスポーツセダン。スバル インプレッサWRXのライバルとして日本国内でも高い人気を誇っていました。 ・2024年1月:シルビア S15日産のFRスポーツカーとして人気のシルビア。最後のシルビアであるS15も2024年にアメリカ25年ルールの解禁対象となりました。 ・2024年4月:S2000ホンダの2シーターオープンスポーツカー。ホンダの本格スポーツカーは生産が終了した現在でも多くのファンが存在し高い人気を誇ります。 ・2024年9月:17系クラウントヨタの高級車「クラウン」の11代目。13系にあったスポーティモデル「アスリート」の名が復活した世代のクラウンです。 まとめ レジアスエースは、ハイエースほど知名度は高くないものの、ハイエースの兄弟車であるため、優れた耐久性が特徴です。2024年にアメリカ25年ルールの解禁車となり、今後の値上がりを期待している方もいるかもしれません。しかし、どのような値動きをするかは予想が難しいため、売却を検討している方は中古車市場の動きをこまめにチェックすることをおすすめします。
維持費の負担が大きくなり、所有しているアコードの売却を検討している方もいるでしょう。クルマを売る際に気になるのはリセールバリューです。また、高く売るためには、複数のポイントをおさえておく必要があります。 今回は、アコードのリセール状況や高く売るためのポイントなどについて解説します。 アコードとは アコードは、1976年に登場したホンダのミドルサイズボディのモデルです。45年以上の歴史を誇り、グローバルモデルとして世界中で販売されています。 長い歴史のなかでアコードは、バリエーション豊かなラインナップを展開してきました。セダンを中心に、ステーションワゴン・ハッチバック・クーペなど、さまざまなボディタイプが登場しています。 特筆すべきは、6代目と7代目に設定されたスポーツバージョンのユーロRです。ホンダを象徴するVTECエンジンを搭載し、専用エアロを装着するなど、スポーティな性能を追求しています。 アコードの特徴は、スポーティな走りを実現しながらも、乗り心地や使い勝手を妥協しない造りにあります。この巧みなバランスが、長年にわたり支持を集める理由の1つです。 2024年時点で11世代目を迎えたアコードは、日本国内で数少なくなったセダンの1つとして確固たる地位を築いています。時代とともに進化を続けながら、セダンの魅力を体現し続けているモデルといえるでしょう。 アコードの買取相場 ここでは、アコードのなかでも特に人気の高いユーロRの買取相場を紹介します。ユーロRは、アコードのスポーツバージョンとして高い評価を得ているモデルです。 ※2024年7月時点です アコード ユーロR CL1 CL1の買取相場は、ユーロR、ユーロR・X(特別仕様車)ともに最大で110万円程度です。買取金額には幅がありますが、状態のよい個体であれば100万円以上になる可能性は十分にあります。 CL1は、ユーロRの初代モデルに該当します。2000年から2002年という短い販売期間で生産されたため、希少性が高いのが特徴です。 本モデルは、4ドアセダンの快適性と、220psを発揮する2.2L VTECエンジンの高い運動性能を兼ね備えています。実用性とスポーティさを両立させた点が、評価の高さにつながっているといえます。 アコード ユーロR CL7 アコード ユーロR CL7の買取相場は、前期・後期とも最大で120万円程度です。CL1と比較してやや高値がつく傾向にあります。 CL7は、ユーロRの2代目モデルであり最終型です。CL1と比べてエンジンは2.0Lに小型化されましたが、最高出力220psは変わらず、高性能を維持しています。 2002年から2008年まで販売されたCL7は、CL1よりも販売期間が長く、流通台数も比較的潤沢です。しかし、7代目アコードのなかで唯一トランスミッションが6速マニュアルのみという特徴があり、マニュアル車好きから高い支持を得ています。 アコードのリセールバリューが高い理由 ここからは、アコードのリセールバリューが高い理由を2つ解説します。 優れた走行性能 アコードの大きな特徴は、優れた走行性能です。ホンダが誇るVTECエンジンを搭載しているほか、ユーロRにはスポーツ走行に適したダブルウィッシュボーン式サスペンションが採用されています。また、フロントフェイスのデザインがスポーティな雰囲気を醸し出している点も、走りを楽しみたい方から熱い支持を得ているポイントです。 海外人気が高い アコードのリセールバリューが高い理由の1つに、海外での高い人気が挙げられます。 初代モデルから世界90ヶ国で販売されているアコードは、日本国内だけでなく、中国やアメリカ、タイなど海外でも広く生産されています。グローバルな展開により、世界中で高い知名度と人気を獲得しました。 特にアメリカでの人気が顕著です。ホンダは1994年からエンジン供給の形でインディカー・レースに参戦し、現地でのエンジンメーカーとしてのブランド力を向上させました。こうした実績もアコードの評価にも好影響を与えているといえるでしょう。 アコードを高く売る方法 ここからは、アコードを高く売るためにおさえておきたい2つのポイントを紹介します。 走行距離をなるべく抑える アコードの売却価格を高くするためには、走行距離を抑えることが重要です。走行距離が短ければ短いほど、クルマの状態が良好であることの証明となり、リセールバリューが高くなります。 アコードは走行性能に優れたモデルとして知られています。走行性能を損ねないよう、売却の検討をはじめた段階からできるだけ走行距離を抑えることで、より高値で売却できるでしょう。 オプションの装備をアピールする オプションが充実している個体は、高い評価を受けやすい傾向にあります。アコードは、スポーティな外観と質感の高い内装をあわせもつモデルですが、オプション装備によって魅力が増している場合は、積極的にアピールしましょう。 アピールする際は、口頭での説明だけでなく、注文表や装備リストなど、視覚的にわかるものを用意するとより効果的です。買取業者に、個体の付加価値を明確に伝えられます。 アコードの売却は旧車王へご相談ください アコードをどこで売却すべきか悩んでいる方は、ぜひ旧車王へご相談ください。旧車王は、旧車の買取に特化した専門業者です。 発売から10年以上経過したモデルに特化しており、アコードのように歴史の長いモデルも適正価格で買取いたします。旧車王のスタッフは、アコードの歴史や特徴、市場価値を熟知しているため、お客様の愛車を正しく評価することが可能です。 旧車王では、全国どこへでも無料で出張鑑定いたします。お客様のご都合に合わせて、ご自宅や指定の場所へスタッフが伺います。さらに、売却にともなう面倒な諸手続きも旧車王が行いますので、手間なく安心して売却できます。 中古車市場は常に変動しており、売却のタイミングによって金額が大きく変わる可能性があります。アコードの売却をお考えの方は、ぜひ一度旧車王までお気軽にご相談ください。
アリスト160系は、2022年8月に25年ルールが解禁されました。25年ルール解禁により、アリスト160系の値動きについて調べている方もいるでしょう。 この記事では、25年ルールによる中古車価格の変動や、アリスト160系の魅力などについて紹介します。 2022年8月にアリスト160系が25年ルール解禁! アリストは、トヨタを代表するラグジュアリースポーツセダンとして1997年〜2005年まで販売されていました。2代目である160系はアリストの最終モデルです。海外ではトヨタが国外で展開していた高級ブランドのレクサスから「GS」として発売され、2005年以降は国内でも同様にレクサス「GS」として販売が続けられています。 アリストは、カスタムやチューニングのベース車輌としての人気が高く、ドリフト走行を目的としてMTに改造されている個体も存在しています。そんなアリストが、アメリカの25年ルール解禁によって多く輸出されると、国内の中古車市場にも影響が出るでしょう。 そもそも25年ルールとは? 25年ルールとは、アメリカの右ハンドル車輸入規制の緩和措置のことです。本来、アメリカでは日本やイギリスで流通している右ハンドルのクルマを輸入できません。 しかし、製造から25年経過したクルマは、アメリカでクラシックカーとして登録できるため右ハンドル車でも輸入できます。さらに、関税や排ガス規制の対象外にもなるため、アメリカにとっては輸入しやすいといえます。 ▼アメリカの25年ルールについて、より詳しく知りたい方は下記の記事をご覧ください。アメリカの「25年ルール」とは?名車の中古車相場が急騰するしくみ 25年ルール解禁でアリスト160系は値上がりする? 25年ルールの解禁により、アリスト160系の中古車価格が値上がりする可能性があります。これまで以上にアメリカがアリスト160系を輸入した場合、国内での希少価値が高まるため、価格が高騰することが予想されます。 ただし、中古車価格はさまざまな要因で左右されるため、必ず高騰するとは限りません。たとえば、クルマのコンディションや内外装の状態が悪いと、高値での取引は難しいでしょう。 しかし、査定してもらわないと実際の金額がわからないため、正確な金額を知りたい場合には買取業者への査定依頼をおすすめします。 25年ルールが解禁されたアリスト160系の魅力 アリスト160系は、直列6気筒の3L ツインターボエンジンを搭載しています。 最高出力は当時の自主規制値いっぱいの280psを誇っており、走行性能が優れている点が大きな魅力です。大排気量により「国産車最速セダン」とも呼ばれていました。 内外装ともにラグジュアリーなテイストで、日産「シーマ」と競合していました。また、トヨタの高級セダン「クラウンマジェスタ」の姉妹車でもあり、初代までは共通のプラットホームを使用していたものの、2代目からは新開発のものが採用されています。 新開発のプラットホームの採用により、クルマの前後の突き出し部分を短くし、エンジンの搭載位置が変わったため重量のバランスが最適化されました。その結果、ハンドリング性が大幅に向上し、運転しやすいうえに滑らかで、より安定したドライブを楽しめるようになりました。 アリスト160系は、力強い走りを楽しめる走行性能と、長距離ドライブでも疲れを感じさせない優れた乗り心地が両立したモデルです。バランスの取れた性能により今でも多くの愛好家から高く評価されています。 アリスト160系以外で2022年に25年ルールが解禁された車種一覧 アリスト160系以外にも、2022年に25年ルールが解禁された車種があります。 該当車種と解禁年月は以下のとおりです。 ・2代目 センチュリー:4月2代目 センチュリーは、1997年〜2017年までトヨタで販売されていた最高級乗用車です。誕生から30年を経て初めてモデルチェンジが行われたものの、アイデンティティである重圧なスタイリングも継承されています。 ・ハイエースレジアス:4月ハイエースレジアスは、1997年〜1999年までトヨタで販売されていたワンボックスミニバンです。ハイエースをベースにしており、4WDも設定されていました。 ・ローレル C35型:5月ローレル C35型は、1997年〜2003年まで日産で販売されていた4ドアハードトップです。スカイラインとプラットホームやエンジンが共通であり、ハイオーナーカーとしても人気を博していました。 ・シビックタイプR EK9型:8月シビック タイプR EK9型は、1997年からホンダで発売されたシビックタイプRの初代モデルです。B16B型エンジンを搭載し最高出力185psを誇る、ホンダを代表するスポーツカーの1つとして知られています。 ・トルネオ:9月トルネオは、1997年〜2002年の間にホンダで発売された4ドアスポーツセダンです。姉妹車のアコードより販売台数が多い実績があります。 まとめ 国産車最速セダンと呼ばれていたアリスト160系は、2022年8月に25年ルールが解禁されました。アメリカがこれまで以上にアリスト160系を輸入した場合、国内での希少価値が高くなるため、中古車価格が高騰するでしょう。 アリスト160系の売却を検討している場合は、今後の値動きに注目し、最適なタイミングで手放しましょう。なお、アリスト160系を少しでも高く売却したい場合は、旧車に精通した買取店がおすすめです。
ランドクルーザープラド150系は、2009年の登場から時間が経過しているものの、リセールバリューが高い状態を維持しているモデルです。今回は、プラド150系のリセールバリューや市場で高く評価されている理由、高値がつきやすい車輌の特徴や高く売るポイントを紹介します。プラド150系の売却を検討している方はぜひ参考にしてみてください。 プラド150系のリセールバリュー プラド150系のリセールバリューは以下のとおりです。※旧車王の買取対象である、発売から10年以上経過したモデルのみ※一般的な買取業者の平均買取相場※2024年4月時点の情報 【2009年式モデル 】新車価格:315万〜475万円買取相場:〜200万円 【2013年式モデル 】新車価格:318万〜490万円買取相場:〜285万円 2009年式も2013年式も新車価格の半分程度の相場です。発売から10年以上経過しているモデルと考えると、非常に高く評価されていることがわかります。 なぜプラド150系のリセールバリューは高い? プラド150系のリセールバリューを紹介しましたが、なぜここまで高く評価されているのでしょうか。続いて、プラド150系のリセールバリューが高い理由について解説いたします。 海外での人気が高い プラド150系のリセールバリューが高い理由の1つは、海外での人気の高さです。本格派クロカンであるランドクルーザーよりも扱いやすいサイズで、価格も手が届きやすいために諸外国から厚い支持を集めています。 乗りやすさが特徴でありながらランドクルーザー譲りの悪路走破性は健在である点も、その人気を底上げしています。また、「トヨタのクルマは壊れにくい」というイメージを実証しているかのような頑丈なボディも、世界中から愛されている理由の1つです。 古さを感じないデザイン プラド150系は、2009年の登場以来一度もフルモデルチェンジしていません。二度マイナーチェンジが実施されているものの、デザインに大きな変更はなく、10年以上経過している中古車であっても見た目に古さを感じません。 プラド150系ならではの、ある種伝統的で風化していないデザインはトレンドの影響を受けにくいため、中古車市場で高い人気を誇っています。 新車販売台数が限られている プラドはその圧倒的な人気の高さのために、新車販売台数が限られています。注文したとしても納期が1年以上かかる場合も珍しくありません。 そのため、新車よりも早く手に入る中古のプラドを求めるユーザーが増えています。この需要の高まりが、プラド150系にリセールバリューの大きな影響を与えています。 リセールバリューの高いプラド150系の特徴は? リセールバリューの高いプラド150系ですが、なかでもより高値で売却できるのはどのような車輌なのでしょうか。ここからは、売却時に高く評価されやすいプラド150系のグレードや仕様を紹介します。 グレード:TX Lパッケージ グレード問わず高く評価されるプラド150系のなかでも高値がつきやすいのは、TX Lパッケージです。 TXをベースにクルーズコントロールやパワーシートなどが装備されたグレードです。最上位のグレードではないものの、価格と装備のバランスのよさから多くのユーザーから求められています。 カラー:ホワイトパールクリスタルシャイン・ブラック・アティチュードブラックマイカ リセールバリューの高いプラド150系のボディカラーは、ホワイトパールクリスタルシャイン、ブラック、アティチュードブラックマイカです。白系や黒系は乗る人を選ばないほか、スタイリッシュに見えることから中古車市場で高い人気を誇っています。 ホワイトパールクリスタルシャインは、プラドのみならずトヨタ車のなかでも非常に人気の高いカラーです。ホワイトパールの光沢が、クルマの印象をより洗練されたものへと格上げすることから、多くの注目を集めています。 ブラックとアティチュードブラックマイカは非常によく似たカラーですが、アティチュードブラックマイカのほうが艷やかな黒色に仕上がっています。さらなる高級感を得られるカラーとして、150系だけではなくプラドの全世代を通して人気のカラーです。 オプション:サンルーフ(ムーンルーフ)・ルーフレール プラド150系のリセールバリューにプラスの影響を与えるオプションは、サンルーフ(ムーンルーフ)とルーフレールです。 サンルーフは、一般的にクルマの査定額が上がるオプションとして有名です。プラド150系に関しても例外ではなく、リセールバリューに大きく影響します。車内に開放感が得られるほか、空気の入れ替えの際にも役立つ点がサンルーフのメリットです。 ルーフレールは、アウトドアシーンでの活用が多いプラド150系だからこそ評価されるオプションといってよいでしょう。特に海外ではルーフキャリア(荷台)を載せて荷物を運んでレジャーに行く方が多いため、海外人気の高いプラド150系にとっては装備しておきたいオプションの1つです。 カスタマイズされている車輌 プラド150系はノーマル状態でも高値がつきますが、エアロパーツが装着されていたり、ホイールやタイヤのカスタマイズがされていたりすると、さらにリセールバリューが高くなります。 カスタマイズのパーツは、ディーラーオプションであるモデリスタが人気です。また、純正オプションのパーツだけでなく、社外製品でも高価買取されている事例もみられます。そのため、カスタマイズした車輌の場合には、パーツを取り外さずに査定してもらえば高値がつく可能性があります。 プラド150系を高く売るポイント プラド150系のリセールバリューが高い理由や査定に有利なグレードや仕様を紹介しました。しかし、自身で所有しているプラド150系をもっと手軽に高く売る方法を知りたいという方も多いのではないでしょうか。 そこでここからは、プラド150系を高く売却するにあたっておさえておきたいポイントを紹介します。 下取りではなく買取専門業者に売却する 売却する際には、ディーラーでの下取りではなく買取専門業者に依頼することをおすすめします。 乗り換えにあたって所有しているクルマを手放す場合、ディーラーで下取りから購入まで手続きしたほうが手間が少ないのは事実です。しかし、下取り価格には市場での人気やトレンド、オプションや装備の評価は含まれません。一方、買取専門業者では、中古車としての需要やカスタムも加味して査定を実施します。 プラド150系のように、国内外問わず人気が高く、新車台数が限られていて中古車を求める方が多いクルマの場合は、なおさら買取専門業者に依頼するとよいでしょう。 プラド150系を正しく評価できる業者を選ぶ プラド150系を売却する際にはその価値を正しく評価できる業者を選びましょう。プラドは、オンロードだけでなく、オフロードの走行も得意とするSUVです。そのため、SUVやクロカンの査定や買取を得意としている業者を選んで売却したほうが高価買取されやすいでしょう。 こまめにメンテナンスする こまめにメンテナンスしておくことも高く売るためのポイントです。外装や内装だけでなく、エンジンやトランスミッション、下まわりの錆び防止など、細かな部分までしっかりとメンテナンスしておけば、査定額にもプラスの影響があります。プラドらしい洗練された外観を維持するとともに、高い走破性能を発揮できるようにしておきましょう。 まとめ 今回はプラド150系のリセールバリューについて解説しました。 世界中から人気を集めるプラド150系は、中古車市場において引く手数多な1台です。そのためにリセールバリューも高値を維持し続けています。 2009年から一度もフルモデルチェンジしていないですが、今後モデルチェンジが実施されると一気に価格が落ちてしまう可能性があります。また、中古車市場の状況は移り変わっているため、売却をご検討の方はなるべくはやく買取専門業者に相談しましょう。
アルファードの売却を検討する際に気になるのは、リセールバリューと買取相場でしょう。アルファードは国内の高級ミニバン市場をリードし続けており、人気が高いことからリセールバリューが高値で推移しています。状態次第では、買取相場以上の価格で売却できるかもしれません。 この記事では、アルファードの買取相場やリセールバリューが高い理由、高く売却する方法などを紹介します。 アルファードとは アルファードとは、2002年からトヨタが販売している大型LLクラスのミニバンのことです。大きな車体と高級感のある内外装が特徴で、国内の高級ミニバン市場をリードし続けています。 初代モデルの10系は、2代目エスティマのプラットフォームを採用することでコストダウンと生産効率の向上を実現し、高級車でありながら手の届きやすい価格で販売されていました。 2008年に発売した2代目の20系はフルモデルチェンジを行い、よりスタイリッシュな外観へと進化します。また、3.0L 1MZ-FE型エンジンが3.5Lの2GR-FE型エンジンにグレードアップし、上位車種としての地位を確立しました。 2015年に発売された3代目の30系は、より強調されたフロントマスクや高級感が人気を呼び、高級ミニバンの頂点に君臨し続けています。2023年に発売された4代目の40系は、高級感やスタイリッシュさが増したうえに下記の最新装備が追加されたため、より快適にドライブを楽しめます。 ・リヤマルチオペレーションパネル:エアコンやオーディオなどを指先1つで操作できる ※Executive Loungeにのみ標準装備・防振ゴムプッシュ:走行時の揺れを抑えることで、振動への弱さをカバー・オットマン&アームレストヒーター:座面と背面、肘や足元に装備しており広範囲が温まる このように、高級感がある内外装や装備だけではなく、広々とした室内空間や快適な乗り心地など、さまざまな項目において高いレベルを維持していることで、根強い人気を獲得しています。 アルファードの買取相場 アルファードの買取相場を紹介します。※2024年7月時点 買取相場は週単位で変動しているため、動向をチェックして最適なタイミングでアルファードを売却しましょう。※すべて3代目の買取相場 2.5S 2.5S(AGH30W):〜420万円2.5S Aパッケージタイプブラック(AGH30W):〜420万円2.5S Cパッケージ(AGH30W):〜650万円2.5S タイプゴールドⅡ(AGH30W):〜450万円2.5S タイプゴールドⅢ(AGH30W):〜400万円 3.5SA 3.5SA タイプブラック(GGH30W):〜350万円 3.5SC 3.5SC(GGH30W):〜730万円 3.5エクゼクティブラウンジ(S) 3.5エクゼクティブラウンジ(GGH30W):〜750万円3.5エクゼクティブラウンジS(GGH30W):〜1,000万円 ハイブリッドSR ハイブリッドSR(AYH30W ):〜600万ハイブリッドSR Cパッケージ(AYH30W ):〜650万円 ハイブリッドS ハイブリッドS(AYH30W ):〜500万円ハイブリッドS タイプゴールド Ⅱ(AYH30W ):〜500万円ハイブリッドS タイプゴールドⅢ(AYH30W ):〜500万円ハイブリッドS タイプゴールド(AYH30W ):〜500万円 ハイブリッドエクゼクティブラウンジ(S) ハイブリッドエクゼクティブラウンジ(AYH30W ):〜1,000万ハイブリッドエクゼクティブラウンジS(AYH30W ):〜1,000万円 アルファードのリセールバリューが高い理由 アルファードは、高級ミニバンとしての地位を確立しており、海外での人気やトヨタブランドの信頼性によりリセールバリューが高い傾向にあります。 続いて、アルファードのリセールバリューが高い理由を詳しく紹介します。 高級ミニバンとしての地位を確立している アルファードは、日本のミニバン市場において高級車としての地位を確立しているため、リセールバリューが高い傾向にあります。 豪華な内装と広々とした室内空間は、多くのユーザーを魅了しています。また、先進技術を出し惜しみなく導入することで快適性と機能性を両立させているため、運転手はもちろん同乗者も快適に過ごすことが可能です。 特に、ゆったりと足を組んで座れる広い室内空間は、移動時間を有意義に使いたいビジネスマンやセレブの間で高く評価されています。高級感と実用性を両立していること自体に希少性があるため、アルファードは高いリセールバリューを維持しています。 海外でも人気がある アルファードは海外で人気があるため、リセールバリューが高い傾向にあります。 特に、東南アジアで高い人気を誇っています。なかでもタイやインドネシアは日本と同様に左側通行のため、右ハンドル車が主流であり、日本仕様のまま現地で使うことが可能です。 また、関税がかかることから海外では国産車の新車価格が高く、十分に中古車も需要があります。そのため、過走行車で年式が低いアルファードでも高く売却できる可能性があるでしょう。 トヨタの国外への広いネットワークにより、部品の供給が安定しているため、整備がしやすい点も海外で人気がある理由の1つです。このように、国際的な人気や海外市場の特性が、日本国内でのリセールバリューを押し上げている要因となっています。 トヨタブランドの信頼性が高い トヨタブランドの信頼性が高いことも、アルファードのリセールバリューが高い理由の1つです。トヨタのクルマは「壊れにくい大衆車」として世界中で知られており、頑丈で故障が少ない点が高く評価されています。 故障しなければ修理する必要がないため、費用や時間を抑えることが可能です。トヨタブランドの信頼性の高さは、国内の中古車市場や海外で高く評価され、結果的にリセールバリューの維持につながっています。 なお、アルファード以外にも「ハリアー」や「ヴォクシー」といった車種もリーセールバリューが高い傾向にあります。 アルファードを高く売る方法 少しでも高くアルファードを売るには、オプションや装備品を1つ残さずアピールし、点検記録簿を残しておくことが重要です。 続いて、アルファードを高く売る方法を具体的に紹介します。 オプションや装備は1つ残さずアピールする アルファードを高く売るには、オプションや装備を1つ残さずアピールすることが重要です。特にメーカーオプションは生産後に後付けができず、高く評価される場合があるため必ずアピールしましょう。 世代別のメーカーオプションの例は下記のとおりです。 ※あくまでオプションの一例を紹介しているのみで、ここから記載するすべてのオプションが高く評価されるというわけではありません。 【初代(10系)】・リヤフォグランプ・レーンモニタリングシステム・ブラインドコーナーモニター・レーダークルーズコントロール 【2代目(20系)】■駐車支援・インテリジェントパーキングアシスト・ワイドビューフロント&サイドモニター■予防安全・プリクラッシュセーフティシステム・レーダークルーズコントロール・レーンキーピングアシスト■セキュリティ・オートアラーム 【3代目(30系)】・ツインムーンルーフ・ITS Connect・LEDリヤフォグランプ また、人気純正エアロの「モデリスタエアロ」が装備されている場合、プラス査定が期待できます。また、メーカーオプションではない安全装備やナビなどもクルマの査定額に影響しやすい傾向にあるため、しっかりアピールしましょう。 点検記録簿を残しておく アルファードを高く売りたい場合は、査定前に点検記録簿を準備しましょう。定期的なメンテナンスの履歴は、クルマの管理方法を示す証拠です。 また、修理や部品交換の履歴も信頼性を裏付けるものとなり、売却先にとっては安心感につながります。点検記録簿はクルマの状態を正確に把握するうえで重要な資料であり、より高い評価につながるため、売却を検討している場合は処分せずに残しておきましょう。 アルファードの売却は旧車王へご相談ください アルファードの売却を検討している場合は、一度旧車王へご相談ください。旧車王は、旧車に特化して20年以上買取を続けており、年式が古いアルファードを適正に鑑定できます。 アルファードはリセールバリューが高いとはいえ、走行距離や状態次第では、高く売却できないケースがあります。他社ではあまり価格が付かなかった場合でも、高く売却できる可能性があるため、ぜひ旧車王にご相談ください。
フリードの売却を検討するにあたり「フリードのリセールバリューが気になる」「高値で売りたいけれど方法がわからない」という点が気になっている方は多いでしょう。売却時にはさまざまなポイントを押さえなければ、本来の価値よりも低い査定額が提示される可能性が高まります。 そこで今回は、フリードのリセールバリューをテーマに、買取相場や高く売るコツなどについて詳しく解説します。 フリードとは フリードは、ホンダが製造・販売するコンパクトミニバンです。「ちょうどいいホンダ」をキャッチコピーに、モビリオの後継車として2008年に登場しました。2016年に2代目、2024年に3代目と進化を続けています。 フリードが支持される理由は、そのコンパクトさと機能性の高さにあります。扱いやすいボディサイズながら、スライドドアを採用し、モデルによっては最大8名まで乗車可能です。コンパクトさと多人数乗車の両立により、子育て世代を中心に幅広い層から支持を得ています。 燃費性能と安全性能が高い点もフリードの魅力です。エコカー減税の対象となるほどの低燃費を実現しながらも、同時に先進の安全運転支援システムを搭載しているなど、優れた経済性と安全性を兼ね備えています。 フリードの買取相場 ここからは、初代モデルと2代目モデルに分けて、フリードの買取相場の傾向を解説します。 初代 初代フリードは、中古車市場に多く出回っており、買取価格はグレードや個体によって幅があります。 初期モデルは、製造から10年以上経過した車輌が多いことから買取価格は低めです。一方、後期モデルは初期モデルと比較して高値がつく可能性があります。 ただし、2024年6月に3代目フリードが登場したことで、初代モデルの需要が低下し、買取相場が従来よりも低下することが見込まれます。 2代目 2代目フリードの買取相場は、高年式で走行距離が少ない車輌ほど、買取価格が高くなるでしょう。 特に注目すべきは、2019年10月のマイナーチェンジ以降のモデルです。先進安全装備「ホンダセンシング」が標準装備となったため、買取価格が高くなる傾向にあります。 フリードのリセールバリューが高い理由 ここからは、リセールバリューが高い2つの理由を解説します。 汎用性が高く幅広い層に人気 フリードは、コンパクトカー並みのサイズでありながら、3列シートで多人数乗車が可能です。狭い道路でも運転しやすく、都市部での使用に適しています。 また、3列目シートは跳ね上げて格納できるため、自転車が積めるほどの大きな荷室空間を確保できる点も大きな魅力です。アウトドアや長期の旅行、大型商品の買い物など、さまざまな用途に対応できます。 さらに、スライドドアを搭載しているため、小さなお子様がいるファミリー層にも支持されています。狭い駐車スペースに停めたときや、手がふさがっているときでもドアの開け閉めがしやすく、乗り降りもスムーズに行えます。 このように幅広い層に支持されていることから、高いリセールバリューを維持しています。 安全性の高いモデルがある フリードは、発売当初から高い安全性能を備えています。特筆すべきは、ホンダ独自の衝突安全技術「Gコントロール(G-CON)」を搭載している点です。この技術により、前面衝突・側面衝突・後面衝突において高い安全性を実現しています。また、一部グレードではサイドエアバッグを標準で装備しており、乗員の安全性を高めています。 Gコントロールは、相手車両や歩行者への安全性にも配慮されている設計です。歩行者傷害軽減ボディや歩行者頭部保護基準の認可も取得しており、これらの安全性能が評価され、公的機関が実施する衝突安全性能総合評価で最高ランクの★6を獲得しました。(※) フリードの高い安全性能は、年数が経過した後も中古市場で高く評価される要因となっており、リセールバリューの維持につながっています。 ※初代 GB3・GB4型のカタログに掲載ありhttps://www.honda.co.jp/auto-archive/freed/2010/safety/https://www.honda.co.jp/auto-archive/freed/2011/webcatalog/safety/ フリードを高く売る方法 フリードをより高く売却したい場合は、次の2つの方法を実践しましょう。 安全性に関わる機能をアピールする フリードの特徴の1つは、高い安全性能です。この点を買取時にアピールすることで、査定額アップが期待できます。 具体的には、初代モデルから搭載されている衝突安全技術「Gコントロール(G-CON)」や2代目モデルから搭載された安全運転支援システム「ホンダセンシング」などが挙げられます。 どちらも最高ランクの評価を受けた安全機能であることをアピールすれば、評価が上がる可能性があるため、査定の際に伝えましょう。 ファミリーカーの需要が高いタイミングで売却する ファミリーユースに人気のフリードは、売却するタイミングも重要です。売却に適したタイミングは、大きく分けて2つあるといわれています。 1つ目は、新生活が始まる2月〜4月です。この時期は、引っ越しや転勤などに伴い、新たにクルマを購入する人が増えます。 2つ目は、夏休みや年末年始などの長期休暇前です。家族での旅行やレジャーを計画する人が増えるため、ファミリーカーの需要が高まる傾向にあります。 需要が高まるタイミングに合わせて査定を受けることで、高値がつきやすくなるでしょう。 また、見た目の印象も査定額に影響するため、車内を丁寧に清掃したり、洗車をしたりと、クルマの状態を良好に保つことも大切です。 フリードの売却は旧車王へご相談ください フリードの売却をお考えの方は、ぜひ旧車王へご相談ください。(※)フリードは登場以来、現在に至るまで高い人気を維持し続けているコンパクトミニバンです。 ただし、高値で売却するためには、適切なタイミングや車輌状態の維持が重要です。 旧車王では、フリードに関する豊富な知識を持つスタッフが、車輌の特徴や市場価値などをもとに公平かつ正確な金額を提示します。 さらに、旧車王では全国どこでも無料で出張鑑定に対応しており、お客様のご都合に合わせて、ご自宅や指定の場所へスタッフが伺います。 売却をご検討されている方は、ぜひ旧車王にお気軽にご相談ください。 ※発売より10年以上経過したモデルに特化して鑑定を行っております。
S2000を高く売りたいけれど、「具体的なリセールバリューがわからない」「どの店舗へ査定に出すべきか悩んでいる」といった方は多いでしょう。また、リセールバリューを理解していても、高く売るためのポイントを把握しておかなければ、価値に見合った査定額を提示してもらえない可能性があります。 今回は、S2000の買取相場やリセールバリューが高い理由や高く売るためのポイントなどについて詳しく解説します。 S2000とは S2000は、ホンダが1999年4月に創立50周年記念モデルとして発売した2シーターのオープンスポーツカーです。2009年6月の生産終了までに、国内で約2万台、全世界で約11万台を販売し、現在もホンダのスポーツカーを象徴するモデルとして高い人気を誇ります。 S2000の特徴の1つに、ストイックな設計思想があります。初期型に搭載されている2L「F20C型」エンジン(最高出力:250ps/8,300rpm、最大トルク:22.2kgm/7,500rpm、最大許容回転数:9,000rpm)は、当時のNAエンジンとしては世界最高レベルの性能を誇りました。 後期型には2.2L「F22C型」エンジン(最高出力:242PS/7,800rpm、最大トルク:22.5kgm/6,500〜7,500rpm)を搭載。低・中回転域からのトルクを向上させ、日常使いに適した乗り味へと進化しました。 また、電動ソフトトップにより手軽にオープンドライブを楽しめる点も魅力です。運転性能や付加価値の高さに定評があるS2000ですが、「ハイXボーンフレーム構造」の採用により、高い剛性と衝突安全性も兼ね揃えています。 S2000はスポーツカーとしての走行性能と日常的な使いやすさを両立させた、ホンダの技術力の結晶といえるでしょう。 S2000の買取相場 S2000の買取相場は、モデルやグレード、製造年によって大きく異なります。ここでは、前期型モデルのAP1と後期型モデルのAP2に分けて、それぞれの買取相場を詳しく解説します。 AP1 AP1は、1999年から2005年まで製造販売されたS2000の前期モデルです。「ネオ・クラシックカー」に位置付けられ、多くのS2000ファンから根強い人気があります。AP1はさらに前期・中期・後期に分類されます。それぞれの特徴を詳しくみていきましょう。 前期 前期モデルは、ベースグレードと2000年に追加設定されたタイプVが該当します。このモデルの特徴は、可変ギアレシオステアリング(VGS)と、D型の専用ステアリングホイールが採用されている点です。買取相場は両グレードとも〜250万円程度です。 中期 中期モデルは、2001年9月から2003年10月までの2年間に製造されたものです。リアウィンドウにタイマー付き熱線入りガラス製幌が導入され、後方の視界がよりクリアになりました。 また、フロントガラス周りのカラーリングが変更され、2002年には特別仕様車のジオーレが追加設定されました。中期モデルの買取相場は〜270万円程度です。 後期 後期モデルは、2003年10月から2005年11月までに販売されたものが該当します。ベースグレードとタイプVの2種類があります。中期からの主な変更点として、ホイールサイズが16インチから17インチになり、フロントヘッドライトとリアコンビネーションランプ、前後バンパーのデザインも刷新されました。 また、フロントとリアのサイドフレームをつなぐパフォーマンスロッドが追加され、ボディ剛性がアップしています。どちらのグレードも買取相場は〜300万円程度です。 AP2 AP2はS2000の後期モデルで、AP1では2Lだったエンジンが2.2Lに変更され、さらに人気が高まりました。AP2もまた、前期と後期に分けられます。それぞれ詳しくみていきましょう。 前期 AP2の前期モデルは、2005年11月から2007年10月までに販売されたものが該当します。グレードは、ベースグレードとタイプVの2種類です。 電子制御スロットルDBW(ドライブ・バイ・ワイヤ)が採用され、アクセルフィールがより自然なものになりました。買取相場はどちらのグレードも〜350万円程度です。 後期 AP2の後期モデルは、2007年10月から2009年6月までに販売されたものが該当します。グレードは、ベースグレードとタイプSの2種類です。全タイプにクルマの挙動を安定させるVSA(Vehicle Stability Assist)を標準装備し、走行時の安全性がより高まりました。 タイプSは、専用装備を数多くもつ、それまでのモデルとは一線を画す外観のグレードです。専用のフロントスポイラーと大型リアスポイラーが装着され、ガイザーシルバー・メタリックに塗装されたアルミホイールが装備されています。また、専用装備は見た目を充実させるだけにとどまらず、空力性能やステアリングの応答性も向上させました。 買取相場は、ベースグレードが〜350万円程度、タイプSが〜450万円程度となっています。 S2000のリセールバリューが高い理由 S2000は、発売から20年以上経った現在でも高いリセールバリューを維持しています。その理由について詳しくみていきましょう。 高い性能と独自性により根強いファンがいる S2000のリセールバリューを支える大きな要因の1つは、その卓越した性能と独自性です。 S2000の性能の代表格といえば、高回転型エンジンでしょう。AP1に搭載された2L直列4気筒DOHC VTECエンジン「F20C型」は、9,000rpmという驚異的な回転数を誇る超高回転型エンジンです。自然吸気でありながら250psを発生し、1990年代最強ともいわれていました。 AP2では2.2Lエンジンの「F22C型」に変更され、最高回転数は8,000rpmに引き下げられましたが、低・中回転域のトルクが向上し、より扱いやすいエンジンになりました。特に前期型は、玄人好みのエンジン特性から、今もなお多くのファンを魅了し続けています。 また、ホンダのSシリーズの伝統を引き継いだFRオープンモデルとしての独自性も、中古車市場で高く評価されています。 流通台数が少なく販売期間も短い S2000のリセールバリューが高い理由の2つ目は、その希少性にあります。S2000は、1999年4月から2009年6月までの約10年間と、販売期間が比較的短いクルマです。 販売期間中の国内累計販売台数は約2万台、全世界累計販売台数は約11万台にとどまりました。スポーツカーとしての販売台数としては、決して多いとはいえません。 中古車市場において、流通台数の少なさや販売期間の短さは、クルマの希少性を高める要因となります。 つまり、高性能で独自性のあるスポーツカーであることに加え、限られた台数しか生産されなかったことが、S2000の価値を長期にわたって保ち続けている大きな理由といえるでしょう。 S2000を高く売る方法 S2000は高性能スポーツカーとして知られていますが、その価値を維持し、高く売るためには適切な管理が欠かせません。ここでは、S2000を高く売るための効果的な方法を紹介します。 こまめなメンテナンスを欠かさない S2000は高性能スポーツカーの部類に入るため、一般的な車輌よりもきめ細かなメンテナンスが必要です。特に、S2000の心臓部であるエンジンは細心の注意が必要です。 特にAP1は、シリンダーとピストンリングの間に隙間ができやすく、オイルがガソリンと一緒に燃焼してしまうことにより、エンジンのオイル消費が多いモデルです。 このような高回転型エンジンの特性を理解したうえで、オイル交換やオイル量のチェックなど、適切なメンテナンスを行うことがエンジンのコンディション維持につながります。 ▼S2000のエンジンのメンテナンスについて、以下の記事でオーナーの実体験を紹介しています。16年目・25万キロ超え。愛車ホンダ S2000のエンジンをリフレッシュ また、S2000の特徴の1つである電動オープンカーの幌も、査定で注目される部分です。幌は雨風や紫外線で劣化しやすく、ひび割れや雨漏りの原因になることもあるため、定期的なクリーニングや撥水処理などのメンテナンスを行いましょう。 さらに、S2000ならではの性能を活かしてスポーツ走行を行った場合、サスペンションやブレーキなどの足回りにも負荷がかかりやすくなります。これらの部品も定期的な点検と適切なメンテナンスが必要です。 こまめなメンテナンスによってS2000の性能と外観を最良の状態に保つことで、高値での売却を実現できるでしょう。 点検記録簿を残しておく 点検記録簿を残しておくことは、S2000に限らず、どの車種でも高額査定につながりやすい方法です。点検記録簿によってメンテナンスの履歴を証明することで、車輌状態の信頼性が高まります。同時に、クルマを大切に扱ってきたことも証明できるため、心象もよくなるでしょう。 S2000の売却は旧車王へご相談ください S2000の売却をお考えの方は、ぜひ旧車王へご相談ください。S2000は、エンジン性能やオープンカーとしての特徴など、クルマとしての魅力が豊富です。多くのファンに支持され続けているS2000は、発売から長い年月が経過した今でも高いリセールバリューを誇っています。 そのような価値あるクルマだからこそ、できるだけ高く買い取ってもらいたいという方は多いでしょう。旧車王では、新車から10年以上経過した旧車を専門に取り扱っています。S2000の買取実績も多く、価値を十分に理解した鑑定が可能です。 また、全国無料で出張鑑定に対応しています。鑑定のためにクルマを移動させる必要がなく、走行距離が変わってしまう心配もありません。S2000の売却をお考えの方は、ぜひ旧車王までお気軽にご相談ください。