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クルマの名義変更の費用はいくら?自分で手続きする場合&代行料も解説
旧車の魅力と知識2022.09.12

クルマの名義変更の費用はいくら?自分で手続きする場合&代行料も解説

クルマを譲り受けたときは、車の名義変更をしなければなりません。この名義変更には、どのくらいの費用がかかるのでしょうか。今回は、名義変更にかかる費用や自分で名義変更する方法について解説します。名義変更をするときの参考にしてみてください。 クルマの名義変更にかかる費用 車の名義変更の費用は、車庫証明の取得費用やナンバープレート代などです。ここからは、名義変更に必要な手続きの費用について解説します。 【車庫証明書】2,500円前後 車庫証明は、車の保管場所を証明する書類です。手続きは、管轄の警察署で行います。車庫証明の取得費用は、各都道府県で若干の違いがあるものの、おおよそ2,500円です。内訳は、申請時の手数料が2,000円程度、車庫証明を受け取るときの保管場所標章手数料が500円程度です。また、軽自動車の場合は500円ほどの手数料がかかります。 【ナンバープレート代】1,500円前後 ナンバープレート代は約1,500円です。ただし、この金額はペイント式のものとなります。自光式の場合は3,000円程度、希望ナンバーの場合は5,000円程度の費用がかかります。詳しくは管轄する運輸支局に問い合わせてください。 代行手数料 クルマの名義変更手続きを行政書士やディーラーなどに依頼すると、代行手数料が発生します。金額は依頼先によって異なり、料金設定が低い業者に依頼すれば、クルマの名義変更にかかる費用を抑えられます。 また、依頼先によって対応範囲も異なるため、それぞれの費用や特徴を把握しておきましょう。ここでは、依頼先ごとの代行手数料の費用について解説します。 行政書士 行政書士に名義変更を依頼した場合、代行手数料は1万〜2万円程度です。別料金で、下記のような名義変更以外の手続きも依頼できます。 サービス内容 料金相場 車庫証明書の申請・受取代行 5,000~1万5,000円程度 車庫証明申請書類作成代行 2,000~4,000円程度 希望ナンバー申込代行 3,000円程度 出張封印 8,000円程度 出張封印とは、クルマを運輸支局に持ち込まずに名義変更を行うことです。本来、普通車の名義変更は運輸支局内で新ナンバープレートを封印してもらわなければならないため、クルマを持ち込む必要があります。 国土交通大臣から委託を受けている行政書士であれば、封印の取り付けを依頼できるため、運輸支局にクルマを持ち込む必要がありません。 自宅の車庫や勤務先の駐車場などでナンバープレートを封印してもらえるため、手続き当日でもクルマを使うことが可能です。通勤によりクルマを預けられない場合は、出張封印も行っている行政書士に名義変更を依頼するとよいでしょう。 ただし、すべての行政書士が出張封印に対応しているわけではありません。出張封印を希望する場合は、対応している行政書士に依頼しましょう。 ディーラー ディーラーに名義変更を依頼した場合の費用は、3万〜6万円程度です。ディーラーでは、車庫証明書の取得や申請書類の作成も行っています。 クルマの購入と同時に依頼すれば、スムーズに手続きできるため、乗り換える予定がある場合はディーラーに依頼するとよいでしょう。 ただし、輸入車ディーラーの場合は6万円以上かかる可能性があります。メーカーや会社によって料金設定が異なるため、事前に問い合わせましょう。 自動車販売店や整備工場 自動車販売店や整備工場の名義変更の費用相場は、2万~3万円程度です。ディーラーと同様に、車庫証明書の取得や申請書類の作成も代行してもらえます。 ディーラーより費用を抑えられるため、中古車の購入や売却、車検などのタイミングで代行を依頼するとよいでしょう。 自動車環境性能割 環境性能割は、クルマを譲り受けたり購入したりしたときに納める税金です。税率は、そのクルマの環境性能によって異なり、取得価額の1%〜3%(乗用車の場合)となります。ただし、取得価額が50万円以下の場合には課税されません。 なお、自動車税環境性能割の税額は「自動車税環境性能割 税額検索サービス」にて検索できます。型式指定番号や類別区分番号が必要なため、手元に車検証を用意して調べましょう。 クルマの名義変更の代行依頼の判断ポイント クルマの名義変更の代行依頼には費用がかかるため、下記の観点から依頼するかどうかを慎重に判断しましょぅ。 ・スムーズにクルマの名義変更を行いたいかどうか・手間を減らしたいかどうか・平日の日中に手続きに行けるかどうか クルマの名義変更は、所有者が変わってから15日以内に手続きしなければなりません。また、運輸支局や軽自動車検査協会の受付時間は、平日の9時〜16時頃までです。 15日を過ぎると50万円以下の罰金が科せられる可能性があるため、期間までに手続きできない場合は、代行を依頼しましょう。 参考:道路運送車両法「第13条」「第109条2項」 一方、下記の場合は自分でクルマの名義変更を行うことをおすすめします。 ・クルマの名義変更にかかる費用を抑えたい・平日の日中に手続きする時間がある 自分でクルマの名義変更を行えば、4,000円程度で手続きが可能です。ただし、手続き方法が難しいと感じたり必要書類をスムーズに揃えられなかったりするケースもあります。 自分の状況に合わせて、クルマの名義変更の代行を依頼するか判断しましょう。 クルマの名義変更を自分で行う方法 名義変更する際、必要書類を揃えて普通車は「運輸支局」、軽自動車の場合は「軽自動車検査協会」で手続きします。 スムーズに名義変更するためにも、手順や必要書類を把握しておきましょう。 続いて、クルマの名義変更を自分で行う際の手順や必要書類を解説します。 手順 クルマの名義変更を自分で行う際の手順は、下記のとおりです。 1.保管場所を管轄する警察署で車庫証明書を取得する2.ほかの必要書類を揃える3.クルマを運輸支局に持ち込む4.「自動車検査協会」の窓口で手数料分の印紙を購入する5.「登録事務所」の窓口に必要書類を提出する6.名義変更後の車検証を受け取る7.「自動車税事務所」の窓口で税申告をする8.「ナンバーセンター」の窓口でナンバープレートを返却する9.新ナンバープレートと封印を受け取る10.敷地内の「封印取付場」でナンバープレートを封印してもらう クルマを持ち込むのは、新所有者の住所(使用の本拠の位置)を管轄する運輸支局です。たとえば、旧ナンバープレートが練馬ナンバーでも、新所有者が足立区に住んでいる場合は足立ナンバーを取得する必要があるため「足立自動車検査登録事務所」に出向かなければなりません。 また、ナンバープレートの4桁の数字を指定したい場合は、事前に希望ナンバーを申請する必要があります。希望ナンバーは、取得できるまで1週間程度かかるため、余裕を持って予定を立てましょう。 中でも「・・・1」や「・777」、「8888」などの人気ナンバーは、毎週月曜日に行われる抽選で当選しなければ取得できません。 抽選ナンバーに該当するかどうかは、こちらのページで確認できます。希望番号・図柄ナンバープレート申込サービス「抽選対象希望番号照会」 必要書類 クルマの名義変更を自分で行う際の必要書類は、下記のとおりです。 ■事前に揃える書類・車検証・車庫証明書・新所有者の印鑑証明書 ※発行から3ヶ月以内・旧所有者の印鑑証明書 ※発行から3ヶ月以内・譲渡証明書・委任状  ■運輸支局で当日に入手する書類・申請書(第1号様式)・手数料納付書・自動車税申告書 参考:国土交通省 東北運輸局「自動車の名義変更や住所変更はどのようにすればよいですか?」 譲渡証明書と委任状には、旧所有者の実印の押印が必要です。代理人に手続きを依頼する場合は、旧所有者に加えて新所有者の実印の押印が必要なことにも留意してください。 申請書や手数料納付書は、運輸支局にある記載例を参考に作成しましょう。 また、書類に不備がある場合は手続きを受け付けてもらえません。2度手間になるため「必要書類が揃っているか」「実印がはっきり押印されているか」など、チェックしてから運輸支局に出向きましょう。

旧車パーツはどうやって入手する?入手困難な理由やそれぞれの特徴を紹介
旧車の再生と維持2022.09.06

旧車パーツはどうやって入手する?入手困難な理由やそれぞれの特徴を紹介

クルマには交換が必要なパーツがあります。走行によって摩耗したり、樹脂やゴム製のパーツは、熱や紫外線を受けて劣化します。しかし、パーツの供給は生産終了からおよそ10年といわれているため、いずれ新品の入手ができなくなります。 特に“旧車”と呼ばれている古いクルマだと、パーツを入手するのがより難しいといわれています。 そこでこの記事では、旧車のパーツが入手困難な理由とパーツの入手方法について詳しく紹介します。 旧車のパーツが入手困難な理由 1台のクルマには、約3万個のパーツが使われているといわれています。中には他の車種との共用品もあれば、逆に外観が同じ車でも、製造年月日で変更されているパーツもあります。これら全てのパーツを、自動車メーカーや自動車パーツ製造会社が、いつまでも保有し続けることはできません。また、日本には自動車メーカーに保管期間を定める法律はなく、自動車会社ごとに判断されています。 一般的に、クルマの生産終了から10年程度であれば、ほとんどのパーツの入手が可能といわれています。逆に生産終了から10年以上経過すると、自動車メーカーからパーツを入手できなくなることもあります。 “旧車”という言葉に明確な定義はないものの、生産終了から10年以上が経過している車種を指すことが多いです。パーツの生産年数を踏まえて考えると、ほとんどの旧車の新品パーツはすでに入手できない状況にあります。一方で、発売から何十年も経過した旧車だと、さまざまな箇所に故障がみられ、パーツの交換に迫られる場合が少なくありません。そのため、旧車オーナーにとって、パーツの入手方法は維持するための大きな課題の1つだといえます。 旧車パーツの入手方法 自動車メーカーの在庫が無くても、旧車のパーツを入手する方法があります。 ここからは、旧車のパーツを入手する方法とその特徴を紹介します。 ①ネットオークションで競り落とす まずは手っ取り早く、ネットオークションで探してみましょう。オークションは、入札によって価格が競り上がるため、希少価値の高いパーツや人気の高いアフターパーツなどは高額になりがちです。逆に需要が小さければ、格安で入手できる場合もあります。 ネットオークションは、欲しいパーツが出品されているとは限りませんので、定期的にチェックするとよいでしょう。 ②フリマアプリで購入する フリマアプリは、入札によって価格が競り上がる部分を除けば、基本的にネットオークションと同じです。そのため、常に欲しいパーツが見つかる訳ではありません。しかし、フリマ市場は拡大傾向にあるため、パーツ入手の最も有効な手段になるかもしれません。 ③SNSで売り手を探す SNSを活用して欲しいパーツの売り手を探すこともできるでしょう。あなたの情報が売り手に伝わりやすくなるよう、#(ハッシュタグ)に車種、メーカー名や部品名を付けましょう。直接売り手に届かなくとも、同じ車の愛好家があなたの情報を拡散してくれるかもしれません。 ④部品取り車を購入してパーツを取る 部品取りができるクルマを、丸ごと購入する方法です。車種やクルマの状態によっては高額になることもありますが、走行できない状態で長く放置されていたり、下位グレードで価値が低かったりするクルマであれば、比較的安価に入手できることがあります。ただし、購入したクルマの保管場所を確保する必要があるため、他の方法よりもハードルは高いといえるでしょう。 ⑤流用可能なパーツを購入する 車種が違っていても共通して使われているパーツもあります。エンジンやトランスミッションなどは形式が同じであれば、違う車種であっても流用が可能です。旧車パーツを探す際には同一車種に限定せず、共通して使われていそうな車種についても調べてみましょう。 ⑥アフターパーツを使う 純正部品が手に入らなくなってしまってもアフターパーツなら手に入るというケースは多々あります。具体的には、サスペンション、マフラー、フロントフェンダー、カーボンボンネット、シート、ステアリングなどです。旧車をカスタイズするユーザーも多いため、有効な手段といえるでしょう。 【最新アフターパーツ情報】純正形状の外板パーツもある 一部の旧車の純正形状の外板パーツを販売しているアフターパーツメーカーもあります。一般的なアフターパーツと異なり限りなく純正に近い形状のため、旧車オーナーにとっては大変心強い存在でしょう。形状だけではなく、素材も純正と同じスチールを使用していることが多いようです。 ⑧メーカーの復刻パーツを使う 現在、トヨタ、日産、ホンダ、マツダから一部の旧車の復刻パーツが発売されています。車種は限られますが、各メーカーで復刻パーツ生産を今後も推進していくことが予想されます。生産終了した純正パーツを入手できる絶好の機会のため、自分の探しているパーツが対象に含まれているかどうかをこまめにチェックするとよいでしょう。 各メーカーの復刻パーツ情報は下記サイトで確認できます。 トヨタ/GR HERITAGE PARTS日産/NISMO Heritage Partsホンダ/BEATparts ※ビートのみマツダ/CLASSIC MAZDA ※NAロードスター、FC/FD RX-7のみ まとめ 旧車のパーツが入手困難な理由とパーツの入手方法について紹介しました。 旧車のなかでも、発売から半世紀近くが経過する1970〜1980年代の古いクルマは、さまざまな箇所に錆や腐食が発生するため、維持し続けるにはパーツ交換が必須です。 ネットオークションやフリマアプリで手軽に取引できるようになったり、自動車メーカーの復刻パーツがはじまったりするなど、旧車のパーツを入手する方法がどんどん増えています。さまざまな方法を駆使すれば、より長く旧車に乗り続けることができるでしょう。

車庫証明は郵送では申請できない? 手続きの方法や必要書類についても解説
旧車の売買と鑑定市場2022.09.01

車庫証明は郵送では申請できない? 手続きの方法や必要書類についても解説

車庫証明は車の購入や転居に伴い必要となる書類です。警察署へ出向いて申請することが難しい、面倒と感じる方もいるでしょう。そんな車庫証明は郵送で申請できるのでしょうか。今回は車庫証明は郵送で申請できるのか、手続きの方法や必要書類について解説します。 車庫証明は郵送で申請できない 車庫証明は郵送では申請できません。代理申請が可能ですので車を購入した販売店に手数料を支払って代行してもらうことがほとんどでしょう。ただし、代理で可能なのは申請書の提出と受け取りに限定されるので、申請書の記入や修正については申請者本人(車両名義人)が行う必要があります。 車庫証明は郵送で受け取れる場合がある 車庫証明の受け取りは郵送で受け取ることも可能です。車庫証明申請時に地区安全協会に申し込むことで地区安全協会が代理受領し、申請者に郵送する手順となります。別途郵送事務に関わる手数料が必要ですので、詳細は各警察署か地区安全協会の窓口にお問い合わせください。 車庫証明はオンライン申請が便利 車庫証明は「自動車の保有関係手続きのワンストップサービス」によりオンライン申請が可能となりました。ごく一部の地域を除き新車・中古車ともに利用できます。受け取りに関しては警察署に出向くか郵送(電子申請後に申請先警察署に電話連絡を入れて返信用封筒を送付する必要あり)での対応となります。※詳しくは各都道府県警察ホームページを参照ください。 車庫証明の手続きの方法 続いて、車庫証明の手続きの方法について解説していきます。 必要書類 車庫証明の申請には各都道府県警察所定の申請書が必要です。 ・自動車保管場所証明申請書(保管場所標章交付申請書)・保管場所の所在地・配置図・保管場所の使用権限を疎明する書面(自己の土地の場合は自認書、他人の土地の場合は保管場所使用承諾証明書、駐車場賃貸借契約書の写しのいずれか)・保管場所申請手数料(都道府県によって異なり2,000〜2,300円)・標章交付手数料(都道府県によって異なり500~610円) 申請書の氏名・住所欄には印鑑登録証明書と同じ内容を記載します。 手続きの流れ 車庫証明の手続きは、所定の申請書に記入を行い保管場所を管轄する警察署に申請する必要があります。申請書は各都道府県警察ホームページからダウンロードすることも可能です。申請書の印刷サイズやフォーマットが異なると不受理となり、申請者本人が正規の申請書に書き直す必要があるので注意しましょう。手続き方法の手順は以下のとおりです。①申請書に記入(申請書がなければ警察署でもらうかダウンロードする)②警察署に申請、申請手数料を払込む(郵送での受け取り希望の場合は地区安全協会に申し出)③申請した警察署にて標章交付手数料を支払って受け取る(郵送の場合は希望受け取り先に発送) インターネット(電子申請)の場合①「自動車の保有関係手続きのワンストップサービス」にアクセスして申請手続き②申請後に通知される番号や情報に基づきインターネットバンキングで申請手数料を電子納付(郵送受取の場合は申請先警察署に電話で申し出を行い、返信用封筒と保管場所標章郵送希望申請一覧を同封した封筒を郵送する)③申請時に選択した警察署で受け取る。(郵送受取の場合は返送用封筒に記入した住所に届く)

「車検整備付き」って何?「車検付き」と何が違う?メリット・デメリットを解説
旧車の売買と鑑定市場2022.08.26

「車検整備付き」って何?「車検付き」と何が違う?メリット・デメリットを解説

中古車には「車検整備付き」や「車検付き」という表示があります。言葉は似ていますが、購入の際に実際に支払う金額に差が出てきます。この記事では、車検整備付きと車検付きとの違い、車検整備付きの車を選ぶメリットとデメリットについて、詳しく解説します。   車検整備付きとは 車検整備付き車とは、現在車検切れしているクルマを、中古車業者が車検を通して納車してくれるクルマのことです。表示価格には、車検を受ける前に必要な整備費用までが含まれます。法定費用という、自賠責保険、自動車重量税と印紙代を加算すれば、中古車を購入できます。 車検切れしているクルマには他に「車検整備なし」や「車検なし」の表示もあります。これらは中古車業者では車検を通すための整備や、車検を通す手続きはしません。車検に関する作業や手続きは、全て購入者が対応する必要があります。 車検整備付きと車検付きの違い 車検付きとは、車検の満了期間が残っているクルマです。購入時に車検を通す作業は不要なので、名義変更を済ませれば、すぐに乗車することができます。ただし残っている車検の満了期間は、選ぶクルマによります。満了期間が近ければ、クルマを購入してすぐに、車検を通すための手続きと費用が必要になります。 車検整備付きの車を選ぶメリット 車検整備付きのクルマを選ぶことで得られるメリットは、下記の2つです。 中古車を購入後2年間は車検を気にせずに乗ることができる 車検整備付きの中古車には、2年間の車検がついています。車検が残っている個体の場合、乗り換えてすぐに車検のタイミングを迎えるケースは少なくありません。 車検を通す際は費用がかかるうえに、完了するまではクルマに乗ることができないため、ストレスを感じる方もいるでしょう。車検整備付きであれば、納車後の早いタイミングで車検を受ける必要がないため、2年後の車検まで車に乗り続けることができます。 車検を依頼する事業者を自分で探さなくて済む 車検は、カーディーラーや整備工場などさまざまな選択肢の中から自身に合った依頼先を見つける必要があります。それぞれの特徴を理解したうえで探すことに負担を感じる方は少なくありません。 たとえば、安心感や信頼性を重視してカーディーラーで車検を受けると費用が高くなり、自分で整備工場に持ち込む場合は費用を抑えられるものの工場によっては手間がかかります。 車検整備付であれば、慌てて車検の依頼先を探す必要がなく、納車後の2年間で比較検討できる余裕があります。 車検整備付の車を選ぶデメリット 車検整備付きのクルマを購入する際には、いくつか注意しなければならないこともあります。ここでは、主なデメリットを3つ紹介します。 中古車業者が車検を通すための期間は乗車できない 車検を通してからの受け渡しになるため、納車のタイミングを予測しにくい点がデメリットです。特に販売店が繁忙期の場合、納車が予定より遅れてしまう可能性もあります。自分ではコントロールできない部分のため、車検整備付きのクルマは納車期間に余裕がある方の選択肢といえるでしょう。 表示価格から追加される費用がわかりにくい 車検整備付きのクルマには、法定費用が追加されます。実際に車検を通す場合、年式や車輌重量など複数の条件によって費用が決まるため、クルマ選びの段階では正確な金額が見えにくい点がデメリットです。 購入価格が高いのか安いのか判断が難しい 車検整備付きのクルマは、2年間の車検が付いて安心ですが、車検が残っている個体や車検なしの個体に比べて割高です。 自分で車検を通す場合、車検整備付きとして販売されている個体より安くなる可能性もあるため、購入価格が適正かどうか比較検討しましょう。具体的には、車検整備付きのものとそうではないものの価格を比較し、走行距離やクルマの状態の差も考慮しつつ、価格が適正かどうかを判断します。 車検整備付きは本当にお得なの? 車検整備付がお得になるか否かは、購入者本人の希望次第です。以下の条件に当てはまる方は、車検整備付の中古車の購入が向いています。費用を少しでも安く抑えたい方は、車検整備無しや、車検なしの中古車の購入も検討すると良いでしょう。 ・中古車業者が車検を通す時間を待つことができる・中古車を購入したら、なるべく長く車検を気にしたくない方・自分で車検を通す業者を探すのが手間だと感じる方 車検整備付きについてよくある質問 車検整備付きの中古車について、よくある3つの質問に回答します。 車検整備別の中古車との違いは? 車検整備付きの中古車を購入する際は、法定費用が追加でかかります。一方、車検整備別の中古車は、法定費用に加えて整備費用も必要です。 新車未登録の中古車との違いは? 新車未登録の中古車は、新車と同じ扱いのため、車検に関する追加費用がかかりません。また、車検期間も3年間と1年長い点が車検整備付きとは異なります。 予備車検付きの中古車との違いは? 予備車検付きの中古車には、ナンバープレートが付いていません。公道を走れるかどうかの予備車検のみを実施しており、購入後3ヶ月以内に運輸局で本登録の手続きが必要です。通常の車検(法定点検)は通っていないため、安全性の観点から車検を受けることが大切です。

車庫証明は直線距離2km以内が原則!取得の要件や例外などを解説
旧車の売買と鑑定市場2022.08.26

車庫証明は直線距離2km以内が原則!取得の要件や例外などを解説

車庫証明を取得するためには、自宅から駐車場までの距離や支障なく入出庫できるなどの要件を満たさなければなりません。今回は、保管場所の要件について解説します。距離をはじめとした車庫証明の要件について知りたい方は参考にしてみてください。 車庫証明における自動車保管場所の距離の要件 自動車保管場所として認められるためには、自動車の使用の本拠の位置(個人の場合は自宅、法人の場合は事務所の所在地)から保管場所まで直線距離2km以内でなければなりません。 この要件を満たさなければ原則として車庫証明を取得できないため、自宅から駐車場まで直線距離が2km以内の範囲に収まっているか確認しましょう。 自動車保管場所までの距離の要件が2km以内になった経緯 かつての車庫証明の要件は、自宅から駐車場までの距離が500mだったため、販売店は車を売りたくても売ることができず、ユーザーは車を買いたくても買えないという問題がありました。そこで、自動車販売会社等から距離の要件の緩和を求める声が続出し、直線距離2km以内に緩和することになったのです。 また、国としても届け出た場所以外の場所に車を保管する「車庫飛ばし」という違反行為の抑制を狙う意図があったと考えられています。しかし、要件が緩和された現在でも、ディーゼル車の排ガス規制を逃れることなどを目的に、依然として車庫飛ばしが行われています。 距離の要件を満たしていなくても車庫証明を取れるケース 車庫証明は、原則として直線距離2km以内でなければ取得できませんが、一部の車両については特例措置が適用されるため自宅から2km以上離れていても車庫証明を取得できます。 特例措置の対象となるのは、全長5.7m超または全幅1.9m超の「キャンピングカー」、「キャンピングトレーラー」、「ボートトレーラー」といった特殊用途自動車です。 車庫証明の距離以外の要件 保管場所として認められるためには、自宅から駐車場までの距離だけでなく、入出庫の要件や保管場所そのものの要件も満たさなければなりません。ここからは、距離以外の車庫証明の要件を解説します。 入出庫に関する要件 保管場所として認められるためには、道路からの入出庫に支障ないことが要件となります。交通の妨げになったり、渋滞するほど切り返しをしなければならなかったりすると、保管場所として認められないケースがあります。 保管場所に関する要件 保管場所そのものの要件には、「自動車の保有者が申請する保管場所を車庫として使用する権利があること」と「自動車全体を収容することができること」の2つです。 「申請する保管場所を使用する権利があること」は、自認書または保管場所使用承諾証明書を添付することで証明します。 「自動車全体を収容することができる」は、車庫の長さ、幅、高さが、車のサイズ以上でなければならないということです。 これらの条件をすべて満たさなければ車庫証明を取得できません。

車庫法とは?罰則の流れや取り締まりの実情についても解説
旧車の魅力と知識2022.08.24

車庫法とは?罰則の流れや取り締まりの実情についても解説

車を所有する際は、車庫法について知っておくことをおすすめします。車を登録するときに必要な車庫証明も車庫法で定められた取り決めの1つです。実は、車庫法違反となる事例は身近に潜んでおり、知らないうちに違反していたというケースもあります。今回は車庫法とは何か、罰則や取り締まりの実情についても解説していきます。 車庫法とは 車庫法とは、無秩序に車が駐車されて道路交通法に則った運転や道路の安全を妨げられることがないように定められた法律です。正式名称は「自動車の保管場所の確保等に関する法律」といい、車の所有者(厳密には車検証に記載された使用者)は自動車の使用の本拠の位置を管轄する警察署で車庫証明手続きをする必要があります。 車庫法違反とその例 車庫法違反とその例について詳しく解説していきます。 道路を保管場所にする 車庫法では、保管場所としての道路の使用禁止が定められています。具体的には「道路上の同一場所に引き続き駐車(昼間12時間以上、夜間8時間以上)をする行為」が禁止されており、違反すると罰則及び違反点数(3ヶ月以下の懲役または20万円以下の罰金と違反点数3点)が科せられます。 車庫飛ばし 車庫飛ばしとは、車庫証明の記載とは違う場所で車を保管することです。駐車場代の節約で自宅から2km以上離れた実家に車を保管することや、転居後に車庫証明の住所変更を忘れた場合も該当します。(いずれも車庫飛ばしとして検挙されると罰金の対象) ・虚偽の保管場所証明申請…………20万円以下の罰金・保管場所の不届け、虚偽届出.......10万円以下の罰金 車庫法違反の罰則 車庫法違反の罰則は、他の交通違反の内容とは大きく異なります。多くの道路交通法違反は、反則金を支払えば刑事責任は問われません。しかし、車庫法違反は反則金の導入がなく、罰金または懲役(状況によっては前科が付く)刑が科されます。なお、警察内での確認や手続きが複雑なため、最終的な処罰が決定されるまでには時間を要します。 車庫法違反の罰則の流れ ①出頭通知車に違反票が貼られ警察署への出頭が通知される ②出頭警察署に出頭し調書 ③裁判日程の通知警察から簡易裁判の日程が通知される(約1ヶ月後) ④書類送検警察から検察へ書類送検 ⑤起訴検察から起訴される ⑥裁判所からの呼び出し裁判所から呼び出し通知が届く ⑦略式裁判簡易裁判所で判決が出て罰則が決定 ⑧罰金の支払い決定された額の罰金を支払う 車庫法違反の取り締まりの実情 警察は駐車違反への取り締まりを積極的に行っています。これは渋滞を緩和するだけでなく、駐車車両が原因による死角からの歩行者の飛び出しや、他車両の進路変更による交通事故の発生を防ぐためです。また、緊急車両の通行を妨げないようにする目的もあります。 しかし、車庫法違反への取り締まりはそれほど厳しく行われていません。違反車両の通報への対応も車の所有者に注意を促して終わることがほとんどだといえるでしょう。車庫法違反は人命に関わる可能性が低いことや検挙後の手続きの煩雑さもあり、警察内では重要視されていないことが理由です。 車庫法違反の車を見つけたらどうすればいい? 車庫法違反の車を見つけたら警察に通報しましょう。注意を促す程度の動きしかなくても一時的な対処はしてもらえます。取り締まりをしてもらえないようなら、状況を画像や動画で残して悪質性や危険性がわかる証拠を集め「繰り返し通報する」「地域住民で声をあげる」「SNSなどを利用して実態を広める」といった手段を取るとよいでしょう。

クルマを乗り換えたら車庫証明の手続きが必要!取得するタイミングや方法も紹介
旧車の売買と鑑定市場2022.08.24

クルマを乗り換えたら車庫証明の手続きが必要!取得するタイミングや方法も紹介

新しい車に乗り換えたとき、車庫証明は必要なのでしょうか。今回は、車を乗り換えたときに車庫証明を準備する必要があるのか解説するとともに、車庫証明を取得するタイミングや取得方法についても紹介します。車を乗り換えるときの参考にしてみてください。 クルマを乗り換えた際も車庫証明の手続きが必要 車庫法(自動車の保管場所の確保等に関する法律)の第4条により、クルマを乗り換える際には、車庫証明を取得することが義務付けられています。 「道路運送車両法第四条に規定する処分、同法第十二条に規定する処分(使用の本拠の位置の変更に係るものに限る。以下同じ。)又は同法第十三条に規定する処分(使用の本拠の位置の変更を伴う場合に限る。以下同じ。)を受けようとする者は、当該行政庁に対して、警察署長の交付する道路上の場所以外の場所に当該自動車の保管場所を確保していることを証する書面で政令で定めるものを提出しなければならない。」 引用元:e-Gov法令検索「自動車の保管場所の確保等に関する法律」 車庫証明の役割は、「新しいクルマの特定」と「駐車スペースの確認」です。そのため、古いクルマの抹消登録が完了していなければ、受理されません。 しかし、乗り換え手続きの関係で、古いクルマの抹消登録前に新しいクルマの車庫証明を申請するケースもあります。その場合、車庫証明申請時に「代替車両引取および引き渡し顛末書」を警察署へ提出すれば申請が可能です。 軽自動車の場合は不要なケースがある 軽自動車の場合には、原則として車庫証明が不要です。ただし、使用の本拠の位置(使用する地域)によっては、警察署への届出(自動保管場所届出書)が必要な場合があります。届出の有無がわからない場合は、ディーラー・販売店や管轄する警察署に問い合わせて確認してください。 ▼軽自動車における車庫証明取得についてはこちらで詳しく解説しています。軽自動車は車庫証明がいらないのは本当?必要なケースも紹介 車庫証明を取得するタイミングは契約後 車庫証明を取得するタイミングは、クルマの購入契約後です。 多くの場合、購入の契約が成立すると、登録に必要な書類の説明があります。その説明の中に車庫証明に関することも含まれていることがほとんどです。車庫証明は、運輸支局に登録するために必要となる書類であるため、購入の契約をしたら速やかに必要書類の準備をしましょう。 車庫証明の取得方法 車庫証明の取得方法は、次の2つです。 ・自分で警察署の窓口で手続きする・ディーラーや販売店のスタッフ、家族、友人などに手続きを代行してもらう ディーラーや販売店に手続きを代行してもらうと手数料が発生します。そのため、車庫証明の取得費用を抑えたい場合には、自分で申請したり、家族に頼んだりするとよいでしょう。 ここからは、車庫証明を取得するために必要な書類や流れについて紹介します。 必要書類 車庫証明を取得するために必要な書類は4種類あります。それぞれの取得場所と備考は下記のとおりです。 種類名称 取得場所 備考 自動車保管場所証明申請書 ・警視庁ホームページ ・都道府県警ホームページ ・カーディーラー、販売店 クルマの所有者が居住する場所と保管場所の所在地を記載 保管場所標章交付申請書 同上 警察署で車庫証明書の配布と同時に発行されるシールの申請書 保管場所の使用権原を疎明する書類 同上 ・保管場所が自己所有または自己管理の場合は「保管場所使用権原疎明書面」・保管場所が他人の所有または他人管理の場合は「保管場所使用承諾証明書」※都道府県によって書式が異なる 保管場所の所在図・配置図 同上 保管場所付近の道路や目印となる建物などを記載(地図の写しでも可) 手続きの流れ 車庫証明の手続きの流れは下記のとおりです。 1.必要書類の準備2.書類の記入3.管轄の警察署(交通課)で申請4.手数料の支払い5.車庫証明書の受け取り6.車庫証明書の提出 車庫証明の取得にかかる期間は、申請後3〜4営業日程度です(土日祝を除く)。 ▼車庫証明の発行期間や有効期間については下記の記事で詳しくまとめているため、あわせてご覧ください。車庫証明の発行にかかる期間は?有効期限や申請方法なども紹介 車庫証明の取得費用 警察署の交通課へ書類を提出する前に、隣接している「交通安全協会」で収入印紙を購入し申請手数料を支払います。申請手数料は2,500円〜2,900円程度で、地域によって異なります。 車庫証明の取得費用の内訳は、下記のとおりです。 ・収入証紙(地域による):2,100円〜・標章代:500円〜※軽自動車は標章代のみ 手数料が地域によって異なるのは、都道府県の定めに準拠するためです。クルマを乗り換えるタイミングで引っ越した場合、手数料が想定とは異なる可能性があるため、事前に確認しておきましょう。 ------------------------------------------- ▼車庫証明に関する記事一覧車庫証明の発行にかかる期間は?有効期限や申請方法なども紹介車庫証明は本人じゃなくても取得できる!代理人による手続き方法を紹介車庫証明の取得費用はいくら?支払い方法や取得する流れも紹介 -------------------------------------------

車庫証明に有効期限はある?期限が切れたときや紛失したときの再発行について解説
旧車の売買と鑑定市場2022.08.18

車庫証明に有効期限はある?期限が切れたときや紛失したときの再発行について解説

車庫証明には、有効期限があるのでしょうか。今回は、登録(届出)するときに必要な車庫証明の期限について解説します。また、期限が切れたときや紛失したときの再発行についても紹介します。車庫証明の有効期限や期限切れのときにどうすればよいのか知りたい方は参考にしてみてください。 車庫証明の有効期限 車庫証明の期限は、運輸支局の「自動車登録業務等実施要領」に「証明の日から概ね1ヶ月以内のもの」と規定されています。つまり、車庫証明の交付を受けてから1ヶ月以内に運輸支局で登録手続きをしなければ、時間をかけて取得した車庫証明が使えなくなるのです。そのため、車庫証明の交付を受けたら、早めに登録(届出)手続きをしましょう。 車庫証明の有効期限が切れたらどうなる? 車庫証明の期限が切れてしまった場合、再発行しなければなりません。 再発行には、申請書や権原書面(自認書または保管場所使用承諾証明書)、所在図および配置図などの書類と手数料が必要となります。つまり、ゼロから取得し直すということです。 車庫証明の期限が切れてしまうと二度手間になってしまうため、車庫証明の交付を受けたら早めに運輸支局で登録(届出)しましょう。 ▼車庫証明の取り方はこちらで解説しています車庫証明の取り方とは?取得の流れや必要書類などを解説 車庫証明の住所変更の有効期限 車庫証明の住所が変わったときは、変更となった日から15日以内に変更登録の手続きをしなければなりません。 道路運送車両法第12条1項には、「型式、車台番号、原動機の型式、所有者の氏名・名称・住所または使用の本拠の位置に変更があったときは、その事由があった日から15日以内に変更登録の申請をしなければならない(一部抜粋)」と明記されています。 そのため、住所変更や氏名の変更などがあったときは、早めに手続きしましょう。 ▼引っ越し時の車庫証明の取得についてはこちらで解説しています車庫証明は引っ越し時にも必要?放置した場合の罰金も紹介 車庫証明を紛失したらどうなる? 車庫証明を紛失した場合は、再発行が必要です。 車庫証明の交付予定日から1ヶ月以内であれば、「自動車保管場所証明申請書」と「保管場所標章再交付申請書」と手数料で再発行できます。 また、車庫証明は運輸支局提出前に盗難・遺失・汚損した場合、保管場所標章は滅失・損傷・識別困難などの理由により貼り付けができなくなった場合に簡略化された手続きでの再発行が可能です。   ------------------------------------------- ▼車庫証明に関する記事一覧車庫証明の発行にかかる期間は?有効期限や申請方法なども紹介車を乗り換えたら車庫証明の手続きが必要!取得するタイミングや方法も紹介車庫証明は本人じゃなくても取得できる!代理人による手続き方法を紹介車庫証明の取得費用はいくら?支払い方法や取得する流れも紹介 -------------------------------------------

車庫証明とは?手続き方法・必要書類・注意点まで徹底解説
旧車の売買と鑑定市場2022.08.18

車庫証明とは?手続き方法・必要書類・注意点まで徹底解説

クルマの購入や引越しの際に必要な車庫証明。必要書類や申請方法がわからず悩んでいる方も多いのではないでしょうか。この記事では、車庫証明の必要書類や取得方法を、具体的な入手先から記入例まで解説します。さらに、法人での申請方法や代理人による手続きなど、ケース別の申請方法も紹介します。 車庫証明とは 車庫証明(正式名称:自動車保管場所証明書)は、クルマの保管場所が確保されていることを証明する書類です。道路運送車両法により、クルマを購入する際や引越しで使用場所を変更する際には、必ず取得しなければなりません。なお、軽自動車の場合は「保管場所届出」という書類が必要です。 一部地域では車庫証明および保管場所届出の手続きが不要ですが、多くの市区町村で車庫証明の取得が義務付けられています。 軽自動車は「保管場所届出」が車庫証明の代わり 軽自動車の場合、車庫証明の代わりとして「保管場所届出」が必要な場合があります。車庫証明と用途は同じですが、証明書ではなく「届出」という形式である点が、普通自動車と異なります。 手続きする場所は、保管場所(車庫)の住所を管轄する警察署です。もし、引越しによってクルマの保管場所が変わる場合は、新しく軽自動車を保管する地域の警察署で手続きする必要があります。 なお、一部の地域では保管場所届出が免除されているため、事前に確認しておきましょう。 ▼関連記事はこちら軽自動車は車庫証明がいらないって本当?必要なケースも紹介 車庫証明の必要書類一覧 車庫証明の申請に必要な書類は下記の通りです。なお、軽自動車の保管場所届出の申請でも同様の書類を用意します。 1. 自動車保管場所証明申請書2. 保管場所標章交付申請書3. 保管場所の所在図・配置図4. 権原書面(自認書または保管場所使用承諾証明書のいずれか1通) それぞれの詳細について、取得方法とともに解説します。 自動車保管場所証明申請書 自動車保管場所証明申請書は、クルマの保管場所を証明するために必要な基本書類です。軽自動車の場合は「自動車保管場所届出書」という書類を用意します。記載する内容はほとんど同じです。 この申請書には、車名、型式、車台番号などのクルマの情報に加え、使用の本拠の位置(使用者の住所)、保管場所の位置、申請者の情報などを記入します。 管轄の警察署窓口で入手するか、警視庁・各都道府県警察のホームページからPDFをダウンロードできます。 ※PDFの例:自動車保管場所証明申請書/警視庁 なお、申請の際には2,000円前後の手数料がかかります。 書き方 申請書には下記の内容を記載します。 車名 メーカーを記載 型式 車検証どおりに記載 車台番号 車検証どおりに記載 自動車の大きさ 長さ・幅・高さを車検証どおりにセンチメートルで記載   自動車の使用の本拠の位置 実際に居住する場所の所在地 自動車の保管場所の位置 車庫・駐車場の住所 申請者 申請者の住所・氏名・連絡先 使用権原 車庫の所有者に◯印をつけ、連絡先を記入 新規/代替 新しい車に入れ替える場合、以前の車のナンバープレート「例)品川555◯3210」を前車欄に記載 記入の際は、車検証の情報を正確に転記し、使用権原(所有か借用か)を明確にすることが重要です。また、クルマの大きさは必ずセンチメートル単位で記入しなければなりません。 なお、軽自動車の申請に必要な自動車保管場所届出書にもほぼ同じ内容を記載します。 ※記載例:【自動車保管場所証明申請書】の記載例/警視庁 保管場所の所在図・配置図 保管場所の所在図・配置図は、クルマの保管場所の位置や具体的な駐車スペースを示す図面です。所在図は自宅(使用の本拠の位置)から保管場所までの位置関係を示し、配置図は駐車場の具体的な寸法や周辺状況を記載します。 これらの図面は警察署で配布されている専用用紙に手書きで作成するか、警視庁・各都道府県警察のホームページからダウンロード可能なPDFの様式を利用して作成できます。図面は現地調査の際の重要な資料であるため、正確な情報を記載することが求められます。 ※PDFの例:保管場所の所在図・配置図/警視庁 なお、所在図には最寄りの交差点や目印となる施設を含め、自宅から保管場所までの直線距離を記入します。インターネットの地図をプリントアウトして利用することも可能です。 書き方 所在図は、自宅(使用の本拠の位置)と駐車場(保管場所の位置)の位置関係を示す図です。プリントアウトした地図を使うこともできます。ただし、地図をプリントアウトするときは、自宅と駐車場が明確にわかるうえに、目印となる建物や付近の道路なども視認できる縮尺にする必要があります。縮尺が不適切だと目印がわからないため注意しましょう。また、自宅と駐車場を直線で結び、直線距離も記載します。 配置図は、車庫の敷地の図です。駐車場の幅と長さ(高さ制限がある場合は高さも記入)、駐車場の出入り口の幅、駐車場に面する道路の幅、目印となる周囲の建物を記入します。 記載方法がわからない場合は、販売店やディーラーの担当者に聞いたり、警視庁・都道府県警察のホームページで公開している記入例を参照したりするとよいでしょう。 自認書(自動車保管場所使用権原疎明書面) 自認書(自動車保管場所使用権原疎明書面)は、保管場所として申請する土地や建物が申請者の所有である場合に必要な書類です。つまり、自己所有の土地や建物に駐車場がある場合に提出が求められます。 自認書は警察署窓口で入手するか、警視庁・各都道府県警察のホームページからPDFをダウンロードします。 ※PDFの例:自認書(保管場所使用権原疎明書面)/警視庁 書き方 自認書は、車庫として申請する土地や建物が自己所有の場合に必要となる書類です。 自認書には、◯印で選択する欄と住所・氏名・連絡先を記載する欄があります。◯印で選択するのは、「申請証明・届出」と「土地・建物」です。「申請証明・届出」は、普通車が「証明申請」、軽自動車が「届出」となります。 「土地・建物」は、土地と建物の両方が自己所有の場合は両方に◯印、建物と一体になっている車庫の場合は「建物」に◯印、保管場所の土地が自己所有の場合は「土地」に◯印となります。 ※記載例:【自認書(保管場所使用権原疎明書面)】の記載例/警視庁 保管場所使用承諾証明書 保管場所使用承諾証明書は、他人が所有する土地や建物を駐車場として使用する場合に必要な書類です。賃貸マンション・アパートの駐車場や、月極駐車場を利用する際に提出が求められます。駐車場の所有者や管理会社の捺印と署名も必要です。 警察署窓口で入手可能なほか、警視庁・各都道府県警察のホームページからPDFをダウンロードできます。 ※PDFの例:保管場所使用承諾証明書/警視庁 書き方 保管場所使用承諾証明書は、車庫が他人の所有となっている場合に必要となる書類です。記入する内容は次のとおりとなります。 保管場所の位置 駐車場の住所、名称や位置番号 保管場所の使用者 申請者の住所・氏名・連絡先 保管場所の契約者 申請者と同じであれば「上に同じ」、契約者と申請者が異なる場合には契約者の住所・氏名・連絡先・関係性を記入 使用期限 車庫の契約期間を記入 駐車場の所有者または管理委託者 車庫の所有者に住所・氏名・連絡先を記入してもらう 新たに駐車場を借りる場合は、駐車場の所有者に駐車場の空きがあるか、いつから契約できるのか確認しておきましょう。すでに駐車場を契約していて新しい車に乗り換える場合にも、保管場所使用承諾証明書が必要となります。そのため、車の契約が進んだら早めに駐車場の所有者に連絡を取り書類を記入してもらいましょう。 ※記載例:【保管場所使用承諾証明書】の記載例/警視庁 ▼関連記事はこちら保管場所使用承諾証明書の書き方・取得方法をわかりやすく解説! 車庫証明の申請・取得の手順 車庫証明の取得は、3ステップで完了します。順を追って進めれば難しくないため、1つずつみていきましょう。 1.申請書類を作成する 車庫証明の申請には、下記3つの書類が必要です。 1.自動車保管場所証明申請書2.土地使用に関する権利関係を証する書面として、下記どちらか1つ・自己所有地の場合:保管場所使用権限疎明書面(自認書)・他人所有地の場合:保管場所使用承諾証明書(駐車場の賃貸借契約書コピーで可の場合あり)3.保管場所の所在図・配置図 2.書類を提出・申請する 書類は、管轄の警察署へ提出します。なお、印鑑の押し直しを求められたときに備えて、認印を用意しておくと二度手間になりません。 申請時に払う手数料は、2025年4月1日以降、現金から原則キャッシュレス決済に変わりました。警察署で手続きする場合は、窓口申請であっても現金払いではなく振り込みで支払います。免許センターも2025年8月1日からキャッシュレス決済に切り替わるため、注意しましょう。 2025年4月1日以降の手数料は下記のとおりです。 申請方法 手数料 窓口申請 2,400円 ワンストップサービスによる電子申請 2,300円 3.車庫証明を受け取る 申請してから約1週間後に車庫証明書を受け取り、手続きは完了です。 申請手続きは所有者のほか、自動車販売店に手数料を支払って代行してもらうことも可能です。忙しい方や手続きに不安がある方は、費用を確認したうえで依頼を検討してみてください。  車庫証明の取得・申請時の注意点 ここからは、車庫証明を申請および取得するときに注意すべきことについて解説します。 車庫の要件を満たす必要がある クルマの保管場所となる車庫は、下記すべての要件を満たす必要があります。手続きをスムーズに進めるために、確認しておきましょう。 ・駐車場、車庫、空き地等道路以外の場所・使用の本拠の位置(個人:住所地または居所、法人:事務所の所在地)から2kmまで・クルマが通行できる道路から、支障なく出入させ、かつ、自動車の全体を収容できる・保管場所として使用できる権原を有している 参考:警視庁「保管場所(車庫)の要件と使用権原書面」 警察署は平日の日中しかあいていない 車庫証明の手続きは警視庁・各都道府県の警察署でしか実施できません。受付可能時間は平日の9時〜17時頃であることが多いため、あらかじめ時間を確保しておきましょう。 自分での手続きが難しい場合には、家族や知人への依頼も可能です。その際は必要書類にあわせて委任状を用意すると、万が一書き損じや誤りがあった場合でも代理人がその場で修正できます。 ▼関連記事はこちら車庫証明は本人じゃなくても取得できる!代理人による手続き方法を紹介 申請から取得まで3〜10日ほどかかる 普通車の場合、車庫証明を申請してから受け取るまで3〜10日ほどかかります。クルマの購入時、販売店によってはクルマの登録前に車庫証明の提出を求めるため、早めに手続きを行いましょう。 【2025年4月~】保管場所標章シールは廃止された 2025年4月1日付で自動車保管場所法が改正されたことに伴い、保管場所標章シール(標章)は廃止されました。それに伴い、標章シール交付料の500円も不要です。 参考:警視庁「保管場所法改正と手数料等変更のおしらせ」 車庫証明についてよくある質問 Q1. 車庫証明はどこでもらえますか? A.車庫証明を申請する場所は、自動車の保管場所を管轄する警察署の窓口です。申請に必要な書類は、管轄警察署の窓口で直接入手できるほか、警視庁や各都道府県警察のホームページからPDFやExcelなどのデータ形式でダウンロードすることも可能です。 Q2. 軽自動車も車庫証明は必要ですか? A. 軽自動車の場合は、車庫証明ではなく「保管場所届出」の手続きが必要です。手続きと用意する書類は、普通車の車庫証明の場合とほぼ同じです。 県庁所在地や人口10万人以上の市などでは届出が必要ですが、ごく一部の地域では手続きが不要な場合もあります。ご自身の地域で届出が必要かどうか、手続き前に確認しましょう。 Q3. 代理人でも申請できますか? A. はい、車庫証明の申請は所有者本人以外の方でも可能です。自動車販売店に代行を依頼したり、家族や知人に依頼したりできます。 代理人が申請する場合は、必要書類に加えて「委任状」を用意すると、書類に不備があった際にその場で修正が可能なため、手続きがスムーズに進みます。 まとめ 車庫証明の取得は、必要書類さえ揃えれば決して難しい手続きではありません。ただし、申請から取得まで3~10日程度かかるため、クルマの購入時は早めに準備を始めることをおすすめします。不明な点がある場合は、最寄りの警察署に確認するか、自動車販売店など専門家に相談することをおすすめします。

クルマ購入に印鑑証明書は本当に必要?発行方法・流れをわかりやすく解説
旧車の売買と鑑定市場2022.08.18

クルマ購入に印鑑証明書は本当に必要?発行方法・流れをわかりやすく解説

クルマを購入するとき、印鑑証明書が必要になる場合があります。しかし、印鑑証明書がどういった書類で、どのように発行するのかわからない方もいるでしょう。 そこで今回は、印鑑証明書が必要なケースと不要なケース、発行方法や注意点などを解説します。クルマを買うときの印鑑証明書について知りたい方は参考にしてみてください。 印鑑証明書とは 印鑑証明書は、市区町村の役所に届けられた印鑑が本人のものであることを公的に認める書類です。正式名称は「印鑑登録証明書」で、登録した印鑑は実印として、不動産売買やローンの契約時などの重要な取引で使用できるようになります。実印が自分のものであると証明するために、実印とセットで印鑑証明書の提出を求められる場合が多いです。 クルマ購入で印鑑証明書が必要なケースとは クルマは、不動産や土地などと同じく「資産」として登録されます。売買の際には大きなお金が動くため、登録関係の書類に押印する実印が間違いなく本人のものであると印鑑証明書で証明しなければなりません。 しかし、購入するクルマによっては印鑑証明書が不要な場合があります。ここでは、どのような場合に印鑑証明書が必要なのかを解説します。 印鑑証明書が必要【普通車】 普通車は、前述の通り資産として登録されるため、購入する際に印鑑証明書が必要です。新車でも中古車でも提出する必要があります。 ただし、ディーラーや信販会社の名義でローンを組むのであれば、印鑑証明書が不要な場合もあります。ローンを完済して名義変更するまでは、ディーラーや信販会社がクルマの所有者であるためです。しかし、販売店によっては本人確認という意味合いで印鑑証明書の提出を求めるため、契約前に問い合わせると安心でしょう。 印鑑証明書が不要【軽自動車】 軽自動車は、普通車と違って資産として登録されることはなく、軽自動車検査協会に届け出をするだけで購入できます。そのため印鑑証明書の提出は不要です。 しかし、販売店によっては本人確認の1つとして印鑑証明書が必要な場合もあるため、購入前に問い合わせておくとよいでしょう。 印鑑証明書の発行方法・流れ 印鑑証明書を発行するためには、まず印鑑登録をしなければなりません。ここでは、印鑑証明書の発行手順について紹介します。 1.登録する印鑑を用意する まず、印鑑登録をするための印鑑を用意します。印鑑登録できる印鑑は、1辺が8mm以上で25mm以下の正方形の中に印影が収まる印鑑でなければなりません。 また、シャチハタやゴム印、ニックネームや愛称などは登録できません。印鑑登録できる印鑑には、その他にもさまざまな条件があるため、印鑑の専門店で印鑑登録するための印鑑がほしい旨を伝えて作ってもらいましょう。 2.本人確認書類を用意する 印鑑登録する際は、本人確認書類が必要です。これは、登録しようとしている印鑑が本人のものであることを確認する必要があるためです。印鑑登録をするときは本人確認書類を忘れずに持参しましょう。 なお、本人確認書類は、運転免許証、パスポート、写真付きマイナンバーカードなど、公的な書類でなければなりません。 3.市区町村の役所で印鑑を登録する 印鑑と本人確認書類の準備ができたら、住民登録がある市区町村の役所で印鑑登録を行います。 印鑑登録は、15歳以上で、意思能力を有している方でなければ登録できません。また、印鑑登録の手続きは原則として本人が窓口で行います。ただし、代理人による登録も可能です。 なお、窓口で印鑑登録申請書に必要事項を記入して提出する必要があります。各自治体のWebサイトでPDFファイルを事前にダウンロードできる場合もあるため、役所での手続き時間を短縮したい方は用意しておくとよいでしょう。 <例>神奈川県横浜市 印鑑登録の申請(様式ダウンロード) ※リンク先にダウンロードURLあり東京都町田市 印鑑登録申請書 また、印鑑登録には300円程度の手数料がかかります。現金以外にクレジットカードや交通系ICカードなどで支払いできる自治体もあります。 4.印鑑証明書を発行する 印鑑登録がされると「印鑑登録証(印鑑登録カード)」が発行され、登録手続きが完了となります。登録された印鑑は「実印」と呼ばれます。 自治体指定の本人確認書類を持参している場合は当日中の登録が可能です。運転免許証やマイナンバーカードなどの顔写真つきの本人確認書類を提示すれば、当日登録できるケースが多いです。 一方で、自治体が指定する以外の本人確認書類をもっていなかったり、そのほか条件を満たしていなかったりする場合には郵送で対応されます。郵送の場合は登録まで1ヶ月ほどかかるため、クルマの契約までに時間がない場合には、なるべく当日登録できるよう準備しましょう。 印鑑を登録した後には、役所で印鑑証明書を発行できます。また、マイナンバーカードがあればコンビニで発行することも可能です。 クルマ購入で印鑑証明書を発行するときの注意点 クルマを購入するにあたって印鑑証明書を発行する場合、いくつか注意しなければならない点があります。主な3つの注意点について解説します。 印鑑証明書には有効期限がある 印鑑証明書そのものに期限はないものの、クルマの購入においては発行から3ヶ月以内の書類でなければ手続きできないことが多いです。クルマを購入するときは、印鑑証明書の有効期限についても確認しておきましょう。 現住所の記載が必須 現住所が記載されていない印鑑証明書は、いかなる手続きでも使用できません。そのため、他の市区町村へ引っ越す場合には、転入・転出の手続きにあわせて印鑑を登録し直しましょう。 万が一クルマの購入を決めた時点で手続きが済んでいない場合には、速やかに転入・転出と印鑑登録を行う必要があります。 印鑑証明書が2通もしくは3通必要な場合がある 印鑑証明書の枚数は、購入方法と下取り車の有無、名義の違いによって異なります。一括購入する場合とローンを組む場合、それぞれ必要な枚数を表にまとめました。 ■一括購入 下取り車の有無 印鑑証明書の枚数 下取り車あり 3通 下取り車なし 1通 ■ローン 名義 印鑑証明書の枚数 ディーラー・信販会社 不要 購入者本人 1通※下取り車がある場合は3通 購入時には、販売店に必要な枚数をしっかりと確認しておきましょう。 クルマ購入時に印鑑証明書以外で必要な書類 クルマを購入するには、印鑑証明書以外にも必要な書類があります。ここでは主な6つの書類を紹介します。なお、販売店や購入方法によって一部異なる場合もあることにご注意ください。 ▼クルマを購入する際の必要書類についてはこちらでも解説しています。これでOK!中古車購入の必要書類ガイド|準備の手順も解説 本人確認書類 運転免許証やマイナンバーカードなどの本人確認書類が必要です。ただし、一括で購入する場合には不要で、ローンを組む場合にのみ提示します。 実印 印鑑証明として登録した実印そのものも持参しましょう。委任状や譲渡証明書への押印に使用します。 車庫証明書 車庫証明書とは、クルマの駐車場所を明示するための書類です。事前に警察に届け出て準備しておく必要があります。 ▼車庫証明についてはこちらで詳しく解説しています。車庫証明の取り方とは?取得の流れや必要書類などを解説 委任状 クルマを購入した際には、陸運局でクルマの登録をしなければなりません。この登録手続きを販売店が代行するため、委任状を用意する必要があります。 車検証 車検証とは、クルマが保安基準を満たした安全な状態であることを示す書類です。クルマを登録する際に発行されるため、基本的には販売店が用意します。 自賠責保険証 自賠責保険とは、「強制保険」とも呼ばれる加入が義務付けられている保険です。こちらもクルマを登録する際に手続きするため、ほとんどの場合は販売店が用意します。 譲渡証明書 中古車を購入する際に必要な書類です。旧所有者から新所有者にクルマが譲渡されたことを証明するもので、基本的には販売店が用意します。 ▼譲渡証明書についてはこちらで詳しく解説しています。自動車譲渡証明書とは?記入の仕方や作成時の注意点についても解説 まとめ クルマ購入における印鑑証明書の必要性と発行方法、注意点を解説しました。 普通車を買う際には、ほとんどの場合で印鑑証明書の提出が必須です。軽自動車であれば基本的には不要ですが、販売店によっては必要であるため事前に確認しておくとよいでしょう。 まだ印鑑登録をしていない場合は、実印と本人確認書類を用意して市区町村の役所で手続きを行います。条件を満たしていれば即日登録できますが、1ヶ月近く時間がかかることもあるため、不安な場合には余裕をもって登録・発行しましょう。

車購入時に気をつけたい「車庫飛ばし」とは? どうして発生する?原因と罰則を紹介
旧車の売買と鑑定市場2022.08.17

車購入時に気をつけたい「車庫飛ばし」とは? どうして発生する?原因と罰則を紹介

車を登録する際に「車庫飛ばし」と呼ばれる行為が行われることがあります。車庫飛ばしは目的があって行われるケースと、過失によって行われているケースがありますが、いずれも犯罪行為になります。この記事では、車庫飛ばしとは何か解説するとともに、罰則や手口などについて詳しく解説します。 車庫飛ばしとは 車庫飛ばしとは、車を購入する際に警察署に届け出る「車庫証明」の申請内容とは異なった場所で、車を保管する行為のことを指します。 車の保管は、その車の所有者の自宅など「使用の本拠地」から、直線距離で2km以内の場所に車庫を設けなければなりません。さらに、その場所は「車庫証明」という申請で、地域の警察署に届け出る必要があります。しかし、自宅などから遠く離れた場所に、車庫を届け出をすることがあり、この状態を車庫飛ばしと呼びます。 なぜこの行為がいけないかというと、車庫証明の申請は、法律に基づいて行われるものだからです。法律に基づく申請が事実と異なれば、違法行為となります。 車庫飛ばしの罰則 車庫証明の正式名称は「自動車保管場所証明書」といい、「自動車の保管場所等の確保に関する法律」によって定められています。故意に虚偽の申請をしたとみなされた場合には、最大20万円以下の罰金が課せられます。故意ではないと認められた場合でも、最大10万円以下の罰金を支払わなければなりません。 ただし、実際には車庫飛ばしは実害がなければ、厳しい取り締まりは行われていません。厳しい取り締まりがないので、故意に車庫飛ばしが行われているケースがあります。 車庫飛ばしの手口 故意に行われる車庫飛ばしのやり方は、以下の通りです。 手順1. 車庫証明を取得したい地域に住民票を移す、またはその地域の人に名義を借りる。解説:名義を借りるというのは、車の使用者を、車庫証明を取得したい地域の人の名前にすることです。その際に、所有者まで変更する必要はありません。 手順2. 希望する地域の警察署で、車庫証明を取得する。 手順3. 取得した車庫証明の地域を管轄する陸運支局で、ナンバープレートを取得する。 手順4. その後住民票や名義を戻すことで、車庫飛ばしが成立します。 車庫飛ばしが行われている理由 車庫飛ばしが行われている理由は、主に以下の3つが挙げられます。 駐車場代を抑えるため 自宅などが都心部にあれば、駐車場代は郊外よりも高額なのが一般的でしょう。駐車場代を安くするために、自宅から2km以上離れた場所に駐車場を借りて、車庫証明を取得するケースがあります。 一部自治体のディーゼル規制を逃れるため 東京都や神奈川県など、一部地域では「ディーゼル車規制条例」が制定されています。この条例は、環境規制に適合しないディーゼル車の使用を、対象地域内において禁止するものです。この規制を回避するために、車庫飛ばしが行われるケースがあります。 他地域のナンバープレートを使用したいため 車の所有者の住所とは違う地域のナンバープレートを使用したい場合に、車庫飛ばしが行われることがあります。2006年から導入された「ご当地ナンバープレート」は、地域おこしや観光客集めを目的としており、他の地域からの取得を希望する人もいます。 過失で車庫飛ばしをしてしまうケース 続いて、過失によって車庫飛ばしになってしまう例をご紹介します。 引っ越し時に手続きをしていない 引っ越しによって住所が変わり、住民票も移したものの陸運支局にてナンバープレートの変更を行わなかった場合は車庫飛ばしに該当します。 親族に車を譲渡した 親族の間で車を譲渡した場合、住所が離れていて管轄の陸運支局が異なるのであれば、ナンバープレートの変更を申請しなければなりません。 車庫飛ばしが発覚するケース 先述の通り、車庫飛ばしについては厳しい取り締まりは行われていませんが、発覚するケースもあります。 ケース1. 同じアパートなど、近くで生活する人から通報される。解説:明らかに遠い地域の車が長期間駐車していれば、車庫飛ばしを疑う地域住民の方がいるかもしれません。 ケース2. ディーゼル車規制条例の対象地域で、周辺住民から通報される。解説:ディーゼル車に関する規制条例がある地域で、古いディーゼルエンジンを搭載した車が日常的に使われていれば、車庫飛ばしが疑われることがあります。 ケース3. 他の交通違反で発覚する。解説:例えばスピード違反、一時停止違反などの交通違反によって警察に呼び止められた場合、免許証と車検証を確認されてるので、車庫飛ばしが発覚します。

売却後の自動車税は誰が負担する?支払い方法や注意点も解説
旧車の売買と鑑定市場2022.08.17

売却後の自動車税は誰が負担する?支払い方法や注意点も解説

車を売却したのに自動車税の納付書が届いて困惑している人もいるでしょう。売却後に自動車税の納付書が自宅に届くのは、業者側で名義変更手続きに時間がかかったり、元所有者に支払い義務があったりとさまざまな理由があります。本記事では、売却後の自動車税の支払いは誰が負担するかについて詳しく解説します。売却後に自動車税を支払う方法や注意点も解説するので、ぜひ参考にしてください。 売却後に自動車税の支払いが必要なケース 売買契約書に「新年度○ヶ月分の自動車税は元所有者が負担」と記載があった場合は、売却後でも納税が必要です。自動車税は4月1日時点の所有者に納税義務が課されるため、売却を検討している人は、3月中に車を手放す人が多い傾向があります。ただし、3月中に車を売却しても、新年度分の4月と5月分を前所有者に負担させる店舗も少なくありません。 自動車税の支払いに関しては、売却先とトラブルに発展する可能性があるため、「いつから売却先側の負担になるのか」を明確にするとよいでしょう。また売却時に必要な書類を期日までに提出できなかった場合、名義変更手続きが遅れてしまうため、翌月分の自動車税の支払いを求められるケースもあります。 売却後に自動車税の支払いが不要なケース 売買契約書に「売却した年度分のみを元所有者が負担」と記載されている場合は、支払う必要がありません。例えば3月中に車を売却し、新年度分の自動車税を負担する必要がなければ、5月に届く納付書の支払いは不要です。売却した年度分のみを負担するのが一般的ですが、新年度分も支払う必要があるのかを確認しておくと安心できます。 自動車税が返金されるケース 車を抹消登録すると、住んでいる地域の自治体から自動車税が返金されます。抹消登録には、車を廃車登録し公道を走れなくするための「永久抹消登録」と、一時的に車の使用を中止する「一時抹消登録」がありますがどちらも返金対象です。返金される自動車税は、抹消登録した翌月以降の税額を月割りにして算出されます。月割り納税額は、東京都主税局に記載されているので、参考にしてください。 ただし軽自動車の場合は月割りで返金する制度がなく、抹消登録しても自動車税が返金されないため注意が必要です。 売却後に自動車税を支払う方法 売却後の自動車税は下記の方法で支払えます。 ・自分で納税する・売却先に支払ってもらう 納付書が手元にあるかどうかで、支払い方法が変わる可能性があるため注意してください。続いて、売却後に自動車税を支払う方法を解説します。 自分で納税する 自動車税の全額を自分で納税して、売却先が負担する分の税額は、買取金額に上乗せしてもらう方法があります。自動車税の納付期限が迫っていたり、すでに支払っている場合は、売却先が負担する分を買取金額に上乗せしてもらう方法が一般的です。例えば5月に車を売却した場合、2ヶ月分は前所有者が負担する必要があるため、残りの10ヶ月分の自動車税を買取金額に上乗せしてもらいます。業者によって納税方法が変わる可能性もあるため、売却時に確認しましょう。 売却先に支払ってもらう 届いた納付書を売却先に渡して、自動車税を支払ってもらう方法もあります。納付書が届く前に車を手放せば、売却先に支払ってもらうことが可能です。前所有者が使用した分を月割りにして直接支払うか、買取金額から引かれるかは、売却先によって異なるので売却時に確認しましょう。 売却の際の自動車税に関する注意点 支払い義務がないのに自宅に納付書が届いてしまったり、自動車税の未納があって車を売却できなかったりと、いくつか注意点があります。続いて、自動車税に関する注意点を解説します。 納付書が届いたら売却先にに連絡する 支払い義務がないのに、納付書が届いた場合は売却先に連絡しましょう。なぜなら売却先での名義変更手続きが、4月1日以降になった可能性があるからです。例え3月中に車を売却し必要書類を期日までに提出しても、業者側のミスで手続きが遅れてしまうケースもあります。売買契約書に「新年度分の自動車税を支払う必要がない」と記載されている場合は、納税義務がないため、業者側にきちんと対処してもらいましょう。 納付書は放置しない 新年度分の納付書が届いているけど、自分に支払い義務がないからといって、放置してはいけません。なぜなら納付書の支払い期限が過ぎると、延滞金が発生するからです。また売却先に支払い義務があったとしても、納付書が届いていないと、業者側が気づかないケースもあります。納税義務がなくても、納付書が自宅に届いてしまった場合は、売却先に連絡を取り自動車税を支払ってもらいましょう。 自動車税未納だと売却できない 車を売却するには、納税義務がある全年度の自動車税を支払う必要があるため、未納分を解消しなければなりません。納付書を紛失したら、納税事務所で再発行してもらいましょう。軽自動車の納付書を再発行するには、各自治体の窓口で手続きする必要があるので注意してください。 また車の売却時は、納税証明書の提出を求められるケースが多いので、紛失しないよう管理しておきましょう。

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