1972年 ハコスカ L20型エンジン 3連装キャブレターの紹介です。
旧車の定番のキャブレターには、一体どんなメリットがあるのでしょうか?
まず、キャブレターのメリットのひとつは電気を使用しないことです。そのため、バッテリーが上がったとしても押しがけでエンジンをかけることができます。
次に構造が非常です。例えば、構造が複雑なインジェクションの場合は、故障した場合は交換するしかなく、高価な部品代がかかります。その点、構造が単純なキャブレターであれば、洗浄や消耗部品の交換だけで調子を取り戻すことができます。
しかし、セッティングには多くの知識と経験が必要なため、万人向けとはいえません。また、インジェクションに比べて動作が不安定なため、趣味の車と割り切る必要があります。
もちらん、アクセルを踏み込んだ時のダイレクトな感覚や独特の吸気音は、何ものにも代えがたい魅力があります。
[ライター/旧車王編集部]