高齢者におすすめの車とは、どのようなモデルなのでしょうか。今回は、高齢者におすすめの車の条件や車選びのポイント、おすすめ車種を紹介します。高齢ドライバーが車を選ぶときや家族に運転をする高齢者がいるときの参考にしてみてください。 ----------------------------------------- 【監修者プロフィール】松村 透 株式会社キズナノート代表取締役。エディター/ライター/ディレクター/プランナー。輸入車の取扱説明書制作を経て、2006年にベストモータリング/ホットバージョン公式サイトリニューアルを担当後、2013年に独立。2016年3月〜トヨタ GAZOO愛車広場連載中。ベストカー/ベストカーWeb/WebCARTOP他、外車王SOKEN/旧車王ヒストリア編集長を兼務する。 ----------------------------------------- 高齢者向けのクルマを選ぶ5つのポイント まず、高齢ドライバーにおすすめの車の条件や車選びのコツについて紹介します。 安全装備が充実している 安全装備が充実している車を選びましょう。 近年では、誤発進抑制機能や衝突被害軽減ブレーキなどの運転支援システムが装備されているクルマが多くあります。高齢ドライバーには、このようなサポートシステムが充実している車がおすすめです。 また、警察庁が公開している「サポートカー限定免許について(令和4年5月13日以降)」によると、後付けではない「衝突被害軽減ブレーキ(対車輌・対歩行者)」と「ペダル踏み間違い時加速抑制装置(AT車)」が搭載されているクルマが「サポカー限定免許」の対象となります。サポカー限定免許とは、免許を受けている方の申請により、運転できる自動車の範囲をサポートカー限定にした条件付き免許のことです。 そのため、高齢ドライバーは、万が一のときに手助けをしてくれる運転支援システムや緊急時のサポート機能が充実している車を選んだほうが良いでしょう。 セーフティー・サポートカー 「セーフティ・サポートカー」は、衝突被害軽減ブレーキ(自動ブレーキ)をはじめとする、先進の安全技術を装備したクルマです。2017年に名称が決まった「セーフティ・サポートカー」は、通称「サポカー」と呼ばれ、経済産業省や国土交通省などが中心となって普及を推進しています。この機構は高齢者はもちろんのこと、全ドライバーに推奨する装備であり、採用するクルマが増えつつあります。 サポカーに高齢者向けの装備を追加したクルマが「セーフティ・サポートカーS(サポカーS)」です。「サポカーS」は、自動ブレーキに加えて、ペダル類の踏み間違いを防ぐ「ペダル踏み間違い時加速抑制装置」を搭載したクルマです。 サポカーSは3つの区分に分けられます。 1.サポカーS ベーシック 自動ブレーキ装置(対車輌・作動速度域が時速30km/h以下)/ペダル踏み間違い時加速抑制装置(MT車を除く) 2.サポカーS ベーシック+ 自動ブレーキ装置(対車輌)/ペダル踏み間違い時加速抑制装置(MT車を除く) 3.サポカーS ワイド 自動ブレーキ装置(対歩行者)/ペダル踏み間違い時加速抑制装置(MT車を除く)/車線はみ出しアラート(車線維持支援装置でも可)/先進ライト(自動切替型前照灯、自動防眩型前照灯または配光可変型前照灯をいう) 今後、クルマを購入する予定がある高齢者の方は、この「サポカーS」および「サポカーS」に準じた装備を持つモデルであるかどうかを判断基準の1つに加えてみるとよいでしょう。 コンパクトで小回りが利く 小回り性能を示す最小回転半径が小さいクルマを選びましょう。 小回り性能が小さいクルマであれば、狭い場所でも運転がしやすく、駐車場での切り返し回数を少なくできます。運転の負担を減らすことができるため、高齢ドライバーだけでなく、運転に不慣れな方にもおすすめです。 乗り降りしやすい 乗り降りが楽なクルマを選びましょう。 乗り降りが楽なクルマとは、地上からステップまでの高さが低く、ルーフが高く、腰を掛けるような位置にシートがあるクルマです。この3つの条件を満たすクルマであれば、乗り降りが楽にできます。ただし、乗り降りのしやすさは姿勢や身体の状態などで変わってくるため、試乗して確認しましょう。 維持費が安い クルマは、所有しているだけでも税金や車検などの維持費がかかります。また、走ることで燃料代もかかります。そのため、クルマの維持費を最小限に抑えたいのであれば、エンジン排気量が小さく、車輌重量が軽く、燃費がよいクルマを選ぶ方がよいでしょう。 高齢者向けのクルマにあると便利な安全装備 クルマの技術の進歩は燃費の向上だけではありません。特に近年は、安全装備に関する技術革新が目覚ましい進歩を遂げています。ここでは高齢者の方が運転するクルマにあると安心な装備を紹介します。 自動(衝突軽減)ブレーキ クルマの前方(主にフロントバンパー)に装備されているカメラやレーダーが進行方向に障害物を検知した場合、自動的にブレーキをかけて減速させる装置です。速度によってはかなりの勢いで急ブレーキが作動することもあるため、その衝撃で驚かされる可能性が高いです。できれば安全運転講習会などで、実際に自動ブレーキシステムの体験をしておくとよいでしょう(防災訓練などで大地震を疑似体験するようなイメージです)。 ペダル踏み間違い時加速抑制装置 進行方向の前または後ろに障害物があるにも関わらず、アクセルを踏み込んでしまった場合にクルマの加速を抑えてくれるほか、警告音を発して危険を知らせてくれる装置です。この装置で気をつけなければならないのは「自動ブレーキではない」ことです。ドライバーがしっかりとブレーキを踏まないとクルマは止まってくれません。この点には注意が必要です。 車線逸脱警報 走行している車線をはみ出しそうになった場合に、警告音やメーターパネルのメッセージなどでドライバーに注意を促す装置です。本来の車線の位置に自動車を戻してくれるクルマもあるため、車載されている取扱説明書で確認するようにしてください。 先進ライト(オートマチックハイビーム) ハイビームの状態で走行している最中に対向車が来た場合に、自動でロービームに切り替えてくれる装置です。夕暮れ時などには正しく作動しない場合があり、ドライバーが手動で切り替える必要があります。作動条件に関してはクルマに搭載されている取扱説明書を読み、機能を正しく理解したうえで使いましょう。 先行車発進アラーム 信号が青に変わって前のクルマが発進したにも関わらず、自車が一定時間を過ぎても停止している場合に、アラームやメーターパネルの表示で注意を促す装置です。作動条件に関してはクルマに搭載されている取扱説明書を読み、きちんと機能を理解するようにしてください。 【高齢者向け】サポカーSワイドを装備する国産車10選 高齢者の方の運転をサポートする安全装備。もっとも多くの安全装備がついている国産乗用車および軽自動車をそれぞれ5車種ずつ紹介します。 いずれも2024年10月時点で新車が購入できるモデルであり、なおかつ人気の高いクルマを中心にピックアップします。 サポカーSワイドを装備する国産乗用車5選 まずはサポカーSワイドを装備する国産乗用車を5つ紹介します。 トヨタ ヤリス 現行モデルは2020年2月デビューしました。トヨタの次世代を担うプラットフォーム「TNGA」をコンパクトカーとして初めて採用したモデルです。 軽量かつ高剛性かつ低重心なボディを得たことで、クラストップレベルの低燃費(36.0km/L・WLTCモード)を実現。販売台数でもカローラと常にトップ争いを繰り広げるほどの人気を誇ります。 トヨタ カローラ 現行モデルがデビューしたのは2019年9月。1966年に初代カローラがデビューして以来12代目にあたります。ヤリスと同様、トヨタの次世代を担うプラットフォーム「TNGA」が採用されたクルマです。 日本国内で販売されているモデルは国内専用設計となっています。クセがなく、誰にでも運転しやすく、そしてトラブル知らずな日本が誇る屈指の名車といえる1台です。 日産 ノート 2020年12月デビューした現行モデルは、ノートの3代目にあたります。先代モデルで初めて搭載された「e-POWER」が進化版にアップデートされ、デザインもそれに準じて洗練されました。 全幅が1,700mmのため3ナンバーサイズではあるものの、全長は4,045mmとコンパクトサイズ。オーテックモデルを選ぶことで、よりスポーティな内外装となります。 ※画像は旧モデルです。 ホンダ フリード 3代目にあたる現行フリードは、2024年6月にデビューしたばかりの最新モデルです。サポカーSワイドのほか、先進の安全運転支援システム「Honda SENSING(ホンダ センシング)」を全グレードに標準装備しています。コンパクトミニバンでありながら3列シート仕様が用意されているのもこのモデルの魅力です。 ※画像は旧モデルです。 スズキ スイフト 2023年12月にデビューした5代目の現行スイフトは、リーズナブルな価格設定が魅力です。ベーシックモデルであれば車輌本体価格が180万円以下、マイルドハイブリッド仕様車でも200万円台前半です。 トランスミッションは5速MTとCVT、駆動方式はFFと4WDが選べるなど、スズキの良心がギュッと凝縮されたモデルといえます。 ※画像は旧モデルです。 サポカーSワイドを装備する国産軽自動車5選 続いて、サポカーSワイドを装備する国産の軽自動車を紹介します。 ホンダ N-BOX 3代目にあたる現行N-BOXは2023年10月にデビューしました。フリードと同様に先進の安全運転支援システム「Honda SENSING(ホンダセンシング)」を標準装備しており、乗用車および軽自動車を含めた「もっとも売れているクルマ」です。また、車いすのまま乗り降りできるスロープ仕様車も用意されています。 ※画像は旧モデルです。 スズキ スペーシア 2023年11月にデビューした3代目の現行スペーシアは、ホンダ N-BOXと熾烈な販売台数トップ争いを繰り広げる人気モデルです。全車マイルドハイブリッド仕様となっているほか、電動パーキングブレーキとステアリングヒーターをスズキの軽自動車で初めて採用しました。 ダイハツ タント/タントカスタム 4代目にあたる現行モデルは、2019年7月デビューしました。ダイハツの次世代のプラットフォーム「DNGA(Daihatsu New Global Architecture)」を採用した第1弾のモデルです。運転席を最大540mmスライド可能としたことで、乗り降りのしやすさや車内の移動がスムーズにできるようになるなど、従来のモデルと比較して使い勝手が飛躍的に向上しています。 ※画像は旧モデルです。 三菱デリカ ミニ 現行モデルは2023年5月デビュー。三菱を代表するモデルの1つである「デリカ」の名を冠し、SUVのデザインを取り入れてアウトドアユースを想定したクルマであることをアピールしています。愛らしい表情のフロントマスクが評判となり、三菱のモデルのなかでも屈指の人気モデルとなっています。 日産 サクラ/三菱 ek クロス EV 2022年6月に発売された軽トールワゴンです。日産 サクラと三菱 ek クロス EVはきょうだい車であり(母体はサクラ)、100%電気で走る軽の電気自動車でもあります。航続距離は最大180km(WLTCモード)とされ、どちらかというと近距離、街乗りで使うことを想定して開発された電気自動車です。 高齢者の交通事故を防ぐには? 高齢者の交通事故は、「ついうっかり」や「まさか」など、想定外なことをきっかけに発生しやすいです。ここでは高齢者の方の事故を未然に防ぐためのポイントを紹介します。 高齢者講習会の内容を反すうする 70歳以上の高齢者の方は、運転免許を更新する際に高齢者講習を受けることが義務づけられています。さらに75歳以上の方は認知機能検査の受講が追加されます。 ドライバー歴が長ければ長いほど「自分はまだまだ大丈夫」と過信しがちですが、講習時の内容を他人事だとは思わず、自分自身のため、そして周囲のドライバーや道行く人たちのためにもしっかりと身につけておく必要があることを意識しましょう。 高齢者マークをつける 70歳以上の高齢者の方がクルマを運転する際に「よつばマーク」あるいは「もみじマーク」を車体の見えやすいところに(主に後方のクルマに分かるように)貼ることで、ある程度危険を回避できます。 これらのマークをつけることは義務づけられているわけではありませんが、昨今話題になることが多い「あおり運転」を回避する確率を少しでも高くするための御守りだと思い、高齢者の方はできるだけ運転するクルマにつけるようにしましょう。 なお、冒頭のマークをつけたクルマに幅寄せやあおり運転をして違反とみなされた場合、違反点数1点、反則金6,000円が科せられます。 定期的に眼科検診を受ける 中年期で気になるのが老眼だとすれば、高齢者の方は白内障や緑内障など、加齢による視力の低下の心配があります。クルマを運転していて「見え方に違和感がある」と思ったら、速やかに眼科検診を受けるようにしましょう。 最低でも1年に一度、半年に一度程度であれば理想的といわれています。クルマの定期点検が重要であるように、人間の体も定期検診が病気や加齢による衰えに対して対処することができるので安心であり、おすすめです。 サポカーS/サポカーSワイドのクルマを選ぶ サポカーに欠かせない装備である自動ブレーキに加えて、アクセルやブレーキペダルの踏み間違いを防ぐ「ペダル踏み間違い時加速抑制装置」を搭載したクルマが「サポカーS」です。本人は自覚がなくても「ついうっかり」間違えてしまったとき、クルマが事故を回避してくれる心強い装置です。 運転に自信のない高齢者の方はもちろんのこと、「自他ともに認めるベテランドライバー」の方も、クルマを買い替える機会がある場合は、「サポカーS」が装備されているかどうかを必ず確認するようにしてください。 まとめ スマートフォンであれば、NTTドコモの「らくらくホン」や「らくらくスマートフォン」に代表される、高齢者の方向けの機種が用意されています。 また、ゴルフクラブでも「シニア向け」のモデルが各メーカーから販売されています。加齢による飛距離の低下をゴルフクラブの性能で補うことで、高齢者の方が若い頃のようにプレーを楽しめるように設計されています。 クルマであれば「サポカーS」に関連する安全装備がついたモデルが高齢者の方向けのモデルといえます。 加齢による身体機能の衰えを、高齢者の方向けに開発された技術や製品で補った結果、生活が便利になったり、心身に対する負担が軽減されたりします。 あるクルマの格言に「最新は最良」という表現があります。心身ともに満たされた、充実した日常を送るために、最新モデルや最新の技術は、若い人たちだけでなく高齢者の方たちこそ存分に享受したほうがよいと考えます。 最後に、最新の安全装備がついているからといって過信は禁物です。あくまで「緊急時および非常時に介入する装置」であることを念頭において、安全運転を心掛けましょう。
車の売買をするときは、名義変更をしなければなりません。この車の名義変更をしなかった場合、自動車税が前の所有者に届いてしまうといったトラブルが発生します。今回は、車の名義変更をしなかったことによる自動車税にまつわるトラブルについて紹介します。また、トラブルを防止するための方法についても説明していますので、売買するときの参考にしてみてください。 個人間売買で名義変更トラブルが起きやすい 個人売買では、所有していない車の自動車税納付書が届いてしまうトラブルが起きやすいです。 個人売買で車を手放し、新たな所有者に名義変更をすべて任せてしまうと、手続きを先延ばしにされてしまう可能性があります。手続きを先延ばしにされて年度をまたぐと、前の所有者へ自動車税の納付書が届いてしまいます。 このようなトラブルを避けるためにも、名義変更を一緒に行ったり、名義変更が完了してから車両を引き渡したりするなどの対策が必要です。 名義変更にまつわる自動車税(種別割)のトラブル ここからは、名義変更にまつわる自動車税のトラブルについて紹介します。 前の所有者が支払った自動車税の扱いで揉める 前の所有者が支払った1年分の自動車税のうち、新たな所有者が負担する割合で揉めることがあります。 一般的には、売買契約をした月まで前の所有者が負担し、翌月から新たな所有者が負担することがほとんどです。ただし、自動車税の月割り負担は義務ではありません。そのため、自動車税の負担については、売り手と買い手の間でしっかりと話し合って決めましょう。 名義変更手続きが年度内に間に合わない 売買契約後に名義変更の手続きを進めていたものの、年度内に完了しない場合があります。 自動車税は、4月1日時点の所有者(ローンで購入している場合には使用者)が負担する税金です。年度末に売買契約をして、名義変更の手続きを進めていたとしても、年度内に完了しなければ、前の所有者に自動車税の納付書が届いてしまいます。 名義変更の手続きの途中で年度をまたぐ可能性があるときは、納付書が届いてしまう可能性があることを前の所有者に伝えましょう。 車検を受けられない 自動車税が未納の場合、車検を受けられません。そのため、車の売買をするときは、前の所有者が自動車税の滞納をしていないか確認しましょう。 名義変更関連の自動車税(種別割)のトラブルを防ぐ方法 ここからは、車の名義変更にまつわる自動車税のトラブルを防ぐ方法を紹介します。トラブルに巻き込まれないようにするためにも、売買契約時に確認しておきましょう。 前の所有者が支払った自動車税の扱いを話し合う 売買契約時には自動車税の扱い、つまり月割り負担について売り手と買い手の間で話し合いましょう。 車を業者に買い取ってもらう場合には、自動車税も含めた見積りや買取額を提示してくれるケースがほとんどです。しかし、個人売買の場合には、自動車税のことを忘れているケースも珍しくありません。そのため、車の売買をするときには、自動車税の扱い(負担)をどのようにするのか必ず話し合いましょう。 年度内に名義変更手続きを完了させる 車の売買契約が済んだら早めに名義変更の手続きを行いましょう。 特に、年度末(3月)に売買契約をした場合は、年度内に手続きを完了させられるよう迅速な対応が必要です。名義変更の手続きには時間がかかることもあるため、年度末ギリギリで車の売買契約をしたときは、あらかじめ年度内に手続きが間に合うかどうかわからないことを伝えておきましょう。 未納がないことを確認する 車の売買契約をするときは、自動車税の未納がないか確認しましょう。先述のとおり、自動車税が未納の場合、車検を受けることができません。そのため、売買契約時に自動車税の未納がないかしっかりと確認しておくことが大切です。
ケンメリといえば、1972年から1977年まで販売された4代目スカイライン(C110型)の愛称です。ケンメリは旧車として人気が高く、自分の愛車にしたいと考えている方も多いのではないでしょうか。しかし「ケンメリのような旧車は維持していくのが大変そう……」と悩みますよね。この記事ではケンメリにかかる維持費について解説いたします。 ケンメリの特徴 ケンメリは1972年~1977年に発売された4代目のスカイライン(C110型)を指します。ケンとメリーがスカイラインで日本各地を旅するCMが話題になり「ケンメリ」と呼ばれるようになりました。約4年間で販売台数は約67万台にのぼり、スカイラインシリーズで最も売れたモデルです。現在旧車ブームでケンメリの人気も上がっています。ケンメリGT-Rは生産台数が200台以下の激レア車であり、5,000万円以上で取り引きされているほどです。 ケンメリの維持費の内訳 ケンメリの維持費について、5項目に分けて解説します。 燃料代 ケンメリの実燃費は5~6km/リットルといわれています。ガソリンについては、クルマの状態・使用によって異なりますが、ハイオクを入れることが多いようです。 ここからは金額をシミュレーションします。仮に通勤で使用し月間1,000km走行した場合、ガソリンは約182リットル使用(*1) し、燃料代は31,582円(*2) です。この条件で1年間走行した場合は、378,982円(*2) になります。*1 燃費は5.5km/リットルで算出*2 2022年11月27日のハイオクガソリン1リットル当たりの平均価格173.7円で算出 自動車税 ケンメリの排気量は1,600cc〜2,000ccです。自動車税は39,500円ですが、ハコスカは車齢が13年以上経過しているため重課税になり、45,400円かかります。 任意保険 ハコスカの任意保険について大手のネット型保険で見積もりをしました。 <条件>年齢:30歳等級:6E使用目的:通勤・通学運転者:本人限定 <補償内容>対人賠償(1名につき):無制限対物賠償(1事故につき):無制限対物超過特約(相手自動車1台につき50万円まで):なし人身傷害:あり(車内のみ補償)人身傷害(保険金額/1名につき):3,000万円入院諸費用特約:なし車両保険:なし 上記内容でシミュレーションしたところ、総額が約62,000円/年でした。月額だと5,400円程度です。注意しなければいけないことは車両保険を付帯できない点。ケンメリはプレミア価格で取引されるクルマです。しかし一般的な保険会社ではプレミア価格を考慮した保険料の算出ができません。そのため、年式が古く価値のないクルマとして扱われ車両保険に入ることができないのです。 車検 ケンメリの車検代について見ていきましょう。 <ディーラー車検の場合>自賠責保険:20,010円(24ヶ月)自動車重量税:37,800円(24ヶ月)※初年度登録から18年以上経過で算出印紙代:1,800円車検料:80,000円合計:139,610円※車検料は内容、整備工場などにより費用は増減します 注目すべきポイントは自動車税の重課税です。1トン超~1.5トン以下の重量税は24,600円ですが、初年度登録から18年以上経過した車両は二段階重課税され、13,200円高い37,800円になります。 メンテナンス費用 最後にメンテナンス費用を見ていきましょう。ケンメリのメンテナンスについては下記の費用がかかります。 ・洗車代・ワイパーゴム交換代・ウォッシャー液交換代・冷却水補充代・エアコンフィルター交換代・ヘッドライト交換代・エンジンオイル交換代・オイルフィルター交換代・ブレーキオイル交換代・エアクリーナー交換代 1年間でこれらの費用が発生します。高く見積もって5万円ほどを見込んでおけば良いでしょう。ケンメリのタイヤ交換が発生する場合はスポーツタイヤのため10万以上追加でかかるケースもあります。 ケンメリの年間維持費はいくら? 維持費の内訳を見てきましたが、ケンメリの場合、合計でいくらぐらいになるのでしょうか。合計額を見ていきましょう。 <自家用車登録のケンメリ年間維持費>ガソリン代:378,982円自動車税:45,500円任意保険:62,000円車検:69,805円(2年ごとにかかる費用の半額分)メンテナンス費:50,000円合計:606,287円 月額では50,524円ほどかかる計算です。通勤で使用しない場合はガソリン代と任意保険料を下げられます。ローンで購入するとさらに月々の返済が発生し、月極駐車場を契約する場合は、別途駐車場代が毎月かかってきます。 ケンメリの維持費が高いと思った時の対処法 ケンメリのような旧車は自動車税、重量税が重課税され維持費が高額になります。また、こまめにメンテナンスする必要がありお金がかかります。ハイオク限定で燃費が悪いことも維持費を押し上げる要因になります。ケンメリの維持費が高いと思ったら、手放すことを検討してみてはいかがでしょうか。現在は空前の旧車ブームです。過走行や多少ダメージのあるケンメリでも高く売却できる可能性があります。
エブリイといえば、スズキを代表するワンボックス型の軽自動車です。1964年にデビューし現在も代替わりを重ね販売されています。中でも二代目エブリイワゴンは軽自動車とは思えない充実装備で話題を集めました。中古市場でも人気のモデルとなっています。しかし、いざ購入しようと思っても「最新の軽自動車と比較して維持費が高そう……」と悩まれている方も多いのではないでしょうか。この記事では二代目エブリイワゴン(DA64W)にかかる維持費について解説いたします。 二代目エブリイワゴン(DA64W)の特徴 二代目エブリイワゴン(DA64W)は「軽のミニバン」をコンセプトに開発されました。上級グレードには後席パワースライドドアやフルオートエアコンを採用するなど軽自動車の枠を超えた豪華な装備が話題になりました。高級軽ワゴンブームの火付け役となったモデルです。 二代目エブリイワゴン(DA64W)の維持費の内訳 二代目エブリイワゴン(DA64W)の維持費について、5項目に分けて解説します。 燃料代 二代目エブリイワゴン(DA64W)は2WDと4WDのモデルがあります。2014年4月発売モデルでそれぞれの燃費を見ていきましょう。 2WD:14.4km/リットル4WD:13.8km/リットル カタログ燃費JC08モードで見ましたが、実燃費は2km/リットルほど低い数値になるようです。 ここからは金額をシミュレーションします。仮に通勤で2WDモデルを使用し月間1,000km走行した場合、ガソリンは約81リットル使用(*1) し、燃料代は13,121円(*2) です。この条件で1年間走行した場合は、157,452円(*2) かかります。 *1 燃費は12.4km/リットルで算出 ※実燃費想定*2 2022年11月27日のレギュラーガソリン1リットル当たりの平均価格162.7円で算出 最新の軽自動車は実燃費で20km/リットルを超えるものがあるので、それらと比較すると燃費が悪く思えますね。 自動車税 二代目エブリイワゴン(DA64W)の自動車税は軽自動車のため7,200円です。 任意保険 二代目エブリイワゴン(DA64W)の任意保険について大手のネット型保険で見積もりをしました。 <条件>年齢:30歳等級:6E使用目的:通勤・通学運転者:本人限定 <補償内容>対人賠償(1名につき):無制限対物賠償(1事故につき):無制限対物超過特約(相手自動車1台につき50万円まで):なし人身傷害:あり(車内のみ補償)人身傷害(保険金額/1名につき):3,000万円入院諸費用特約:なし車両保険:あり車両保険(保険金額):90万円免責金額(1回目-2回目以降):5万円〜10万円 上記内容でシミュレーションしたところ、総額が約83,000円/年でした。月額だと7,300円です。通勤使用、免許はブルーで算出しているため、条件によっては保険料が下がるケースがあります。 車検 二代目エブリイワゴン(DA64W)の車検代について見ていきましょう。 <ディーラー車検の場合>自賠責保険:19,730円(24ヶ月)自動車重量税:6,600円(24ヶ月)印紙代:1,400円車検料:40,000円合計:67,730円※車検料は内容、整備工場などにより費用は増減します 軽自動車は法定費用が安くなるメリットがあります。また、比較的新しいクルマであれば整備費用は下がり車検代が安くなるかもしれません。 メンテナンス費用 最後にメンテナンス費用を見ていきましょう。二代目エブリイワゴン(DA64W)のメンテナンスについては下記の費用がかかってきます。 ・洗車代・ワイパーゴム交換代・ウォッシャー液交換代・冷却水補充代・エアコンフィルター交換代・ヘッドライト交換代・エンジンオイル交換代・オイルフィルター交換代・ブレーキオイル交換代・エアクリーナー交換代 1年間でこれらの費用が発生します。高く見積もって3万円ほどを見込んでおけば良いでしょう。二代目エブリイワゴン(DA64W)のタイヤ交換が発生する場合は数万円ほど追加でかかるケースもあります。 二代目エブリイワゴン(DA64W)の年間維持費はいくら? 維持費の内訳を見てきましたが、二代目エブリイワゴン(DA64W)の場合、合計でいくらぐらいになるのでしょうか。合計額を見ていきましょう。 <自家用車登録の二代目エブリイワゴン(DA64W)年間維持費>ガソリン代:157,452円自動車税:7,200円任意保険:83,000円車検:33,865円(2年ごとにかかる費用の半額分)メンテナンス費:30,000円合計:311,517円 月額では25,960円ほどかかる計算です。注目したいポイントはガソリン代。維持費の半分ほどがガソリン代になっています。自動車税、重量税やメンテナンス代も安いという理由で軽自動車を選ぶ場合、ガソリン代も下げたいですよね。実燃費12.4km/リットルは近年売られている乗用車のコンパクトカーより悪い数値です。 二代目エブリイワゴン(DA64W)の維持費が高いと思った時の対処法 軽自動車は車重の軽さから燃費が良いものが多いです。しかし二代目エブリイワゴンは最近のコンパクトカーより悪いことがわかりました。税金面で安くなっても頻繁に入れることになるガソリン代がかさむと維持費が高く感じてしまうでしょう。二代目エブリイワゴン(DA64W)の維持費が高いと思ったら、手放すことを検討してみてはいかがでしょうか。軽ワゴンは居住性の高さと手軽に運転できるサイズ感で需要が高くなっています。過走行や多少ダメージのある二代目エブリイワゴン(DA64W)でも高く売却できる可能性があります。
ハコスカといえば、歴代日産車の中でも別格の人気を誇るスポーツカーです。1968年にデビューした3代目スカイライン(C10型)がハコスカと呼ばれるモデルです。中古市場では1,000万円以上で取り引きされることもあり、気になる方も多いですよね。しかし「ハコスカのような旧車は維持していくのが大変そう……」と悩まれている方も多いのではないでしょうか。この記事ではハコスカにかかる維持費について解説いたします。 ハコスカの特徴 ハコスカは1968年~1972年に発売された3代目のスカイライン(C10型)になります。角張ったボディ形状から「ハコスカ」の愛称で呼ばれるようになりました。現在も世界中のファンを魅了するGT-Rはハコスカから始まりました。レースの世界ではツーリングカー選手権で49連勝という記録をもちます。無敵といえる性能を誇り、スポーツカー好きの心を鷲掴みにしたモデルです。 ハコスカの維持費の内訳 ハコスカの維持費について、5項目に分けて解説します。 燃料代 ハコスカの実燃費は5~6km/リットルになるようです。有鉛ガソリン仕様ですが、2022年現在有鉛ガソリンは販売されておりません。ハイオクを入れておけば間違いないでしょう。 ここからは金額をシミュレーションします。仮に通勤で使用し月間1,000km走行した場合、ガソリンは約182リットル使用(*1) し、燃料代は31,582円(*2) です。この条件で1年間走行した場合、378,982円(*2) かかります。*1 燃費は5.5km/リットルで算出*2 2022年11月27日のハイオクガソリン1リットル当たりの平均価格173.7円で算出 自動車税 初代GT-RであるS20型エンジン搭載車を例に見ていきましょう。排気量は1,989ccです。自動車税は39,500円ですが、ハコスカは車齢が13年以上経過しているため重課税になり、45,400円かかります。 任意保険 ハコスカの任意保険について大手のネット型保険で見積もりをしました。 <条件>年齢:30歳等級:6E使用目的:通勤・通学運転者:本人限定 <補償内容>対人賠償(1名につき):無制限対物賠償(1事故につき):無制限対物超過特約(相手自動車1台につき50万円まで):なし人身傷害:あり(車内のみ補償)人身傷害(保険金額/1名につき):3,000万円入院諸費用特約:なし車両保険:なし 上記内容でシミュレーションしたところ、総額が約47,000円/年でした。月額だと4,000円程度で安く思えますが、車両保険が付帯できません。前述の通り、ハコスカは1,000万円以上で取り引きされるクルマです。しかし一般的な保険会社ではプレミア価格を考慮した保険料の算出ができません。そのため、年式が古く価値のないクルマとして扱われ車両保険に加入できないのです。 車検 ハコスカの車検代について見ていきましょう。 <ディーラー車検の場合>自賠責保険:20,010円(24ヶ月)自動車重量税:37,800円(24ヶ月)※初年度登録から18年以上経過で算出印紙代:1,800円車検料:80,000円合計:139,610円※車検料は内容、整備工場などにより費用は増減します 注目すべきポイントは自動車税の重課税です。1トン超~1.5トン以下の重量税は24,600円ですが、初年度登録から18年以上経過した車両は二段階重課税され、13,200円高い37,800円になります。 メンテナンス費用 最後にメンテナンス費用を見ていきましょう。ハコスカのメンテナンスについては下記の費用がかかってきます。 ・洗車代・ワイパーゴム交換代・ウォッシャー液交換代・冷却水補充代・エアコンフィルター交換代・ヘッドライト交換代・エンジンオイル交換代・オイルフィルター交換代・ブレーキオイル交換代・エアクリーナー交換代 1年間でこれらの費用が発生します。高く見積もって5万円ほどを見込んでおけば良いでしょう。ハコスカのタイヤ交換が発生する場合はスポーツタイヤのため10万以上追加でかかるケースもあります。 ハコスカの年間維持費はいくら? 維持費の内訳を見てきましたが、ハコスカの場合、合計でいくらぐらいになるのでしょうか。合計額を見ていきましょう。 <自家用車登録のZ33型フェアレディZ年間維持費>ガソリン代:378,982円自動車税:45,500円任意保険:47,000円車検:69,805円(2年ごとにかかる費用の半額分)メンテナンス費:50,000円合計:591,287円 月額では49,300円ほどかかる計算です。通勤で使用しない場合はガソリン代と任意保険料を下げられます。ローンで購入するとさらに月々の返済が発生し、月極駐車場を契約する場合は、別途駐車場代が毎月かかってきます。 ハコスカの維持費が高いと思った時の対処法 ハコスカのような旧車は自動車税、重量税が重課税され維持費が高額になります。また、こまめにメンテナンスする必要がありお金がかかります。ハイオク限定で燃費が悪いことも維持費を押し上げる要因になるでしょう。ハコスカの維持費が高いと思ったら、手放すことを検討してみてはいかがでしょうか。現在は空前の旧車ブームです。過走行や多少ダメージのあるハコスカでも高く売却できる可能性があります。
お正月にニュースでハデハデな改造車を見たことはありませんか?シャコタン、竹槍マフラー、深リムホイール、ワイドフェンダーで武装しているクルマたち……。これらの改造車は「街道レーサー」と呼ばれベース車両は現在旧車人気の高いクルマたちであることが多いんです。この記事では街道レーサーで人気のベース車両を紹介します。 街道レーサーとは? 街道レーサーは、1970年代に流行したクルマのカスタム手法です。当時、国内レース最高峰であった富士グランチャンピオンレース(グラチャン)のレースカーを模倣したものが源流となっています。レギュレーションはほぼ無制限で、現代のレーシングカーには見られない特大のチンスポイラー、リアウィング、極太タイヤを収めるための特大ワイドフェンダーなどが特徴です。さらにアレンジを加え、竹槍マフラー、深リムホイールを装着しド派手なカラーリングを施した攻撃的なスタイルにする改造が走り屋の間で大流行しました。現代でも一部の旧車愛好家の間で人気のあるカスタムですが、違法改造になることが多いので注意が必要です。クルマのカスタムは車検適合範囲内で楽しみましょう。 街道レーサーで人気のベース車両5選 ここからは街道レーサーで人気だったベース車両を5つ紹介します。 マークⅡ/チェイサー/クレスタ(GX71) マークⅡ、チェイサー、クレスタは3兄弟といわれています。ベースは同じですが、販売チャネルごとにキャラクターを変えて販売されていました。3兄弟の中でもGX71は現代でも旧車ならではのカクカクとしたデザインが人気です。また、FRでマニュアルの設定があるセダンということも走り屋に支持されるポイントです。 R30系スカイライン R30系スカイラインはドラマ「西部警察」で人気を博したモデルです。派手なアクションシーンやカースタントでクルマ好きの心を鷲掴みしました。また、後期のRSグレードは薄型ヘッドランプ、グリルレスフェイスから「鉄仮面」と呼ばれ、唯一無二の存在感で現在も高い人気を誇っています。また、シルエットフォーミュラと呼ばれるレースカテゴリで活躍したことで多くの支持を集めています。 初代セリカ(ダルマセリカ) ふくよかなボディラインと髭面に見えるメッキバンパーがだるまに似てることで初代セリカは「ダルマセリカ」と呼ばれ愛されました。ヤマハ製の2T-G型DOHCエンジンを搭載する最上級グレード「1600GT」は専用エンジン、専用外装、専用内装でスポーツカー好きの憧れのモデルでした。GTグレードは特に人気が高く、旧車人気も相まって現在もプレミア価格で取り引きされています。 セドリック/グロリア(430系) セドリック/グロリアはトヨタクラウンのライバル車で日産を代表する高級セダンです。豪華さはもちろんのこと、国産車初のターボを設定したフラッグシップモデルということが大きな話題となりました。ターボモデルは別格の人気があり、走りの面ではライバルのクラウンに勝っていました。現在も中古市場で人気が高く、300万を超えるプレミア価格がついているものもあります。 ローレル(130系) ローレルはトヨタのマークⅡ3兄弟のライバルにあたる日産のハイソカーです。特に2代目の130系は街道レーサーベース車両として大人気でした。スカイライン(ブタケツ)と兄弟車で2ドアハードトップモデルは優雅なボディラインと力強いフロントフェイスで上質かつスポーティな性格が当時のクルマ好きから支持されました。 街道レーサーのような改造車は売ることができないって本当!? 旧車人気で大人気の街道レーサーベース車両ですが、一般的に改造車は査定額が低くなる、もしくは売却が難しいといわれます。なぜかというと、主に下記の理由が挙げられます。 ・違法改造車は警察に摘発される・安全性が担保されていない・派手な改造は万人に受け入れられず買い手が見つからない このような理由から0円査定になってしまうケースも多く見受けられます。しかし旧車王なら値段をつけることができるかもしれません。旧車王ではグループの力でパーツ供給から修理・整備を中間マージンなしですることができます。また、改造車専門買取「改車王」も運営しています。改造車はカスタムパーツによってプラス評価になることもあります。改造車のご売却を検討されている場合は、ぜひ「改車王」にご連絡ください。
冬が近づいてくると「スノータイヤ/冬用タイヤへ履き替えましょう」といった言葉をよく耳にします。そこで今回は、スノータイヤ/冬用タイヤとは、どのようなタイヤなのか、スタッドレスタイヤとの違いがあるのかなどを解説します。スノータイヤ/冬用タイヤの購入をするときの参考にしてみてください。 スノータイヤとは スノータイヤ/冬用タイヤとは、どのようなタイヤを意味しているのでしょうか。ここからは、ノーマルタイヤ/夏用タイヤとの違いやスタッドレスタイヤとの違いについて紹介します。 ノーマルタイヤとの違い ノーマルタイヤとは、夏用タイヤとも呼ばれるタイヤです。ノーマルタイヤ/夏用タイヤは、スノータイヤの一種であるスタッドレスタイヤより、ゴムが硬く、溝が細くて浅く、タイヤ表面の切り込み(サンプ)が少ないといった特徴があります。 一方、スタッドレスタイヤは、ノーマルタイヤより、ゴムが柔らかく、溝が太くて深く、サンプが多いタイヤです。そのため、雪や氷の上で高いグリップ力を発揮します。 スタッドレスタイヤとの違い スノータイヤ/冬用タイヤは、スタッドレスタイヤを含む雪道や凍結路面に適したタイヤの総称です。スノータイヤ/冬用タイヤには、スタッドレスタイヤ、スパイクタイヤ、オールシーズンタイヤの3種類となります。 スノータイヤの種類 ここからは、スノータイヤ/冬用タイヤの種類について解説します。 スパイクタイヤ スパイクタイヤは、タイヤの表面に金属の鋲が打ち込まれているタイヤです。サッカーのスパイクのような表面を持つタイヤとなります。スパイクタイヤは、かつて冬用タイヤの代名詞でした。しかし、乾燥した路面を走行すると、アスファルトを削って粉塵公害を引き起こすことから、1991年から原則的に使用禁止となっています。 スタッドレスタイヤ スタッドレスタイヤは、鋲を使わないスノータイヤ/冬用タイヤのことです。今やスノータイヤ/冬用タイヤ=スタッドレスタイヤといわれるほど普及しました。スタッドレスタイヤは、雪道や凍結した路面でも滑らず安全に走行できることが特徴です。 オールシーズンタイヤ オールシーズンタイヤは、通年使用できるタイヤのことです。ノーマルタイヤ/夏用タイヤとスノータイヤ/冬用タイヤの両方の機能を持つため、季節ごとにタイヤを履き替える必要がありません。 ただし、オールシーズンタイヤは、スタッドレスタイヤと比較すると雪道・凍結路面での性能が低いことがあるため、オールシーズンタイヤで雪道や凍結路面を走る場合には、スノータイヤ/冬用タイヤよりも慎重な運転を心がける必要があるでしょう。 スノータイヤとノーマルタイヤの見分け方 スノータイヤ/冬用タイヤとノーマルタイヤ/夏用タイヤの見分け方は、タイヤのサイドウォールの「STUDLESS」の表記でわかります。また、オールシーズンタイヤには、「M&S」や「M+S」といった表記がされています。 スノータイヤの買い換えのタイミング スノータイヤ/冬用タイヤの買い換えのタイミングは、おおよそ3年〜4年が目安となります。 ただし、この年数は、タイヤの保管状態が良い場合です。タイヤの保管方法や使用状況によっては寿命、つまり買い換え時期が短くなります。そのため、タイヤの残り溝の深さ、サイドウォールのひび割れ、ゴムの硬化具合などを自分でチェックして、買い換え時期を見極めてください。 自分でタイヤの買い換え時期の判断ができないときは、販売店やカー用品店などスノータイヤ/冬用タイヤを取り扱っている店舗にタイヤを持ち込んで、買い換え時期を見てもらいましょう。 スノータイヤの平均価格 スノータイヤ/冬用タイヤの平均価格は、サイズによって異なりますが、1本あたり1万円〜2万円となっています。車1台分、つまり4本を購入した場合は4万円〜8万円です。ここで表記した価格は、あくまでも平均価格であるため、参考程度にお考えください。 スノータイヤの注意点 ここからは、スノータイヤ/冬用タイヤの注意点を紹介します。 夏場の使用は控える スノータイヤ/冬用タイヤは、雪道や凍結路面に適したゴムや構造となっているため、乾いた路面や夏場の使用には向いていません。スタッドレスタイヤでも乾いた路面を走行することは可能ですが、制動距離が延びたり、走行安定性が低くなったりします。そのため、夏場はノーマルタイヤ/夏用タイヤを使用しましょう。 スノータイヤ/冬用タイヤの保管方法 スノータイヤ/冬用タイヤは、保管方法に注意が必要です。保管するときは、直射日光や雨が当たらない場所に保管しましょう。また、油や熱などの近くに置くのは危険であるため控えてください。ホイールに装着した状態で保管する場合は、横置きに保管すると接地部の変形を抑えられます。 スノータイヤを取り扱う主要メーカー スノータイヤ/冬用タイヤを取り扱う主要メーカーには、ミシュラン、ブリヂストン、ダンロップ、トーヨータイヤ、コンチネンタル、ピレリ、ハンコックなどがあります。 スノータイヤの購入方法 スノータイヤ/冬用タイヤは、カー用品店やタイヤ専門店などの店舗で購入したり、インターネットで買ったりできます。また、数日間だけスノータイヤ/冬用タイヤが必要な場合には、レンタルという方法もあります。毎シーズン・頻繁に運転するのか、数日間だけ必要なのかなどの使用方法によって、購入するかレンタルするか決めるとよいでしょう。
最近の自動車業界では「自動運転」が大きく取り上げられていますが、以前より自動運転の前段階の技術として、「先進運転支援システム」の開発が行われてきました。この運転支援システムは比較的新しいもののため、中古車のモデルや年式によっては搭載されていません。そこで気になるのが、中古車にも運転支援システムを後付けできるのかどうかではないでしょうか。この記事では先進運転支援システムの特徴や中古車への後付けについて詳しく解説します。 先進運転支援システムとは 先進運転支援システムとは、ADAS (エーダス:Advanced Driving Assistant System)とも呼ばれる「ドライバーの運転操作を車が支援してくれる装置」のことです。スバルのアイサイトで有名な自動ブレーキをはじめとして、ADASには10以上の支援機能が含まれます。 名前に”先進”とありますが、決して最近の技術ばかりではありません。例えば自動ブレーキは、2003年にホンダが「追突軽減ブレーキ」として世界で初めて実用化した技術です。 先進運転支援システムは中古車に後付けできる 先進運転支援システムはすでに多くの中古車に搭載されていますが、購入を希望する車に搭載されているとは限りません。一部の先進運転支援システムは後付けが可能です。 後付けできる先進運転支援システムの例 後付けできる先進運転支援システムとして最もお手軽なのは、ドライブレコーダーの付属機能でしょう。映像記録用のカメラの画像から、前方の車間距離が急に詰まるなど、追突の可能性がある場面、車線の逸脱が考えられる場合などに警告してくれます。専用の後付け装置としては、以下のようなシステムが販売されています。 衝突防止補助システム 専用の車載カメラの映像から、前方衝突の可能性がある際に警報を発してくれる装置です。自動運転や自動ブレーキにも採用されている検知システムを採用した信頼性の高い警報システムです。例えば、エムコの「モービルアイ570」があります。 側方衝突警告システム 側方衝突とは、大型車の左折時などに死角に入ってしまった歩行者などを巻き込んでしまう事故のことです。前方のカメラに加えて左右に取り付けられたカメラによって、システムが右左折時の死角に歩行者や自転車が存在すると判断した際に、ドライバーに対して警告してくれます。例えば、エムコの「モービルアイ・シールドプラス」があります。 誤発進抑制装置 誤発進とは、アクセルとブレーキの踏み間違いのことです。特に高齢者ドライバーのアクセルとブレーキの踏み間違い事故が多く、社会問題にもなりました。誤発進抑制装置は、ドライバーがアクセルとブレーキを踏み間違えたと判断された際に、エンジンの出力を制限することによって加速を抑制してくれます。あくまでも加速の抑制であり、自動でブレーキが作動するものではありません。 先進運転支援システムを中古車に後付けする方法 先進運転支援システムを中古車に後付けする際には、装置を販売しているカー用品店や、ディーラーなどに依頼するのが良いでしょう。衝突防止補助システムや側方衝突警告システムは、カメラを正しい位置と向きに取り付けなければ、本来の機能を発揮できません。誤発進抑制装置は、車と信号をやりとりする為の配線接続が必要です。カー用品店やディーラーなど、専門知識を持ったお店で取り付けてもらいましょう。 先進運転支援システムを中古車に後付けするメリット 先進運転支援システムを中古車に後付けするメリットは、重大な事故を予防できる可能性が高まることでしょう。人間である以上、ヒューマンエラーという見逃しや過失は起こるものであり、大きな事故へとつながる可能性は否定できません。 人を死傷させるリスクが減る 先進運転支援システムを後付けする一番のメリットは、人身事故が発生するリスクを低減できることです。先進運転支援システムは、ほんのわずかな不注意から、人を死傷させてしまうような不幸が起こる可能性を低くしてくれます。 単独事故による出費のリスクが減る 他の人を死傷させることがない単独事故であったとしても、自分の車の修理費や物損の損害による出費が発生します。自身が怪我をしてしまったら治療費はもちろん、仕事や日常生活にも支障が生じてしまうでしょう。思わぬ出費の可能性を低減させることにも、先進運転支援システムを取り付ける価値はあります。 安心感が増す 装置を取り付けて、運転ミスによる事故の発生を減らすことによって運転に対する安心感が生まれます。安心感が高まれば運転に対する心の余裕が生まれ、結果的に安全運転につながるでしょう。
旧車を購入しても多忙でなかなか運転できないという方も多いでしょう。旧車は動かさないと調子の低下や不具合が出ることも多いうえに、長期の保管ともなるとさまざまな点に注意が必要です。今回は、旧車をガレージで長期保管するときのポイントや、誤った方法で保管するリスクについて解説します。旧車の長期保管を検討中の方は参考にしてください。 旧車をガレージで長期保管するときのポイント 旧車はデリケートで、動かさなければ本来の調子を維持できずに劣化が進みます。旧車をガレージで長期保管するときのポイントや注意点を解説します。 たまに窓を開けて換気する 旧車を長期保管するときは、たまに窓を開けて換気しましょう。長期間使用せずに旧車を放置すると、室内に湿気が溜まりカビやダニが発生してしまいます。内装にカビが発生すると業者に車内クリーニングをしてもらう必要があるため、経済的にも衛生面でも大きな問題となります。 保管前だけではなく、定期的に掃除機をかけて拭き掃除も行いましょう。また、カー用品店やホームセンターで販売されている除湿剤を設置して、湿気が高くならないように対策することをおすすめします。 タイヤの空気圧を調整しておく 旧車を長期保管するときは、タイヤの空気圧を高めに調整しておきましょう。定位置で動かさずに保管すると、車両重量の負荷によりタイヤの変形やひび割れ引き起こします。また、足回りのパーツにも負担がかかり劣化するため、その対策としてタイヤの空気圧調整は必須です。可能であれば、リジッドラックなどでジャッキアップして保管することをおすすめします。 ゴム製品には保護材を使用する 旧車を長期保管するときは、ゴム製品に保護材を使用しましょう。ゴム製品は自然劣化するため、そのまま保管するとすぐにひび割れを起こします。塗布するタイプやシリコンオイルスプレーなど、パーツによって使い分けると便利です。ドアや窓まわりのウェザーストリップ以外に、エンジンルーム内のラバーホース類やドライブシャフトブーツなどにも保護膜を与えて劣化を防ぎましょう。 定期的にエンジンをかけてギアやクラッチの固着を防ぐ 旧車を長期保管するときは、定期的にエンジンをかけてギアやクラッチの固着を防ぎましょう。可能であれば定期的にガレージの周辺を走らせることがベストです。走行が難しい場合はエンジンをかけて水温計が正常位置に動くまで待ち、オイルを循環させるようにしましょう。また、すべての段にシフトチェンジを行うことでギアやクラッチの固着を予防できます。 ガソリンを満タンにしておく 旧車を長期保管するときは、ガソリンを満タンにしておきましょう。旧車のガソリンタンクは金属製であることが多く、ガソリンが少ないとガソリンタンク内で水分が発生して内部がサビます。また、ガソリンは空気に触れていると腐ってしまい、金属を腐食させる原因となるため注意が必要です。 バッテリー端子を外す 旧車を長期保管するときは、バッテリーのマイナス端子を外しておきましょう。端子をつなげたまま長期保管すると、暗電流という微弱な電流が放出されてバッテリーあがりの原因となります。また、気温の高いところでは自己放電を促進させてしまうため、涼しい所で保管するとよいでしょう。 カバーをかけて汚れを防ぐ 旧車を長期保管するときは、カバーをかけて汚れを防ぎましょう。旧車には古い部品が使われており、塗装面も経年劣化で薄弱となっている可能性があります。鳥の糞や酸性雨による汚れ、直射日光による紫外線は大敵です。車体に傷がつかないように、裏面に起毛などの処理が施されたカバーシートで保護しましょう。 旧車はビルトインガレージに保管するのが理想 旧車はビルトインガレージに保管するのが理想です。旧車は防サビ効果が低くなっていることが多く、雨や風にさらされたり地面からの水蒸気で下回りにサビを発生させます。また、直射日光でゴム部品や内装の劣化を促進させてしまうため、屋内で保管することが適切でしょう。 雨風や直射日光にさらされず、バッテリーの自己放電も抑制できる温度を維持するとなると、ビルトインガレージで保管するのがベストです。屋内保管が難しい場合は、塗装面が傷つかない処理が施されたカバーシートや、地面からの水蒸気を抑えるガレージマットで保護しましょう。 旧車を誤った方法で保管するリスク 旧車を誤った方法で保管すると、劣化により車の価値が低下します。エンジンやガソリンタンク内にサビが発生することもあり、適切な保管をしていなかったことで廃車となる可能性もあるため注意しましょう。また、長期保管中でもメンテナンスはこまめに行って、いつでも走行できる状態を維持するようにしておく必要があります。
旧車が欲しくても安全に走行できるか不安だという人も多いでしょう。旧車は経年による劣化で故障が多い場合もありますが、レストアすることで安心して運転できるようになります。今回は、旧車のレストアにかかる費用やメリットについて解説します。旧車の購入を検討中の方は参考にしてください。 旧車のレストアにかかる費用の相場 レストアは、一般的に旧車を修理して正常に運転できるようにすることです。一言にレストアといっても、機械部分からエクステリアやインテリアまで幅広い箇所で必要な場合があります。どこまでするのかで費用は大きく変わり、国産中型車のエクステリアやインテリアを新車時に近づけるだけで300~500万円程度はかかるでしょう。 また、エンジンのレストアには大きく分けてふたつの種類があります。 ファインチューニング........エンジンを純正のまま活用してポート研磨やピストンなどのバランス取りを行うこと。劣化して低下した出力を新車当時に近いものに戻す。オーバーホール........部品単位まで分解して清掃や再組立てを行い、新車当時の性能に近づけること。 このどちらかにより性能が新車時に近づくのであれば問題ありません。しかし、旧車は個々に状態が異なり、部品の摩耗や破損度合いによっては交換が必要となるケースがあります。また、廃番となっている部品も多いため、状態によっては代替え部品を探すか作ってもらう必要に迫られることもあるでしょう。最悪の場合は同じ型式のエンジンを探して換装する必要があります。 旧車のレストアにかかる費用の相場は、車の状態や実施する箇所によって異なることを認識しておきましょう。 旧車のレストアは、こだわり過ぎると数千万円単位の費用がかかります。まずは安全に走行できるように、必要な箇所に重点をおいて計画的に実施することが重要です。 旧車のレストアにかかる費用が決まる要因 旧車のレストアにかかる費用が決まる要因について詳しく解説します。 フルレストア済みの場合 前オーナーや販売業者がフルレストアを施している場合は、基本的に追加費用が発生することなく旧車に乗れます。旧車専門の販売業者はオーナーと信頼関係を築いていることに加え、長年整備してきた車の売却にも関わることが多いです。そのような車に出会うことができれば、乗り出してすぐに高額なレストア費用が発生することは少ないでしょう。 過去にレストアや必要な箇所の部品が交換されている場合 過去に劣化している箇所の部品交換やレストアがされている場合は、数十万円程度の費用に抑えられるケースがあります。ただし、車のサビ落としや全塗装が必要であれば、100万円以上の費用が発生する可能性を考慮しましょう。 フルレストアが必要な場合 フルレストアとはエクステリアの塗装からインテリアの補修、エンジンなどの機械部品に至るまでを問題なく使用できるようにすることです。この場合は車の状態によって必要となる費用は大きく変わります。総額で1,000万円以上かかる場合もあるため、一般的な中古車販売業者で安い保証なしの車を購入するときは注意が必要です。 旧車のレストアにかかる費用を抑える方法はある? 旧車のレストアにかかる費用を抑える方法は、可能な限りDIYで行うことです。レストアにかかる費用の中でも作業工賃は1時間あたり10,000円前後かかり、旧車のレストアとなると数カ月から1年以上という長期に渡ります。簡単な作業はインターネットで部品を購入して自ら作業するとよいでしょう。ただし、機械部分や危険がともなう作業はプロに任せることをおすすめします。 旧車をレストアするメリット 続いて、旧車をレストアするメリットについて詳しく解説します。 走行や鑑賞をより一層楽しめる レストアは、旧車を新車当時と同等の状態に戻すことです。レストアを施すことで内外ともに新車のように修復するため、走行や鑑賞をより一層楽しめるようになるでしょう。最近ではパワーウィンドウやクーラーなどの快適装備を後付け装着してくれる業者もいるため、旧車乗りの悩み解決としてレストアと同時に依頼することもおすすめです。 高額で売却できる可能性が高まる レストア済みの旧車は、高額で売却できる可能性が高まります。人気の車種は相場が高騰してプレミア価格で流通しており、レストアを施していることは買取価格に加算されるでしょう。条件によってはレストアにかかった多額のコストを上回る利益を得ることができます。 旧車のレストアをする際の注意点 旧車のレストアは、部品や作業工賃などで高額な費用が発生する可能性があります。旧車を安く手に入れてもレストア費用で大きな負担がかかるケースもあるため、最初から専門業者でレストア済みの車を購入する方が結果的に安い場合があると考えましょう。また、旧車の専門知識をもった業者でなければレストアや整備は難しいため、業者選定はしっかりと行う必要があります。
ランドクルーザー(以下、ランクル)といえば、タフさと悪路走破性の高さから世界中で人気のモデルです。1998年1月~2007年8月まで販売されていた100系ランクルは高級車を凌駕するクルマになりました。新車価格は最上級グレードで651万円と、トヨタ自動車が販売するクルマの中でもセンチュリーを除くと最高峰の価格に。そんなランクル100ですが、中古市場では100万円台で購入できる個体も出てきました。しかし「古いランクルは維持費が大変そう……」と心配している方もきっと多いですよね。この記事では100系ランクルにかかる維持費について解説いたします。 100系ランクルの特徴 100系ランクルは80系ランクルの後継として開発されました。80系でクラウン級に高級車化されましたが、100系ではよりラグジュアリーな路線にシフト変更。世間では「高級車を凌駕する」と言われるほどです。また、100系にはシグナスという最高級モデルも登場し「セルシオのオフロードカー」と呼ばれていました。北米ではシグナスがレクサスブランドで販売されていました。代替わりするたびに高級路線に進むランクルですが、走行性能も一切妥協をしていません。オフロードコースに持ち込めば、ゴツゴツとした未舗装路や急坂もものともせず進むことができます。100系の後継は200系、300系と続いています。 100系ランクル維持費の内訳 100系ランクルの維持費について、5項目に分けて解説します。今回は1998年式のVX(ガソリン/4,663cc)を例に挙げてシミュレーションします。 燃料代 100系ランクルの1998年式のVX(ガソリン/4,663cc)のカタログ燃費は、10.15モードで6.1km/Lです。 仮に月間1,000km走行した場合、ガソリンは約163リットル使用(*1) し燃料代は2万9,666円(*2) かかります。この条件で1年間走行した場合の費用は、35万5,992円(*2) です。*1 燃費は6.1km/Lで算出*2 2024年6月25日のハイオクガソリン1L当たりの平均価格182円で算出 自動車税 2024年6月現在、新車登録が2019年10月1日以降の4.5L超~6L以下(自家用)の自動車税は8万7,000円/年です。4,663㏄のガソリンエンジンを搭載した100系ランクルの場合は車齢13年超えのため重課税され、10万1,200円/年かかります。 任意保険 100系ランクルの任意保険について大手のネット型保険で見積もりをしました。 <条件>年齢:25歳等級:6B使用目的:日常・レジャー運転者:本人限定 <補償内容>対人賠償(1名につき):無制限対物賠償(1事故につき):無制限対物超過特約(相手自動車1台につき50万円まで):あり人身傷害:あり(車内のみ補償)人身傷害(保険金額/1名につき):3,000万円入院諸費用特約:なし車両保険:あり(限定タイプ)免責金額(1回目-2回目以降):5-10万円 上記内容でシミュレーションしたところ、総額が約11万円/年でした。月々だと9,000円ほどかかる計算です。等級が上だったりゴールド免許だったりする場合はもう少し安くなります。 車検 自家用車登録100系ランクルの車検代はいくらになるのでしょうか。 <ディーラー車検の場合>自賠責保険:1万7,650円(24ヶ月)自動車重量税:6万3,000円(24ヶ月)※初度登録年月から18年経過で算出印紙代:1,800円車検基本料:5万円 ※店舗・工場によって異なる合計:13万2,450円 ここで注目するポイントは重量税です。100系ランクルの枠である2t超~2.5t以下区分の自家用車の場合、重量税は4万1,000円ですが、初度年月から18年経過した車両については増額され6万3,000円になります。 また、古いクルマの場合は車検時に部品交換等の整備が発生する可能性が高く、車検代が一般的に高くなってしまうケースが多いです。 メンテナンス費用 最後にメンテナンス費用を見ていきましょう。100系ランクルワゴンタイプのメンテナンスについては下記の費用がかかります。 ・洗車代・ワイパーゴム交換代・ウォッシャー液交換代・冷却水補充代・エアコンフィルター交換代・ヘッドライト交換代・エンジンオイル交換代・オイルフィルター交換代・ブレーキオイル交換代・エアクリーナー交換代 1年間でこれらの費用が発生します。5万円ほどを見込んでおけば良いでしょう。100系ランクルワゴンタイプのタイヤ交換が発生する場合は大きなタイヤになるので+10万以上かかるケースもあります。 100系ランクル年間維持費はいくら? 維持費の内訳を見てきましたが、合計でいくらぐらいになるのでしょうか。合計額を見ていきましょう。 <自家用車登録の100系ランクルワゴンタイプ年間維持費>燃料代:35万5,992円自動車税:10万1,200円任意保険:約11万円車検:6万6,225円(2年ごとにかかる費用の半額分)メンテナンス費:5万円合計:68万3,417円 月額で5万7,000円ほどかかる計算です。2024年6現在もガソリン価格が高騰しているため、燃費の悪いガソリンエンジン車乗りの財布には大きなダメージを与えます。100系からガソリン車はハイオク限定になったのも痛いところ。また、自動車税も重課税されてしまいます。 ローンで購入するとさらに月々の返済が発生し、月極駐車場を契約する場合は、別途駐車場代が毎月かかります。東京都内で維持していくには10万円以上の維持費が必要かもしれません。 100系ランクルの維持費が高いと思った時の対処法 旧車の維持には、現代のクルマよりもお金がかかるものです。特に100系ランクルのような大排気量で大型の車種は自動車税、重量税がかさむために費用が高くなります。さらに、古いクルマのため故障が増えて修理費用などが別途発生する可能性があるでしょう。もし、100系ランクルの維持費が高いと思ったら手放すことを検討してみてはいかがでしょうか。一昔前は10年落ち10万km以上走行したクルマは価値がないと言われていました。しかし、現在は空前の旧車ブームです。高く売却できる可能性があります。 ※2024年6月25日時点のデータです
フェアレディZといえば、GT-Rと並ぶ日産を代表するスポーツカーです。2008年に発売されたZ34型のフェアレディZは通算6代目のモデルになり、排気量が先代のZ33から200cc増加しました。新車時は乗り出し価格が400万円を超えていましたが、中古車市場では200万円を切る個体が増えてきました。しかし、大排気量スポーツカーは維持費が心配です。 この記事ではZ34型フェアレディZにかかる維持費について解説していきます。 Z34型フェアレディZの特徴 Z34型は2008年〜2021年に販売されていた6代目のフェアレディZです。2022年にはビッグマイナーチェンジが実施され、型式がZ34からRZ34に変更されました。 Z34はシリーズ最大の排気量である3.7リットルのエンジンを搭載している点が大きな特徴です。海外では排気量から「370Z」の名称で販売されています。 Z34型フェアレディZにかかる維持費の5つの内訳 ここからはZ34型フェアレディZの維持費について、5つの項目に分けて解説します。 維持費①:燃料代 Z34型フェアレディZは3.7L VQ37VHRエンジン1種類のみです。燃費はJC08モードのカタログ数値で9.0〜9.8km/リットルです。実燃費は7.5km/リットルほどといわれています。 Z34型フェアレディZはハイオク限定車です。ハイオク限定車かつリッター10km未満だと、燃料代を支払うたびにお金をばら撒いている感覚になりますね……。 ここからは金額をシミュレーションします。仮に通勤で使用し月間1,000km走行した場合、ガソリンは約133リットル使用(*1) し、燃料代は2万4,219円(*2) です。この条件で1年間走行した場合、29万628円(*2) かかります。*1 燃費は7.5km/リットルで算出*2 2024年6月18日のハイオクガソリン1リットル当たりの平均価格182.1円で算出 維持費②:自動車税 2022年11月現在、新車登録が2019年10月1日以前の3.5リットル超〜4.0リットル以下(自家用)の自動車税は6万6,500円です。なお、Z34型フェアレディZは新規登録から13年以上経過している可能性が高く、その場合は重課された7万6,400円がかかります。 維持費③:任意保険 Z34型フェアレディZの任意保険について、大手の国内損保で見積もりをしました。 <条件>年齢:29歳等級:11等級使用目的:通勤・通学運転者:本人限定 <補償内容>対人賠償(1名につき):無制限対物賠償(1事故につき):無制限対物全損時修理差額費⽤特約(相手自動車1台につき50万円まで):あり人身傷害:あり(搭乗中のみ補償)人身傷害(保険金額/1名につき):3,000万円車両保険:あり車両保険(保険金額):275万円免責金額(1回目-2回目以降):5-10万円 上記内容でシミュレーションしたところ、総額が約12万6,000/年でした。車両保険が全体の保険料を上げています。任意保険は事故率や盗難率を加味し算出するため、スポーツカーの保険料は高くなる傾向にあります。しかし、保険金額は275万円になるため、車両保険はつけておいたほうがいいでしょう。 維持費④:車検 Z34型フェアレディZの車検代について見ていきましょう。 <ディーラー車検の場合>自賠責保険:1万7,650円(24ヶ月)自動車重量税:4万5,600円(24ヶ月)印紙代:2,300円車検基本料:5万円合計:11万5,550円※車検基本料は内容、整備工場などにより費用は増減します。※自動車重量税は新車登録から13年未満であれば3万2,800円です。 新しい年式のZ34であれば整備費用が少なく済むかもしれません。 維持費⑤:メンテナンス費用 最後にメンテナンス費用を見ていきましょう。Z34型フェアレディZのメンテナンスについては下記の費用がかかります。 ・洗車・空気圧チェック・ワイパーゴム交換・ウォッシャー液補充・エアコンフィルター交換・ブレーキパッド交換・バッテリー交換・エンジンオイル交換・オイルフィルター(オイルエレメント)交換・キーロックユニット交換 1年間でこれらの費用が発生します。高く見積もって8万円ほどを見込んでおけばよいでしょう。 ただし、上記以外にタイヤ交換が発生する場合は、10万円~20万円の追加費用が必要です。また、キーロックユニットの不具合によるエンジン始動不良はZ34型フェアレディZの良くあるトラブルの1つで、故障が起きてしまった場合は部品代と工賃で3万5,000円程の費用がかかります。 Z34型フェアレディZ年間維持費はいくら? 維持費の内訳を見てきましたが、Z34型フェアレディZの場合、合計でいくらぐらいになるのでしょうか。合計額を見ていきましょう。 <自家用車登録のZ34型フェアレディZ年間維持費>ガソリン代:29万628円自動車税:7万6,400円任意保険:12万6,000円車検:5万7,775円(2年ごとにかかる費用の半額分)メンテナンス費:8万円合計:63万803円 月額では5万2,567円ほどかかる計算です。通勤で使用しない場合はガソリン代と任意保険料を下げられます。 ローンで購入するとさらに月々の返済が発生し、月極駐車場を契約する場合は別途駐車場代が毎月かかります。 Z34型フェアレディZの維持費を抑える方法 ここからはZ34型フェアレディZの維持費を抑える方法を3つの項目に分けて解説します。 DIYでメンテナンスする Z34型フェアレディZの維持費は、簡単なメンテナンスをDIYすることで抑えられます。 DIYでできるメンテナンスの例は以下の通りです。 ・洗車・空気圧チェック・バッテリー交換・オイル交換・ワイパー交換・ブレーキパッド交換 クルマの保管場所や環境にもよりますが、上記のようなメンテナンスは専門的な知識や技術がなくても実施できます。 車検の依頼先を見直す Z34型フェアレディZの維持費の節約には、車検の依頼先の見直しも非常に有効です。 車検の依頼先には、ディーラーや車検専門店、ガソリンスタンドや整備工場がありますが、どこを選ぶかによって費用が大きく変わります。 クルマが新しいうちは保証の関係でディーラーにメリットがありますが、2回目以降はそうとも限りません。車検に特化した車検専門店や整備工場は、車検の基本料金が安く、ディーラー並みの技術を持っている場合もあります。そのため、ディーラーよりも安い料金で充分な技術力による車検を受けられます。 また、車検の事前見積もりも有効です。自分の予算やクルマのコンディションにあったプランを選択することで、費用を抑えられるでしょう。 保険会社を見直す 保険会社の見直しも維持費を抑える方法の1つです。任意保険は、国内損保とネット系の2つに分けることができますが、基本的に国内損保の方が高い傾向にあります。ネット系と比べて数万円の差が付くことも珍しくありません。 ただし、ネット系のプランや特約の選択は全て自己責任となり、保険のトレンドなども自分自身でキャッチアップする必要があります。「万が一の際に保険がおりない」や「特約を知らずにかえって損をした」などのトラブルを防ぐためにも、任意保険の知識を身に付けておく必要があります。 Z34型フェアレディZの維持費がどうしても高いと思った時の対処法 大排気量のハイオク限定車は維持費が高額になります。また、初期モデルの一部は発売から13年経過しているため自動車税、重量税が重課されます。また、年式が古いと故障が頻発する可能性もあり、そうなった場合はメンテナンス費も嵩んでしまうでしょう。 維持費を抑える方法を試みたものの、Z34型フェアレディZの維持費が高いと感じたら、手放すことを検討してみてはいかがでしょうか。一昔前は10年落ち10万km以上走行したクルマは価値がないといわれていました。しかし、現在では旧車人気の高まりによって、過走行かつ古いクルマでも高く売却できる可能性があります。 ※2024年6月18日時点のデータです。